ポンペイ、子供の頃からずっと一度は訪れてみたいと思っていた所だった。
西暦79年の夏、ヴェスヴィオ火山が大噴火を起こし、
一瞬の内に埋もれてしまった街。
紀元前8世紀から商業活動の要衝として栄え、
噴火直前には人口2万5千人だったと推定されているらしい。
18世紀の半ばにナポリ王カルロス3世によって発掘され、
厚い火山灰の下から現れた遺跡は、
古代人の生活様式を鮮明に語っていた。
小さな小さなポンペイ駅。
駅からすぐの遺跡入り口には大勢の人達がトイレ待ちをしていた。
とにかく大きな所で、ざっと見て回るだけでも4時間はかかるという。
しかも、日本語のガイドブックはなく、
英語版を片手に何となく歩いていると、日本人のツアーがやって来た。
ちゃっかりその人達の後について無料で便乗。
時間が少ないので特別な所だけ、かいつまんで見学しているらしい。
手前のガラスケースの中には一瞬の内に生き埋めになった人が2体、
後の壁には、フレスコ画がかなり鮮明に残っていた。
その時の話によると、初めの噴火でほとんどの人が避難したが、
大丈夫だと思っていた人や、
囚人などが逃げ遅れて生き埋めになったという。
フレスコ画には遠近法が使われており、
キリスト教以前から、遠近法の画法が
あったということを知り、古代の人達の文化の高さを知った。
アポロの神殿
フォロと呼ばれる公共広場のすぐ北側に浴場があり、修復されていた。
そして、このモザイクは当時の物だという。
大きな石を敷き詰めた道路、重い荷馬車が通る箇所は、
石に轍の跡がくっきりと見え、繁栄の歴史を垣間見ることが出来た。
写真がないのがとても残念だが、
順番を待っているような人だかりがあり、
聞いてみると、この当時の売春宿の跡だという。
小さな部屋の入り口にはフレスコ画で、
それぞれの女性の姿が描かれており、
中には石のベッドが置いてあった。
男性の絵もあったらしい・・・
誰か写真を持っていたら、お借りしたいのだが・・・
とにかく、たっぷりあちこち歩いて、満足した。
そろそろ帰ろうと外に出ると「おいしいよ~~~。安いよ~~~。」と
呼び声がかかった。
たくさんのオレンジが並び、おいしそうだった。・・・・が、我慢、我慢。
よく見ると、しなびたオレンジもたくさんあったのだ・・・。
もしかしたら、ディスプレイ用?
中身はパック入りジュースかもしれない。
「POMPEI SCAVI」素晴らしい思い出の写真ですね。
本当に素晴らしい記録、楽しく拝見しています。
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良かったら ↓ 見てください
http://blog.goo.ne.jp/nonnbiriya_2005/e/f62f1c90da380f3079fadaeac483e8ec
今年中に終わらせてしまいたいとがんばっているのですが・・・
ひよこちゃん、いつもお訪ねいただいてありがとうございます。
早速、拝見いたしました。いつもすばらしいですね。
たくさんのお写真、細かな所まで思い出しました。
私の欲しがっていた写真もたくさんあり、のどから手が出掛かっています。