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ヨーロッパへの旅 (イタリア) (14)

2009-12-28 15:47:45 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Pompei  9月16日 


ポンペイ、子供の頃からずっと一度は訪れてみたいと思っていた所だった。
西暦79年の夏、ヴェスヴィオ火山が大噴火を起こし、
一瞬の内に埋もれてしまった街。
紀元前8世紀から商業活動の要衝として栄え、
噴火直前には人口2万5千人だったと推定されているらしい。

18世紀の半ばにナポリ王カルロス3世によって発掘され、
厚い火山灰の下から現れた遺跡は、
古代人の生活様式を鮮明に語っていた。



小さな小さなポンペイ駅。

駅からすぐの遺跡入り口には大勢の人達がトイレ待ちをしていた。
とにかく大きな所で、ざっと見て回るだけでも4時間はかかるという。
しかも、日本語のガイドブックはなく、
英語版を片手に何となく歩いていると、日本人のツアーがやって来た。
ちゃっかりその人達の後について無料で便乗。
時間が少ないので特別な所だけ、かいつまんで見学しているらしい。



手前のガラスケースの中には一瞬の内に生き埋めになった人が2体、
後の壁には、フレスコ画がかなり鮮明に残っていた。


その時の話によると、初めの噴火でほとんどの人が避難したが、
大丈夫だと思っていた人や、
囚人などが逃げ遅れて生き埋めになったという。

フレスコ画には遠近法が使われており、
キリスト教以前から、遠近法の画法が
あったということを知り、古代の人達の文化の高さを知った。




アポロの神殿




フォロと呼ばれる公共広場のすぐ北側に浴場があり、修復されていた。
そして、このモザイクは当時の物だという。




大きな石を敷き詰めた道路、重い荷馬車が通る箇所は、
石に轍の跡がくっきりと見え、繁栄の歴史を垣間見ることが出来た。


写真がないのがとても残念だが、
順番を待っているような人だかりがあり、
聞いてみると、この当時の売春宿の跡だという。

小さな部屋の入り口にはフレスコ画で、
それぞれの女性の姿が描かれており、
中には石のベッドが置いてあった。
男性の絵もあったらしい・・・
誰か写真を持っていたら、お借りしたいのだが・・・


とにかく、たっぷりあちこち歩いて、満足した。
そろそろ帰ろうと外に出ると「おいしいよ~~~。安いよ~~~。」と
呼び声がかかった。



たくさんのオレンジが並び、おいしそうだった。・・・・が、我慢、我慢。
よく見ると、しなびたオレンジもたくさんあったのだ・・・。
もしかしたら、ディスプレイ用?
中身はパック入りジュースかもしれない。


コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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ありがとう~~ (まあちゃん)
2009-12-29 12:46:09
パコ丸さん、いつも本当にありがとうございます。
今年中に終わらせてしまいたいとがんばっているのですが・・・
ひよこちゃん、いつもお訪ねいただいてありがとうございます。
早速、拝見いたしました。いつもすばらしいですね。
たくさんのお写真、細かな所まで思い出しました。
私の欲しがっていた写真もたくさんあり、のどから手が出掛かっています。

返信する
懐かしい! (ひよこ)
2009-12-29 11:07:29
懐かしく読ませていただきました。
トラックバックできないので
  良かったら ↓ 見てください
http://blog.goo.ne.jp/nonnbiriya_2005/e/f62f1c90da380f3079fadaeac483e8ec
返信する
ポンペイ (パコ丸)
2009-12-29 07:41:03
ポンペイ!一度は行ってみたかった所。
「POMPEI SCAVI」素晴らしい思い出の写真ですね。

本当に素晴らしい記録、楽しく拝見しています。
返信する

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