And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

服を着たアフロディーテでさえ

2017-10-12 15:26:04 | 日記
「パーソン・オブ・インタレスト」のファイナルシーズンを観終わったけれど複雑な気分。ネタバレになるから詳しく書けないけれど、アメリカドラマにしては珍しいなという感想。「LOST」も似たような感じだったかな。長々と続いているシリーズ物よりずっといいというのは間違いない。だいたい刑事物なんかスタスキーとハッチの頃から変わっていない。どのキャラもうんざりするチャラさ。「シカゴPD」などはまだ軽さがなくて観ていられる。「パーソン・オブ・インタレスト」も後半は話が大きくなりすぎて最初の頃のような面白さはなくなったが、観終わった複雑な気分はなかなか消えない。ロスコー・ミッチェルのアンソニー・ブラクストンとのデュエット、70年代の演奏だけれど音もよく期待してなかった分よかった。ブラクストンは昔から買うだけは買うのだけれど、1度聴いたら5年は聴かないくらいのサイクルだった。改めて2,3枚聴いてみると意外とうるさくない。「タウンホールコンサート」なんかなかなかいいじゃないと40年以上経ってから思う。これは当初日本のみの発売だったから日本のレコード会社にブラクストンがライブテープを売ったのだろう。チック。コリアのサークルもそうだ。デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」レコードの頃からの愛聴盤で聴き過ぎるくらい聴いた。CDになって別テイクが入ったのはいいのだけれど、途中に別テイクを挟むのでいらいらして別テイクの入っていないCDを探したら紙ジャケットでしかも新品を見つけた。レコードの時エヴァンスの「ポートレート・イン・ジャズ」で枯葉のモノラルバージョンをステレオバージョンの後に入れたことがあった。レコードではレアケースだが世界的にそれが定番バージョンになってしまったというのもある。しかもそれは日本でやったこと。ジャズの本場はアメリカではなく日本なんだ。MJQの「ラストコンサート」のように曲を増やして、レコード順を無視して、コンサート演奏順に並べたものもある。それも両方紙ジャケットCDで出たので両方楽しめる。チャーリー・パーカーのダイヤル盤などレコードの時から録音順に並んでいてとても買う気がせず、CDになったら飛ばせるからと買ったけれども逆に通して聴いてしまう。いつでも飛ばせるという安心感とあの頃ならつまらないとしか思えなかったテイク違いがわかるようになったからだろう。「パーソン・オブ・インタレスト」がCSで放映され録画してまた観てるがやはり面白い。特にシーズン2あたりが。何がいいのか考えるとアメリカドラマは筋と関係ない家族や恋人が出てきてそれにうんざりすることがあるが、それが少ないことか。

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