ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

与茂九郎1号池

2016-10-06 13:23:34 | 富山県
2016年9月25日 与茂九郎1号池
 
与茂九郎1号池は富山県高岡市太田にある灌漑・防災目的のアースダムです。
もとは与茂九郎池という溜池でしたが1993年(平成5年)に富山県の防災事業で改修を行い堤体が24.3メートルに嵩上げされ河川法上のダムとなりました。
現在は高岡市土地改良区が管理を行っています。
 
残念ながらダムの敷地は立ち入り禁止。
 
立入禁止なのに中部北陸自然歩道になっています。
ハイキングなら問題ないんでしょうか?
 
堤体は刈り払われきれいに整備されています。
 
ズームにしても上は見えません。笑
 
ダムへの道は中部北陸自然歩道になっておりダムへの道標も建てられていますが、管理する土地改良区の立入禁止警告に従って今回は入り口での写真にとどめました。
天端からは海が見えるという情報もあるので、見学できる機会があればぜひ訪問してみたいのですが・・・。
 
3630 与茂九郎1号池(0627)
富山県高岡市太田
河道外水系
FA
24.3メートル
113メートル
高岡市土地改良区
1993年
◎海が見えるダム

桑ノ院池

2016-10-06 13:20:29 | 富山県
2016年9月25日 桑ノ院池
 
桑ノ院池は富山県氷見市桑院にある灌漑用アースダムで、戦時中の1942年(昭和17年)に富山県の上庄川沿岸用水補給事業により着工され、1953年(昭和28年)に完成しました。
現在は氷見市土地改良区が管理を行っています。
 
国道415号から県道64号を南下、桑院地区で県道362号に入ると桑ノ院池が見えてきます。
時節柄、下流面は草ぼうぼう
刈り払いされれば見た目は変わるんでしょうね?
 
上流面
コンクリートで補強されています。
 
左岸の洪水吐。
 
洪水吐導流部
こちらも草ぼうぼう。
 
天端は車道で車両通行可能。
 
ため池。
 
右岸にも洪水吐がありますが、こちらは導流部がありません。
元はこっちが洪水吐だったのが改修で左岸に新しい洪水吐ができたようです。
 
右岸取水設備。
 
右岸の洪水吐跡。
 
湖岸には水分神社があり立派な社殿がつくられていました。
 
0834 桑ノ院池(0626)
富山県氷見市桑院
上庄川水系桑ノ院川
23メートル
86メートル
氷見市土地改良区
1953年

千石池

2016-10-06 12:08:13 | 富山県
2016年9月25日 千石池
 
千石池は富山県氷見市吉岡にある灌漑用アースダムで1965年に富山県の旱害恒久事業により建設され、千石池水利営農組合が管理を行っています。
氷見市北部は灌漑用水の水源となる河川もなく実質的に天水に頼りたびたび干ばつ被害に悩まされてきました。
千石池は氷見市二番目の規模となる溜池でこの池の完成で千石の米が増収できるという意味で千石池と命名されました。
 
氷見市中心部から氷見スーパー農道~県道306号を北上すると千石池に到着します。
左岸高台から
 
天端は車両通行可能ですが対岸から先はダートの林道となります。
 
左岸洪水吐。
 
上流面、草に覆われていますがコンクリートで補強されているようです。
 
ため池。
 
0852 千石池(0625)
富山県氷見市吉岡
下田川水系大谷川
32メートル
113メートル
千石池水利営農組合
1965年

利賀ダム(豆谷ダム)

2016-10-06 09:49:09 | 富山県
2016年9月24日 利賀ダム(豆谷ダム)
 
利賀ダム(豆谷ダム)は富山県南砺市利賀村の利賀川にある関西電力の発電用重力式コンクリートダムです。
日本水力工業により大牧発電所の取水ダムとして1943年(昭和18年)に竣工、その後日本発送電を経て戦後の電力分割民営化により関西電力が事業継承しました。
ここで取水された水は4357メートルの導水路で山を越え庄川右岸にある大牧発電所に送られ、最大1万5600キロワットの発電を行っています。
 
現在利賀ダム下流では国交省北陸地方整備局によ同じ名前の多目的重力式コンクリートダムの建設工事が始まっており、国交省の利賀ダムの完成により関西電力の利賀ダムは水没する予定です。
このダム建設にからむ道路付け替え工事のため、利賀ダム(豆谷ダム)へと通じる道路はすべて関係者以外通行止めとなっておりダムを見学することは叶いませんでした。
できれば水没する前に利賀ダム(豆谷ダム)の雄姿を一目見てみたいものです。
 
 
0825 利賀ダム(豆谷ダム)
富山県南砺市利賀村大字押場字向上
庄川水系利賀川
31メートル
70メートル
関西電力
1943年