植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ドラフトもサッカーもこだわりが必要かなぁ

2023年10月27日 | スポーツ
昨日は今月2回目のゴルフでありました。若いころシングルを目指し猛練習を続けた結果、腰を痛めて以来、ほとんど練習場に行くことも止めて、楽しむだけのゴルフとなりました。さほどスコアに拘泥することも無く、緊張感・真剣身も無くいわゆるアベレージゴルファーというところです。
最近では、年齢と多忙から、ゴルフに対する優先順位は下がってきて、月に1度やれば良かろうと言った次第であります。ただし、一つだけ拘っているのが、カートに乗らずひたすらコースを歩いて回る、であります。

定年後、運動不足、高血圧・高血糖などを指摘され、かかりつけ医からジョギングやウオーキングを勧められましたが、ジョギングでは足の筋肉の肉離れや背中の筋肉を痛めるということが続きました。また、ウオーキングは時間がもったいないし、知り合いに出くわすのが嫌なのです。

そんなわけで、月一とはいえ貴重な歩きのゴルフで、一日2万歩を達成して、適度な疲労もありスコアに関係なく満足しております。ただししつこく言いますが、忙しいのでゆっくりお風呂に浸かったりはしません。ホールアウトしたらすぐさまプレー代を清算して一目散にゴルフ場をあとにします。途中で地元養鶏場直売の卵の販売店があるのでお土産として地鶏の卵に拘って買うのは忘れませんが。

帰宅後には、今度は頼まれていた篆刻印の仕上げが待っています。印三つを彫り、丹念に補刻をしたら側款を入れ、印箋に押捺してワタシの名前などを書いた紙と一緒に郵送します。お金は頂戴しません。見ず知らずの人に「書道チャット」を通じて知り合い依頼されるのです。もうそんな人が20名以上になりました。赤の他人でいまだに電話で会話したことも無い人が大半ですが、グループlineでいまでに仲良く情報交換しております。「縁」を自分で作って手繰り寄せる、そんな事が篆刻の愉しみの一つになっています。

で、昨日のメインが「プロ野球ドラフト会議」でありました。
このブログで幾度も触れていますが、我が巨人軍が近年弱くなり優勝できなくなったその根源になっているのが「ドラフトの失敗」であります。
即戦力に拘るあまり、目先で活躍しそうな大学・社会人のトップクラスの指名をする ②競合してくじ引きで外す(11連敗?位しました)③伸びしろのある高校生に目がいかずスカウティングがおざなり、などであります。

即戦力という22歳以上の選手(特に投手)はだいたいその選手のピークに差し掛かっています、いくらか投球術や新しく変化球を覚えたりはしますが、体がすでに出来上がっていて、球速が更に伸びることは稀であります。一方で、専門のフィジカルコーチが付いていないアマチュア野球で、チーム事情から酷使して肩を痛めていることも多いのです。

巨人が即戦力として獲得した大学・社会人は、特A級の選手指名しては競合し、ずっとくじで外しているので取れていませんでした。一方ポテンシャルの大きい未完の高校生を軽視してきたために、いまだに下から有望な高校卒投手が出てきません。3,4年のじっくりした育成を前提にすれば将来のエースが沢山いるはずなのです。その証拠に2018年に6位という下位指名でとった「戸郷翔征」はこの3年で巨人の実質的なエースになりました。

阿部新監督になって、ドラフト戦略をどうするか期待してみていましたが、見事に裏切られました。5名の支配下選手の指名は全員大社だけ。「優勝していないので即戦力を重視した」と水野コーチが述べていましたが、ここ何年も即戦力に偏った補強をしています。過去10年で高卒選手のドライチは岡本・堀田賢慎 そして昨年の浅野翔吾の3人だけ。ドラ2では10年でたった二人です。
選手層の厚みが弱まり弱体化した巨人はここ3年優勝を逃しています。「即戦力」に拘った結果と言っていいのです。 救いは競合したドライチ「西舘勇陽」の当たりくじを引いたことでしょうか。前、原監督が「東海大学関連」の選手を優先したごとく、今度が中央大学出身の阿部監督で、同大の西舘を指名したのはあまりいい印象はありませんが。 


そして、昨年のドラフトで浅野以外の大社選手、萩尾匡也、田中千晴、門脇誠、船迫大雅がそこそこ活躍したので、味をしめたとみています。でも優勝もしていないし、門脇がレギュラーとなっただけです。スカウトや編成が馬鹿なのですよ。 

ワタシが採点するなら、今回のドラフトは巨人はせいぜい50点、バランスが悪く手っ取り早い年嵩の社会人ばかり、支配下はたった5人です。
将来を見据えた高校生は育成のみ。しかもさほど期待できそうな選手はいません。
何年か先を見据えて将来活躍する逸材を発掘し、ファームできっちり育てることに拘るようでなければ強いチームにはならないと思います。来年も優勝は無理でしょうね。

そのドラフト会議の中継が終わる前に、今度はなでしこジャパンの公式試合がありました。今回はオリンピックのアジア二次予選の初戦です。アジアからは2か国だけが出場枠が用意されています。まぁアジアでは断トツの実力がある日本ですから、落選の憂き目にあう懸念はありません。
 
前回のワールドカップの時は女子W杯のテレビ放映が無いという、ありえない事態になりました。今回は放映権が安かったのでしょう。カザフスタンでほとんど無観客状態のインド戦でありました。
芝生がぼこぼこで整備されていないのでボールのバウンドが不規則に跳ねるし、観客がいないのでなんとなく練習試合の雰囲気でありました。本来のなでしこのレギュラーメンバーの半分くらいしか出ていないせいもあって、前半1点に終わり、なんとも緊張感のないだらけた試合に見えました。目についたのがコナーキックで、ニアサイドへ蹴ることへの拘りでありました。ほとんどがワタシのお気に入りの「猶本光ちゃん」、彼女は低いライナー性のコーナーキックをひたすら手前の選手の頭に合わせることに拘っているようでした。前に行っている選手の頭にすらせてシュートや次の攻撃に繋げる練習をしていたように見えました。

それでも、後半は監督が的確な指示とはっぱをかけたのでしょう。遠藤やら長野などの主力を投入し、サイドチェンジやフォーメーションを変えた采配が的中し後半は6点を奪いました。収穫はサンフレッチェから初召集された中嶋淑乃選手、足元の細かい技術が卓越していて、ドリブルに拘っているストライカー・ドリブラーであります。彼女はパスを選ばす、あえて密集の中でもドリブルに拘ってプレーしていました。こうでなくっちゃ。男子で言えばあの「三苫薫」を彷彿とさせる選手で、新しい攻撃のオプションになれそうですね。

そんなわけで本日のお題はスポーツでこだわることに拘ってみました。

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