植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ベリーグッドなベリーを育てる

2022年05月22日 | 植物
間もなく入梅でしょうか。アジサイが咲き始めました。
この時期、園芸や果樹を栽培するものにとっては毎朝が楽しみであります。柑橘を始め、ブドウやリンゴ、柿、すももなどの果樹をたくさん植えておりますが、そこらの隙間や隅っこに、ついでに栽培するのがベリー類であります。

ベリーは、ベリー科というような特定の種・科があるわけではなく、バラ科のものが大半で、草木・低木に可食の小さな果実をつける植物の総称です。皮をむき割って食べると言った大きな果実は無く、市場に出回るのはイチゴ(ストロベリー)とブルーベリーくらいです。

ワタシの果実栽培は全くの個人用で販売を目的としておりませんから、食べたい果実を少しづつ植えて育てるだけのこと、強い農薬も使わず品質や形状に拘ることも無いので呑気なものです。それでも5月になると、それらベリー類が次々に食べられるようになり、ちょっとつまんでそのまま食べるおやつ代わりになる、とうのがひそかな楽しみなのです。

まずはいちご。屋上のプランター4つに植えて、あとは伸び放題ほったらかし。10年ほど前はイチゴ栽培に情熱を傾けましたが、なかなか難しくナメクジやからすに食べられることが多かったのです。屋上の花壇のあいた所に二三の苗を植えておいたらいつの間にか収穫が出来るようになりました。形はいびつでも、甘さや酸味が強くて香りがよく、店売りのものよりはるかにイチゴらしい味がします。なめくじ殺虫剤だけは必須です。


これは桑の木、マルベリーです。木が大きくなるので毎年の強剪定が欠かせません。血糖値対策にもってこいで、生食の他マルベリージャムにします。ムクドリが粗しに来ております。

次はクサイチゴ、さわやかな酸味と優しい甘みで大好物です。6年がかりで増やし大量に食べられるようになりました。ケーキ屋さんにも分けてあげております。

なつぐみ、子供の頃野生の茱萸を食べていました。渋いのですが甘みも強くノスタルジックな気持ちになります。

ジューンベリーは、濃い紫になると食べごろ、庭木としても美しいのです。食感・風味が独特ですね。

これから実をつけるブラックベリー、強勢繁茂のつる性植物で、伸びすぎて処分したのですが残党が大きく育っています。甘味は少なく食べ頃が1日限定、早ければすっぱく、遅れれば発酵したようなぐずぐずの味になります。


ご存じブルーベリーがようやく色づいてきました。3系統ある品種を混植すると収量が増えるようですが、勿論1本でもなります。アントシアニンたっぷりで目に良いのです。少しずつ時期がずれて、次々に甘くて美味しい木の実を口にするのが、ささやかなワタシへのご褒美・ベリーグッドであります。

最後はべりーではないブドウの花、今日明日にも摘蕾し整形しなければなりません。そしてすぐにジベレリン処理で種なしにします。

その前に町内の一斉清掃、あぁ忙しい。

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