植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

壊れてるからと諦めちゃダメ

2023年03月07日 | 雑感
さて、先日ヤフオクで落札して届いたものが「外付けHDD」であります。
IO-DATAのハードディスクの安い中古品が必要になったのです。自分で使用しているPCは3台ありますが、それぞれ用途が違っています。10年以上に渡って集めたり作成したり、バックアップしたりしているデータが膨大にあります。中身は「画像・音楽・動画・映画」等でありますが、詳細はここでは割愛いたします(笑)。

そんなバックアップに重宝なのが外付けのHDDですが、その中の一つの電源が入らないのに気づきました。恐らく半年くらい利用していないもので、ずっとPCからは配線も外れていました。あまり中を見る必要性が無かったのでもはや不要といえばそれまで、しかし、せっかく長期にわたってストックしていた映画などが失われるのはやはり残念なのです。

外付けHDDが壊れているのは、ハードデスクそのものが、電磁的あるいは物理的衝撃でクラッシュしたか、電源・配線が切れているか、基盤がいかれたかのいずれかであります。ワタシの経験では、ディスクがクラッシュしたのではなく、基盤などに不具合や破損があって起動しない可能性が高いと思ったのです。そこで、ヤフオクで同型のジャンクもののHDDを入手して、試しにHDDを入れ替えてみることにいたしました。モノは「IO-DATAの2TB(テラバイト) HDCA-u2」でありました。当該商品のシリーズはこの品物は2014年に生産終了しております。

ネットで調べれば未使用の製品は相当古くても見つかりますが、新品で15千円前後で販売されていた時代遅れのHDDを購入し、分解して、わざわざ自分が長く使ってきたディスクと交換するのは愚の骨頂でありましょう。HDD本体がいかれているかどうかをチェックするのが主目的なのですから。

そこでヤフオクで「動作未確認」の単品が1580円、保険として(笑)「IO-DATAのハードディスク5台 部品調達用にどうぞ」というジャンク品で、いずれも配線・ACアダプターもありません。これは5,750円で落札しました。

計6個のHDDが届いたので、取り急ぎ電源ランプがつくかだけをチェックしたところ、2台がアウトでした。これは想定内でありますな。前述のように電源が付かない、PCにつないでも認識しないだけでは、どこが故障したかは不明なのでいずれ分解しHDDのみ取り出します。これに何かデータが残されている可能性も大きいのです。もしパソコンのメカニズムをご存じない、PCのハードについての知識が少ない一般人ならば、HDDに電源が入らず壊れた、と思って、そのまま廃棄に出す確率が高いのです。壊れているのでどうせ誰も中身を見ることもない、と思うからです。

しかし、HDD自体は古くても無傷である場合が多いのでディスクを抜き取って中身を見られることもある、ということを肝に銘じることが必要です。

そうして、ほぼ同じ時期の同型のモデル、容量が2TBと1TBの2種があって2TBの電源が点くものをさっそく分解しました。同時に、壊れて動かない自分の外付けHDDの、ディスク本体を取り外してつけ直したのです。すると、予想通り作動しました。ワタシがそれまでにため込んだ2TB近いデータがそっくり残っていました。これをそのまま組み立て戻して以前のように使用してもいいのですが、10年以上前に販売され「部品取り」程度のジャンクで出品されていた代物なので、明日クラッシュしても不思議がありません。無事だったワタシの元データを記録したディスクだって意味は同じです。

とりあえずPC本体に移し替え返した後すべてのデータを消去・初期化しました。これにて一件落着であります。
しかし、それ以外にも問題発生。隣のメインのPCが様子が急におかしくなったのです。このブログを書く作業をしているもので、一番新しいスペックであります。画面が断続的に真っ暗になったと思ったらディスプレーの色表示が緑のシャドーが出たりしました。そして、直後急に真っ暗になったと思ったら操作不能に陥ったのです。

今回のHDD交換の作業過程で、こちらにUSBで繋いでいる機器を動かしたりゆすったり、「得体のしれないジャンクのHDD」を繋いで中身を確認しているので大変な負荷がかかったのかもしれません。実際、複数のHDDの中の二つは、ほぼ満杯にデータが残っていたのです。

その保存されていた内容は、一つは大手建設会社の事業データでありました。様々なファイルは読み取りできましたよ。いいのかしら? もう一つは「オタク」ぽいアイドルかAV女優の動画ばかりでありました。何人かの名前は見覚えがありましたが、恐らくこちらも十年以上前のお嬢さん方でしょう。コーデックやファイル形式の互換性が無かったのか、どれも再生は不能でした。ちょっと興味はありましたが、前の所有者が読み取りできないように細工をしたのかもしれません。また、壊れたから廃棄したのかも。これらも躊躇なく消去しワタシのPCに適合するようフォーマット初期化をいたしました。

そんなわけで半日がかりで自分の外付けハードディスクのデータを復元・救出し所期の目的は達成できたのです。計算上はコストが8千円弱。しかし、まだ5個残っているので、これをデータ保存用に活用すれば最大7TB分の容量が確保できます。また、作動しない二つのHDDに何の情報が隠れているかを調べる愉しみもあって、お安い投資であります。

壊れているからと捨てるのは、いろいろな意味でダメ・禁物なのであります。

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