植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

腑に落ちない話

2019年12月07日 | 時事
 もう旧聞に属する話でありますが、3年ほど前、甘利元大臣が、都市再生機構(UR)と業者との口利きや金銭授受疑惑があって、大臣を辞職したことがありました。その後は、なんら「説明責任」を果たすこと無く、「睡眠障害」という診断書を提出して半年ばかり国会を休んだことがありました。ふーん、よく寝れないのか。そらそうです、悪事を働いて世の中でバッシングされ、ヘタすると逮捕されるのですから寝つきが悪くなろうというもの。それが公休の理由になるのでしょうか。

 最近では、河井克行法務大臣や菅原一秀経済産業大臣が辞任しました。河井さんは、夫婦で国会議員、奥様とともに公職選挙法違反の疑いがあって登院しなくなっているようです。聞けば奥さんは「適応障害」という病気だそうです。そういえば、女性議員は上西百合子さんが仮病で国会を休み温泉旅行したとか、豊田真由子さんがパワハラで問責されたとたん入院しました。病名はうつ病とか言われましたが、正確には「詐病」というのでしょうか。そういえば、丸山某という、野犬クレージー議員も、散々騒がせて問責決議食らったら「適応障害」になったそうです、何食わぬ顔して党を鞍替え、周囲の批判ものともせず、自分の不始末を棚に上げてあたりかまわず噛みついていますね。きゃんきゃん吠えて、自分のへ理屈ばかり主張する税金の無駄遣いの最たるものでありますな。
 なんでこういう輩が跋扈できるのでしょうか。仮病使って会社休んだら、クビになるのが世間の常識。ましてや給料もボーナスも普通に支払われるなんて納税者にとっては腑に落ちない話です。

 早い話、議員数が多すぎるのです。今の3割くらいでも多いか。なんの矜持も実績・知見もない素人が、たまたま所属する政党の名簿に名前が載って、得票が多かっただけの、にわか議員が多すぎるのですよ。元芸能人も、自分で発言できない障がい者、親代々続く世襲議員など要らないのです。弱者・困窮者でなければその問題が解決できないなんて理屈は詭弁です。そんなことしたら、世の中の生活保護・シングルマザー・病人などを議員にしなければいけなくなりますな。
 そのために、議員には高い政務調査費が支給されているのです。議員も役人も、やれ視察とか出張とか行っていますが、物見遊山でしょうよ。
 財政ひっ迫で、増税し巨額の国債を発行しているのに、議員定数を増やし、そして不良議員や国辱議員の罷免もできない国会はおかしいのです。

 裁判所でも、裁判員裁判で「死刑」無期懲役」の判決を、上級審で差戻・破棄が目立ちます。東名高速の煽り運転の裁判では「地裁の公判前整理手続に不備があり、不意打ちだった」という理由で再審理ですってよ。一年も前から手続きをして、また一からやり直せという裁判官の判断がわかりません。同じ裁判所の不始末でしょう。高裁で、その足りない部分を審理すれば済むのですよ。そのための上級審です。こういういい加減で無責任な判決には怒りを覚えますね。

 神奈川県庁から廃棄予定のPCが入札され、手に入れた素人が、HDDのデータを復元したら行政情報がいっぱい出てきたそうであります。県は、廃棄委託先で盗難にあったので被害者であるという態度です。ワタシですら、PCを廃棄するときは、データを消去・初期化し、HDDを外して金づちで壊します。そうしないと復元する可能性があるというのは常識なのです。県の廃棄処理は随分テキトーだと思います。
 ところが、官房長官は「データは復元できないと聞いている」「行政文書には当たらないと聞いている」だそうです。わかりませんね。復元できますよ。
 この方は、大震災の後の民主政権に「行政情報はなんでも保存すべきだ」と主張していました。「復元できない」のは貴方の頭の中身でしょうか。
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« たかがサプリと一括りに出来... | トップ | 寒さの効用(紅葉) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事