またまたグールドの何回形を変えて出たかわからないゴルトベルク。今回はリハーサルテイク。今更というのと、練習風景ずっと聞かされて面白いのかというのが混在。しかも腱鞘炎になりそうな分厚い解説書。こういう企画によく付いてくるレコード。グールドもまだ出す物があったのかと一部のファンにだけは喜ばれるだろう。という自分も買って1枚目聴いてみたが同じ繰り返し。チャーリー・パーカーなら3回演奏しても全部違う。クラシックはそういかない。クラシックはリハーサルテイクが成り立たないジャンルとわかっただけ。1枚は対話。英語聞いただけでわかる人でも何回も聴かないだろう。あと何枚も買わされたゴルトベルク。別にそこまで入れないでリハーサルテイクだけを集めて小さなボックスで出せばいいんじゃないか?最近のサージャント・ペパーズでもマイルスでもレコード付けてくるけど、自分たちは持ってるんだ。レコード触ったことない若いやつ向けというのはわかるのだけど。それにしても今ボックス物は安い。今度出るリヒテルのカーネギーホール、他はみんなあるのに12月だけのが欲しくてボックス買うのはもったいないと思うが、13枚組で3千円ちょっとなら1枚買ったと同じと思える。ロストロポーヴィチのチャイコフスキー交響曲全集に管弦楽も入って2千円ちょいなら解説もなにもいらない。楽章またいでも我慢する。ジャズもレコード8枚くらいを4枚に詰め込んでというCDもあるが、ジャズの場合は買う気がしない。手に入らない物が入ってるなら仕方ないけど、そういうのを買うと粗末にしそうで。そこが1枚のアルバムとして完結させるジャズと曲ごとに完結するクラシックの違い。「パーソン・オブ・インタレスト」もファイナルシーズンにやっと突入。筋も派手になった分つまらなくなってきたのでシーズン5が限界だったのか。サラ・シャヒが抜けたのも痛い。長く続いているシリーズものでもどこが面白いのかというのがあるから、アメリカ人とは好みの違いは間違いなくある。サイモンとガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」は日本で大ヒットだったがアメリカではそうでもなかった。ジャズでもそうだが日本はマイナー調がうける。ショッキング・ブルーの「悲しき鉄道員」もそうだ。ハリウッド映画とネオレアリズモ。ヘミングウェイとトーマス・マン。フリージャズもヨーロッパで受け入れられた。アメリカにもウォレス・スティーブンスやジョン・アッシュベリのような知性派もいる。ソール・ベロウもそうか。20世紀アメリカ詩は世界の最先端だったと思うけど、ハリウッド映画観てる人にはわからない。
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