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ロンドンから徒然に

思い出のサンジェルマン

2008-01-27 | 旅・イベント
 パリのホテルで書いています。昨日・今日とこちらで仕事です。
 毎回ホテルで苦労することではあるのですが、昨晩は結局インターネットへの接続が出来ずに更新できませんでした。

 昨日は地下鉄がスムーズに空港に着いたまでは良かったのですが、肝心の飛行機がなかなか出発しません。結局2時間近く遅れての到着です。ロンドン~パリ間なんて、飛行機に乗っている時間自体は40分くらいのものなので、何だかすごく損した気分でした。
 おまけに空港からのタクシーが渋滞に巻き込まれて、のろのろ運転。おかげで仕事のスケジュールが遅れてしまい、夜の8時まで何も口に入れることができませんでした。

 とにもかくにも夕食を済ませ、疲れてはいるものの、このままホテルに帰るのも味気ないので、サンジェルマン・デ・プレまで出かけました。僕の初めてのヨーロッパ体験はパリでした。その時ひとりでぶらぶらと歩いたこの界隈が一番印象に残っています。
 街のシンボル的なロマネスク様式の教会を見上げながら、ベル・エポック時代の面影を残すカフェで恋人たちが語らい、洒落たプチ・ホテルが軒を連ねる横で、センスのいい油絵や彫刻を並べたギャラリーがディスプレイを競います。横道に迷い込むこと自体が楽しくて何時間も飽きずに過ごしました。
 その当時のことを思い出しながら、もう遅い時間で閉まっている画廊を、薄明かりを頼りに歩いて回りました。

 パリは刺激的ですごく好きな街です。でも、いつもどこか感傷的な気分にさせられてしまいます。それに対してロンドンは心をじわじわと温かくさせてくれる街です。
 パリが劇薬成分もある即効薬で(但し副作用あり)、ロンドンは長期で効き目が現れる漢方薬かな(笑)

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