植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

性懲りもなく バニラを目的もなく育てる

2020年05月22日 | 植物
 梅雨の走りだか、すでに入梅なのか、まさにはっきりしないお天気。昨日はゴルフ場に到着しながら、10度という低温と降り始めた小糠雨に、急遽中止したのです。普段なら、ここまで来たらと腹をくくってプレーをするところなのですが、万一風邪をひいた時がとても厄介になるので自重したというところです。今時分風邪の症状はコロナと疑われ、自分も家族も余計な心配をすることになります。うっかり風邪もひけません、しゃれにならん、病院などはよほどのことが無ければ敬遠すべき状況下です。

 それで、外仕事もままならず、思い出したように室内・廊下に置いている鉢物をじっくり手入れすることにいたしました。なにせ、千種を超える植物と千匹近いメダカを育て書道・絵画までも精励している身なので、あれやこれやが中途半端・おろそかになるのです。

 ほぼ一年前、「バニラ」を枯らした話をこのブログに上げております。ツル性のラン科の植物で、勿論バニラビーンズを収穫できるものであります。相当生長しないと開花せず(20mくらいは伸びていくそうです)、熱帯性なので大きな温室がないとそこまで育てるのは困難で、国内でのビーンズの採取はほぼ不可能な話なのです。
 だがしかし、なんとなくバニラ栽培をしております。で、昨年は根腐れで本体を枯らし、挿し木していた株が生き残っておりました。その時、追加で挿し木もいたしました。これも、なんとなく絶やすのが嫌という理由でしたな。
 枯らさない程度に水苔に水やりしながら1年間経過したのです。で、ひょいとみたら、無いのですよ茎が、鉢の中に見当たらないのです。まぁた、根を枯らしたのです。水不足か根腐れかはわかりませんが、このバニラは、根なしの空中植物化していたわけですね。
これです。
 なんとなく、葉色が薄いなぁ、とか途中から気根が増えて伸びてるなぁと思っておりました。しかしまさか根も茎もないとは!。この子は、養い親(ワタシ)の育児放棄にもかかわらず、必死に空中から水分を取って健気に永らえていたのです。ワタシは、そうとは知らず、何も生えていない水苔の用土の鉢に水やりしていたのです。そばに加湿器を置いて、毎日ミストが当たっていたので枯れずに済んだのでしょう。可哀そうに。とりあえず伸びた気根を水苔に押し込んでおきましたが。挿し木苗の方は、3鉢が根付いてある程度育っております。
差し当っては、やはり目的無く枯らさず育てるとしておきましょう。

 次に目に付いたのが、ハッカクレン(八角蓮)です。強い日当たりが苦手、凍結するような寒さも強い風にも弱い、それでいて水分と肥料を欲しがり、やたらと大きくなるというなかなか我儘なしろもの、千と千尋の神隠しに出てくる「坊」(湯婆婆の息子)みたいです。昨年3本のミニミニ苗を求めて、これだけを盆栽バチに植えていたのが今年大きく若葉を広げてきました。

観葉植物と言えなくもないのですが、いかにもアンバランスであります。これはこの傘のような葉っぱの下に深紅の可憐な花を咲かせるので、そのためにも鉢増しをしないとなりません。あまり大きくなると室内に置けなくなるし、かといって雨ざらしにすると葉が傷むのです。悩ましいのです。

 さて、もう一つ。「メセン」であります。浮気なワタシは、ハオルチアの栽培に飽き足らず、メセンを育てようと思って、ヤフオクでお取り寄せしたら、届いたのがメセン類ミックスの「種」でした。メセンを一鉢も持っていない人間が、いきなり60粒の種から育てる(実生)という羽目にになりました。
 やむなく、消毒したオリジナルの用土(赤玉土・鹿沼土・日向土・ピートモス・燻炭をブレンド)に、市販されている「多肉植物用の培養土」をまぜて、しっかり水をかけたところに、5/12に種まきしました。以後は、朝晩霧吹きで乾燥しないようシリンジ。
 今朝の様子がこれです。

これで、もう少し育ってくれば小さな鉢に分けるとして、親指ほどに育つのに一体どれだけの歳月が必要なのか、怖くて調べる気も起きません。

 洋ランは、枯れこんだ葉やバルブを除き、終わった花茎を切り、花に付くアブラムシを駆除したりと、やり始めるときりがありません。雨の日も満更悪くはないのです。

 さて、どうやら今日は雨は心配なさそう。
 シャインマスカットの花蕾整理・剪定をしないとなりません。これがとても重要な作業なのです。ついた花蕾を30個以内まで減らし、それぞれの蕾の先端4㎝だけを残して、枝分かれした蕾を小さなはさみで落としていくという根気のいる作業です。 どんどん伸びるツルの枝先は切って、栄養がブドウにいくようにします。一房当たり25粒を目安にし、一枝一房に減らし、ジベレリン処理して大粒・種なしにするようするのですね。  

 いままでうまくいった試しは無いのですが・・・・今年こそ
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 検察庁も、被害者面している... | トップ | コロナ感染は収まったの? ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

植物」カテゴリの最新記事