植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

生まれて初めて鼻に管を通す

2024年01月16日 | 健康
1年前の記事がメールで届きます。そういう設定になっているのでワタシから頼んだ訳ではありません。しかし、今読んでみるとなかなか興味深い内容であります(これを自画自賛と言います笑)
あの頃はまだ、ワタシが元気で気力が充実していたんでしょう。
丸一年の後に、自分がこれだけ疲弊し、病気を抱え気力体力、味覚、嗅覚、性欲等々・・・あらゆるものが衰えて機能不全になるとは想像も出来ませんでした。

今のワタシは「オヤジ、大丈夫か?」と子供たちから心配され、ワタシの事を日々見ている家内は、かかりつけの病院のドクターに薬を貰いに行って「最近のお父さんはだいぶ変なんです」と相談しているようです。

一番心配しているのは誰あろうこのワタシ自身であります。1年前に比べたら体調には雲泥の差があって、今現在、波のように寄せては引いていく気持ち悪さや不安・不愉快さに苦しんでおります。

毎週、小田原からマッサージのオジサンに来てもらい、90分ほぐしてもらっております。生来の体の硬さに加え、姿勢が悪く座り仕事・書き仕事が多く数十年間の肩こりと腰痛に悩まされていて、恐らく30歳ころから、ほぼ絶えることなく約40年間マッサージさんのお世話になっております。
それでは不十分で、十数年前、友人(金融機関勤務時代の後輩)I君が鍼灸師を始めて以来、毎月鍼を打ってもらうようになりました。

I君は、誰でも知っている超一流大学T大を卒業し、将来の役員候補、1千万円以上の年収というポジションをあっさり投げ捨てて、鍼の道に進んだ変わり者であります。彼の新入行員からの付き合いは途絶えることなく40年になりました。子供のいない彼とその奥さんは、もはや家族同然で、愚兄賢弟そのものであります。

さてその彼と細君が、いつものように昨夜やってきました。治療前に食べる夕食の定番は和牛のステーキかすき焼き。ワタシ達夫婦も、彼らが来るとき以外はそんなご馳走にありつけないので、一か月に一度の愉しみと言っていいでしょう。

でワタシの鍼治療と家内のマッサージで2時間ちょっとを費やしますが、その間はI夫婦とワタシら夫婦が、お互いに愚痴を言い合い、悩みを聞きあい、ある時は相互にセラピーを行う、といった按配です。彼らも、ただ施術してお金を貰う以上にワタシの所で過ごす時間が有用なのではないかと思うのです。

そして、かのI先生が最後に取り出したのが「水素吸引機」というものでありました。



彼は、ワタシがここ数か月睡眠障害や鬱に苦しんでいるのを見かねて、水素吸引を提案してきたのです。その効能は知りません、しりませんが、彼は賢弟であちこちから講演の依頼が来るようなインテリでもあります。四の五の言わず言うとおりにすれば悪いようにはなりません。
鼻に管二本を差し込み、精製水を入れた機械のスイッチを押すだけのことなので、愚兄でも出来ます。彼によれば「睡眠の質を向上させる効果が期待できる。これを1日20時間吸引していた患者さ、癌が消失した事例もある」そうです。

仰向けに寝て、鼻に管を通され、そばには電気を使う鍼治療機があって何本も電線が絡んでいるので、それをみた家内は大笑い、即座に写真に収めました。今まで偉そうに自分をこき使ってきた亭主が、ついに「発作か倒れたかして重病人になった」という風情になったのです。これを見逃す手はないと写メをお隣さんに送ってました。ワタシも、当然ながらピースサインなどを出さず、口を半開きにして苦悶の表情を浮かべるという演技をいたしましたよ。

ただ、これを家族ラインに載せるとさすがに刺激が強すぎてシャレになりません。見苦しい写真なのでこのブログにも載せませんが、実は見せたくてうずうずいたしております(笑)。

肝心の水素吸入は、騙されたと思ってしばらく使ってみようと思います。家内によれば「活性酸素を排除して若返りが期待できる」のだそうです。彼はワタシの健康を心配してこの器具を置いていったのですから。

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