植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

嵐が去って その被害を調べてみた

2023年06月04日 | 植物
丸々二日間、大型台風の風雨にさらされました。当地平塚はましな方で、日本各地特に内陸の河川で氾濫が多発したようです。

ワタシの方では、被害はそこそこにありました。枇杷の実は20個ほど落果しましたが、すでに大半は収穫しみんなのお腹に入っているので損害軽微であります。落ちても食べられそうなものは拾って洗って食しました。

ナスの苗二本とも倒れておりましたが、折れたわけではなくて根が持ち上がって横倒しなので支柱を立てて固定すれば元に戻りました。すでにキャベツやニンニク、ジャガイモは台風を見越して収穫しておりました。


「ボカシ肥料」は1週間ほど前に仕込んで、順調に発酵して8割がた出来ていたのです。数日前からだいぶ匂っていたのは混ぜ方が不十分で、部分的に水が溜まり腐敗したせいでありました。台風の雨でせっかくできかけた発酵肥料が台無し・水浸しになるのを心配し、庇がある屋外に置いてビニールなどをかけて重しをしておいたのです。


しかし、あれだけ降ればどこかから水がしみて来て、肥料つくりのプラ舟の内部に相当侵入したのです。昨日は完全に水浸しの部分は除いて畑に撒きました。不完全ながら発酵した有機材なので肥料として十分使えますが、このままだと腐敗が進み虫が湧くのです。取っておいた米ぬかと油粕を足して、発酵促進剤を追加しました。今朝は、発酵熱が出て温かくなってどうやら再発酵したようです。水気が禁物なのです。

屋上も、被害はありました。十数個のメダカプールのうち容器の上部に水抜き用の穴をあけてあるのは数個、あとは溢れてしまいます。それで、台風に備えてそれぞれにいろんな蓋(ガーデンパレット・風呂おけのフタなど)を被せておきました。昨日点検したら稚魚専用容器が二つ満々と水を湛えていたので、恐らくはだいぶ旅立ったのだと思います。成魚用の容器も風で蓋が動いたりしものもあっていくつかは越水していたようです。少なくとも二匹の変わり果てた姿を発見しました(´;ω;`)ウッ…


屋上の小玉スイカ、地植えした大玉スイカもビニールで覆いをしていてなんとか無事のようであります。もっとも、園芸店で買うスイカの苗は、少々高くても「接ぎ木苗」で、カボチャやとうがんなどの丈夫な台木に継いであります。播種苗なら一発で根が窒息するような雨でも持ちこたえるのです。


一方鉢植えにしているミニトマトは数個のトマトが色づいていたのですが、残念ながら「裂果」しておりました。最近のトマトは柔らかく皮が薄いのが好まれるのですが、根のまわりの水分過多で内部圧力が高まって皮が破れるのです。

それでも倒れた鉢物も3個で済んだし、全体としたら、損害軽微であったと記しておきましょう。悪いことばかりではありません。マイガーデン全体で70坪ほどあるのです。そこに地面に沁み込む以上で地表に水たまりができるほど大量の甘えが降ったのですから、多くの植物は大変喜んでいるのです。特に今の時期は気温が上がり果樹などは成長期です。

また、桃の葉っぱやグミに集ったアブラムシやバラなどのカイガラムシなどに部分的に散布した殺虫剤やフマキラーも雨が洗い流してくれました。虫が死んだ後には、殺虫剤の毒性が無いほうがいいのですから。

被害と言えば、ご近所さんでえらいことになっていました。
堅牢頑丈なはずの駐車場のブロック塀が無残な大穴が空きました。無論これは台風ではありません。70歳代のお年寄りが運転する車がアクセルを踏んで突き破ったのだとか。幸いその前に駐車していた車には被害もなく、運転していたお年寄りも無事だったのですが、どうやら以前からヨタヨタ歩いている認知気味の方だったそうです。自分の車(お約束のお年寄り車 プリウス笑)と塀の修復費用は相当な金額になるでしょうね。

天災も怖いが人災も怖いものなのです

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