マイナンバーカードとブレインフォッグ

ワタシの情報源はほとんどが「スマホ」のニュースサイトであります。これに加えて家内からのアングラ情報が頼りであります。既にして４，５年前から新聞の購読も止めてしまいました。

家内は、隣人や犬友との会話の中から様々な情報交換を通じ、ご近所の内輪話やら町内で起きている様々な事件や人間模様をリサーチしているのです。さらに、ワタシとは違ってスマホの「掲示板」閲覧が布団の中で行われております。なかでも２Chという知る人ぞ知る、根拠も真贋も不明な掲示板を好んで見ているようであります。

先の「マイナンバーカード」でも、旗振り役河野太郎デジタル大臣のおひざ元である「平塚市」で《市民の不安感に配慮して》、マイナ公金受取口座の利用を取りやめたという報道がありました。すると２Chでは、平塚市の職員は日本で一番無能とか、馬鹿なので新庁舎を建設した時1階にトイレを作り忘れたとか、なんとか書き込みがあったそうです。そこまでひどくはないと思いますが(笑)

それでなくても、最近マイナンバーカードに登録ミスや、別の写真の貼り付け、他人口座への紐付け、別人の個人情報が閲覧できる、など欠陥や運用上のずさんさが取りざたされております。

ワタシの尊敬する老ブロガー（失礼）けんすけさんのブログバカな男の独り言・・『良気三昧』

こちらの引用記事では、マイナカードを返してきた、という方のブログが紹介されていました。かっこいいです！　「マイナンバーカードを返戻」がトレンド入りすればいいのに、ワタシも返しに行ってこようか、と思ったりしております。

さて、それはそれとして

家内の情報から「ブレインフォッグ」なる言葉を初めて知りました。彼女は、「お父さん（ワタシ）は、コロナに罹ったんだよ。それで後遺症が出ているのがブレインフォッグなんだよ」と言うのです。

このところ、記憶力が減衰している、家内の言葉に生返事である、しっかりとしゃべらない、といったワタシの状態を気にしていたようであります。

調べてみると、ブレインフォッグ＝頭の霧、はなんとなく頭の中がすっきりしない、もやがかかっているようだ、というような状態で、①記憶障害　②集中力欠如　③思考力の低下　④物忘れが多くなり認知障害になっている　⑤瞬間的に適切な語彙が出てこない　といった症状が出るが、医学的には確立した病気ではない、とされているようです。

最近のコロナは致死性は低いものの、味覚障害・匂いを感じない、疲れやすい、息切れするなど様々な後遺症があることが分かっていますが、その中に前述の「ブレインフォッグ」症状も含まれるというのです。

しかし、それは例えば「老化」や睡眠障害・うつ病・適応障害など精神疾患などにも共通する症状なので、一概にコロナを原因と出来ないのです。

実際問題、このブログを書いていても、適当な表現がパッと思いつかなくなりました（ン、これは今に始まったことではないか笑）。ワタシは歳相応・人並みに順調に老化が進んでおりますので、物忘れが多くなり記憶もあやふやになりました。眠りが浅く夜中に何度も目が覚めて、しかも4時半起きなので慢性的な睡眠不足でもあります。ここ数か月は軽い鬱症状で、クリニックから精神安定剤を処方してもらっておりますから、ワタシのブレインフォッグは何が原因かは現段階では不明であります、というより老化・うつ・睡眠障害などが、全部当てはまって、複合的に作用しているというのが正しいのかもしれません。

コロナに関して言えば、自分が罹ったことはないとは断言できません。今や正規に認知されているだけで日本人の1/3が感染したことがあると公表されています。病院に行かない・検査を受けなかった・無症状だった、という人たちを入れたら日本人の半分以上がコロナになっているかもしれませんね。

自分自身、発熱した、という感覚は記憶にある限りでは一度もありません。咳も頭痛もなし、肺炎につながるような症状には全く心当たりもありません。しかし、ワタシが覚えていないだけかも(笑)。

あれだけ頭脳明晰で理知的、汲めども尽きない泉のように次々に言葉が浮かんできたワタシ(爆)が、最近気の利いた言葉が出てこない、人の名前や植物の名前がすっと思い出せないことがとみに増えてきました。これは「ぼけてきた」のではなくコロナの後遺症だった、ことにしておいた方がいいかもしれませんね。新型コロナ後遺症患者の40%近くにその現象がみられるという研究結果もあるようです。

少なくとも家内は、最近のワタシの言動をみて、この亭主がいよいよ始まったか？＝つまり老人性の認知症やら老人性うつ病、などの家族に迷惑がかかる病気の発現か、と本気で心配しているようなのです。最近、意識混濁・記憶障害・ちょっとしたことで大きな声を出す、といったことが続いたのです。

まだ67歳という年齢で、もし認知症が始まり、進行すれば暴れたりたれ流したりするようになったら、家内にとっては大変な生活が始まるのです。コロナの後遺症ならまだマシかも、と彼女が考えているのは至極当然でありましょう。