And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

聖職者の夢

2016-10-21 08:38:04 | 日記
飛行機でiPodは聴きづらく静かな曲はまずだめなので聴く曲が限られる。イヤフォンで音楽聴くことは飛行機くらいだから普段家で聴かない曲をたくさん入れるのだが、結局は家で聴かないものは外でも聴かない。くつろぎたいと思うときにシュトックハウゼンやヘビメタ聴こうしないのは当然か。ロリンズも久々聴いた。あらためて「サキソフォン・コロッサス」を聴いて、日本の評論家がなぜこればかりを大絶賛したのかわからない。いいのだが他と同じレベル。今でもジャズ雑誌ではこれを聴けの一番手ではなかろうか。この間は何となくオーネット・コールマンを聴いたらこれがよかった。コールマンはほとんど集めてゴールデンサークルやクロイドンなどよく聴いたのだが、どうも好きになれなかった。そんなによかったかなと帰ってからゴールデンサークル聴き直したら、やはり1曲でたくさんになった。それならiPodにもう少しコールマンを入れて旅行中に聴こうか。もしかしたら他にも家では聴かないけれど外で聴けるのがあるのではないか。ウェーベルンは音が小さすぎる。バルトークはちょっと暗い。しかし両方とも家でよく聴くので入れる必要ない。ブルックナー、マーラーは12時間飛行機に乗っていても聴かないと最初からわかる。昔聴いたクラフトワークを入れてみたが単純ですぐ飽きる。ケージはヘッドフォンで耳を澄まして聴く音楽ではない。レッド・ツェッペリンとか入れてみたがバカに汚染されそうですぐ聴くのをやめた。ジャズボーカルを入れても意外と聴かないものだ。出かけるときは元気の出るものでなければならない。ロックでもシカゴのようにアレンジ、メロディのいいものなら気持ちよくさせる。でもシカゴは中学生の時から聴いていて、いつも好きなので今回のテーマから外れる。普段あまり聴かないノリだけが勝負のジャズ、たとえばアート・ブレイキーだとかカウント・ベイシー。現代音楽ならメシアン、ヘンツェ。名前出しただけで聴かないだろうなと思う。わかったのは空港行くまでのバスだとか飛行機で自分がこれにしようと思いつくのを今考えるのは無駄だということ。ということは堂々巡りのこの文章も無駄だったけれども、せっかく書いたのだからコールマンのことを。ジャズ評論家はオーネット・コールマンは音楽自体よりも出てきたことに意味があると書いていた。確かにアルトサックスはともかく、へたくそなトランペット、ヴァイオリンが出てきたり、12才の息子にドラム叩かせたり、室内楽作っても素人の域を出ない音楽だったり。音楽として偽物という印象を与えられた。いつも安っぽい。でも音楽というのは音楽大学を優秀な成績で卒業した人が最高の音楽を作れるわけではないのだ。何となく馬鹿にしていたコールマンがよく聞こえたのは初めてコールマンの音楽に触れることができたからではないだろうか。

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