風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

キョンジュ5/良洞民俗マウル、骨窟寺を歩く。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014
良洞民俗マウル
5月12日
昨深夜目が覚めると雨がかなり激しく降っていました。ところが7時に目覚めると雨は小降りとなり、出かける時は止んでいました。
8時半にホテルを出ました。今日は、初日に行く予定でバスを乗り間違え行けなかった良洞民俗マウルと骨窟寺に行きました。
ちなみに、マウルとは、村とか町とかの意味だそうです。

インフォメーションやガイドブックでは200~208、212、217のバスで行けるとありますが、
バス運転手に聞くと203だと言います。
203はマウルの入口に行きますが、他は「良洞民俗マウル入り」のバス停からさらに15分程歩かなければならないからのようです。
30分待つと良洞民俗マウルのゲートに行く203が来ました。40分ほどで着きました。
入村料は4000W。「見学には、どの位時間がかかりますか?」と英語で聞くと1時間ほどですとの答えがあり、韓国語パンフをくれ、
公開されている三つの家を紹介し、バスの時刻表をくれました(日本語のパンフはありませんでした)。
その時刻表は、バス停の時刻表とは異なっていました。季節で時間が異なるのかもしれません。
12:00のバスに乗ろうと思い少し急ぎました(10:40,12:00,13:40,15:00)。
 
 
パンフレットから

村に入るとすぐ、きれいな学校があり、しばらくするとこんな風景が。
 
公開されている民家への路地の入口がわかりません。思い切って、民家に入り聞きました。
おばあさんが、娘さんでしょうか、家の中の若い女性を呼んでくれました。英語で彼女に聞くと彼女もわかりませんでした。
すると彼女は、家を出て、隣の家を訪ねたのです。留守でした。更に隣の家に行き、聞いてくれました。
おばあさんがいて彼女に説明したようです。その若い女性は、私を案内してくれました。
この間ゆうに10分以上かかったと思います。何物にも代えがたい感動的思い出でした。
書百堂
 
 
    
お寺がありました。真覚宗恒説心印堂               この村では犬がたくさんいました。どれも吠えずおとなしかったです。
    
無忝堂
 
  
詠埽堂
   
 
村の風景
 
  
 
日本でも伝統的家屋が残っている白川郷や飛騨高山などが有名です。
それらはすっかり観光地化されていますが、ここ良洞マウルは観光地というより伝統的生活の地、です。
珍しいからと行って公開されていない民家に無遠慮に入ることは良くありません。
日本の観光地なら、案内板もたくさんあり、土産物屋レストランもたくさんあるのですが、ここではそれらは少ないです。
道は山道で入り組んでいるので何度も迷いました。思い切って山道を登って、下の景色が見えた時は安心しました。
11時半過ぎにバス停に戻ることが出来ました。コンビニで買って来たお握りをここで食べ、キョンジュに戻りました。
ホテルに戻り、傘やカッパなど不要で重い荷物を置いて再び出かけました。
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骨窟寺
午後は、骨窟寺と祇林寺です。100、150番のバス行けます。
インフォメーションで、バス停の安東里、祇林寺、魚日里などをハングルで書いてもらい大助かりでした。
100番のバスが来たので乗りました。1200wでした。300wほど安いのはこのバスは座席数が少ないせいでしょうか。
40分ほどで、骨窟寺入り口の安東里に着き、下車し歩き出しました。人通りはないし、間違うと一苦労なので、
途中にセメントなどを作る会社があったので思い切って入り、受付の若い女性に道を確かめると親切に教えてくれました。
 
日本で言えば、禅宗系のお寺でしょうか。入り口で、作務衣のような服を着た金髪の若い女性に会いました。(無料です。)
彼女は、仏像などを雑巾で丁寧に拭いていました。ここで修行しているのでしょうか。

  
 
スクールの建物や宿泊施設のようなものがあったので滞在型修行のようなものがあるのでしょうか。
 
  
犬の像がありました。すると不思議なことに目の前に実際の犬が。まるで私を道案内するようでした。
私が、写真を撮るために立ち止まると、彼も立ち止まり、私が再び歩き出すと彼も歩き出します。
私がここを後にしてもかなり遠くまで同行してくれました。
   
急勾配の道を登ると磨崖仏が目に飛び込んできました。古いものではないようですが、こんな厳しい所によくぞ造った、です。


  
  
  
   
先ほどの犬は、こんな所も登ってきました。                
  
これは小さい祠の小さい仏像です。                      遠くに見えるのは、どこの街でしょうか。
  
参拝は約一時間位かかったでしょうか。手摺り無しには歩けない急勾配で汗だくでした。
トイレもたくさんあり、飲み物の自動販売機もあり、きんきんに冷えた250ccの缶入りポカリスェットを1000wで買いました。
次の目的地、祇林寺は、ここから約4.8km、ガイドブックでは「安東里のバス停まで戻り、そこからバスか歩きで「魚日里」まで行き、
そこからタクシーに乗る(7000w)」ると有ります。5km弱・徒歩40分なので歩けない距離では無いのですが、
往復の歩きは難しいですし、道を間違えたら大変ですので、やはりタクシーが必要です。
道先案内の犬は、安東里のバス停より先まで付いてきて、引き返しました。
暑い中20分ほど歩き、何とか魚日里あたりまでたどり着いたのですがタクシー乗り場は見当たりませんし、時刻は15:30、
骨窟寺で少し疲れ、日差しの強い中を歩いて疲れてきたので、祇林寺は諦めることにしました。
この近くの海岸には珍しい海中遺跡・文武大王水中陵と感恩寺があるのですが、そこも行くことはできませんでした。
お寺の写真を一枚だけ撮って帰りました。

暫くしてキョンジュバスターミナル行きの100番バスが来ました。帰りは座席数が多いバスで1500wでした。
キョンジュバスターミナルに戻る途中、中央市場が眼に入ったので途中下車し、市場を約1時間散策しました。
 
 
すごい活気とささやかな商売にとても感動を覚えました。面白いのですがキリが無いので途中で諦め帰りました。
夕飯は、コンビニ弁当にしました。確か3800W、ホテルに戻り荷物の整理、洗濯、シャワーをし、夕食をゆっくり食べました。

キョンジュの街の様子、バスなどをやっと覚えたのですが、明日はキョンジュに別れを告げ、プサンに戻ります。
キョンジュ名物の“ファンナムパン”をお土産に買おうと思ったのですが、お店で聞くと賞味期限は5日なので諦めました。
真空パックにすれば問題ないのでしょうが、"生"と手作りとを誇りにしているのでしょう。
20個入り14000wですから決して安くはないのですが拘りと伝統・誇りを感じました。 
キョンジュの街は、初日は、大失敗でしたが、後は大過なく十分楽しみました。 【5月12日終わり】



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