「原子力潜水艦シービュー号」のDVDを注文して一話観たら、つまらなくてあとどうしようと思った。たいてい一話目はパイロット版で面白く作ってあるのだが、これは吹き替えのついたシーズン2からのDVDなので途中からということ。それでもこれはない。昔観なかった理由がこれか。これと違って昔観たドラマ「インベーダー」もDVDになったので買ってみたら、これは引きつけられた。「逃亡者」と同じプロダクションで作って、そういう線を狙ったのか「逃亡者」と同じく主人公が孤軍奮闘するもの。基本的なアイデアはジャック・フィニィの「盗まれた街」だろう。ヒッチコックのテレビドラマでもあったのだが、アメリカの田舎町でよそ者を受けつけないというムードをこのドラマにも感じる。最後、この街には来るなよと保安官がいうセリフ、なんかぞっとする。そういえば「逃亡者」でもそうだった。観光に関係のない小さな街へ行って、何か食べたり飲んだりしようと思って店に入ると地元の人間におまえ誰よという目で見られるのでは、特にアメリカでありそう。アメリカは行ったことないし行くこともないと思うのでわからないが、ロンドン、パリだって日本人歓迎というムードではない。今、半世紀前の日本人と同じことを中国人がやってるのでチャイニーズかと聞かれるし、それはもちろん歓迎するよという意味ではない。ヒトラーの罪は戦争を起こしたことではない、ユダヤ人を虐殺したことだと言われるがーそれならスターリンにも罪あるだろうー地球にあってどんな人種も共存しなければならない。共存するということはお互いに侵略してはならないということ。その裏を返すと違う人間は入ってくるなになるのでは。コロンブスもヒトラーなんかかわいいというくらい原住民を殺しまくっている。カスター将軍も最近まで悲劇の英雄だった。地元では今でも原住民が悪いになっているのだろう。ジョン・レノンのように世界が一つになればいいとか寝ぼけたこといわない。戦争あったほうが少し人口減って世の中のためになる。特に夜、迷惑顧みず大騒音で走ってる奴ら、いなくなっても誰も怒らない。真っ先に死なせてやろう。でも人生自分が思うようにはなかなかいかない。「猿の惑星」の作者は第二次大戦で日本に捕まって、収容所の日本人を猿に見立てて書いたという。さすがフランス人、日本人を見下す。「インベーダー」を観ていてぞっとしたのはインベーダーって誰だろう。移民、有色人種しかいないのではないだろうか。まだ一話しか観てなくて面白かったのだけど、何かダークなものを感じるのだけど。歳を取ると何でも素直に楽しめなくなる。
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