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ノーベル平和賞に劉暁波氏が選ばれたことで、「サタデーずばっと」のコメンテーター・岩見隆夫氏が「中国政府に対し、反体制運動をしているような人物を授賞させるのはケンカを売るようなもので選んだ理由がわからない」となんとも面妖ないいよう。
おそらく、中国政府が駐中ノルウェー大使を呼び出し、「中国の法律に背き、司法機関の裁きを受けて収監されている犯罪者に賞を与えることは言語道断、中国とノルウェーの関係が悪化するだろう」と脅したことに反応しての発言であろう。
でも何か変。ジャーナリストとしては超ベテランの岩見氏が、(中国に)民主化を迫っているのは世界の潮流だと知らぬはずはなく、ただ、”偏見”と思しきコメントしかできないようではなさけない限りである。
が、そこへいくとさすが、中国ウォッチャーの宮崎正弘氏、本質を見抜く眼力は見事なものである。
氏は、自身のメルマガに「ノーベル平和賞はミステリー」と題し、
「ノルウェーは中国が激怒して関係が悪化するよりも、欧米を中心に劉暁波へ受賞をという運動が巨大な津波のように拡大しており、もし、劉が受賞を逃すとなると逆に「中国全体主義に屈したノルウェー」という評価となって国際評判が下落する。そのほうのリスクがより高い」と判断した結果だ」と説く(http://www.melma.com/backnumber_45206_4989559/)。
確かに、中国のプレッシャーはノーベル賞委員会のみならず、ノルウェー政府にまで及んでいたのだが、そこは人権擁護の欧州の国、脅しにひるむようなような柔(やわ)でない。
それどころか、中国政府に対しては「何度でも機会をとらえて」劉氏の問題を提起し続けていくと言っているのだ。
勿論、その背景には宮崎氏の語るように(このたびの)授賞を評価する国際世論の力も大きい。
その筆頭が「自由と民主主義、人権の国」アメリカのオバマ大統領、
「世界には、わたしよりずっとノーベル平和賞にふさわしい人物がたくさんいる。劉暁波氏もそのうちの一人で、自身の信念のために自由を犠牲にした人物だ」と評価、
一方で、「中国は過去30年間で劇的な経済発展を遂げ、数千万人を貧困から救った。しかし、政治的な発展は経済発展のペースに追い付いていない」と中国を批判している(「朝鮮日報」)。
いや、それだけではない。ドイツ、フランスの外務省も、ノーベル平和賞受賞者が決定した直後、「ノーベル賞委員会が勇気ある決定を下した。中国政府は直ちに劉暁波氏を釈放すべきだ」との声明を発表したとか(「朝鮮日報」)。
処が、日本の政府はどうであろう。
「民主主義と人権」を掲げた管政権はこんなときこそ、世界に向けて発信せねばならないのに、管首相は「普遍的な価値である人権についてノーベル賞委員会が評価されたと受け止めている」と、主体性のないコメント。
明らかに、中国の反発を恐れた事なかれ主義がありありで、ここでも弱腰外交を露呈。もはや、G7のアジア代表の資格喪失は時間の問題だろう。
そんな管政権には、ぜひ、「河北新報社」の社説「ノーベル平和賞/中国に民主化強く促す警告(http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2010/10/20101009s01.htm)」の一節、
「国際社会には中国を批判するとともに、どんな国になってほしいか要求する権利がある」。賞委員会はそう述べた。その一員として日本政府が「権利」をどう行使していくのか。ノルウェーからの警告は、日本の対中戦略を問い直してもいる
を贈るので、ぜひ胸に刻んで、ノルウェーに負けない積極外交を展開してほしいものである・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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ノーベル平和賞に劉暁波氏が選ばれたことで、「サタデーずばっと」のコメンテーター・岩見隆夫氏が「中国政府に対し、反体制運動をしているような人物を授賞させるのはケンカを売るようなもので選んだ理由がわからない」となんとも面妖ないいよう。
おそらく、中国政府が駐中ノルウェー大使を呼び出し、「中国の法律に背き、司法機関の裁きを受けて収監されている犯罪者に賞を与えることは言語道断、中国とノルウェーの関係が悪化するだろう」と脅したことに反応しての発言であろう。
でも何か変。ジャーナリストとしては超ベテランの岩見氏が、(中国に)民主化を迫っているのは世界の潮流だと知らぬはずはなく、ただ、”偏見”と思しきコメントしかできないようではなさけない限りである。
が、そこへいくとさすが、中国ウォッチャーの宮崎正弘氏、本質を見抜く眼力は見事なものである。
氏は、自身のメルマガに「ノーベル平和賞はミステリー」と題し、
「ノルウェーは中国が激怒して関係が悪化するよりも、欧米を中心に劉暁波へ受賞をという運動が巨大な津波のように拡大しており、もし、劉が受賞を逃すとなると逆に「中国全体主義に屈したノルウェー」という評価となって国際評判が下落する。そのほうのリスクがより高い」と判断した結果だ」と説く(http://www.melma.com/backnumber_45206_4989559/)。
確かに、中国のプレッシャーはノーベル賞委員会のみならず、ノルウェー政府にまで及んでいたのだが、そこは人権擁護の欧州の国、脅しにひるむようなような柔(やわ)でない。
それどころか、中国政府に対しては「何度でも機会をとらえて」劉氏の問題を提起し続けていくと言っているのだ。
勿論、その背景には宮崎氏の語るように(このたびの)授賞を評価する国際世論の力も大きい。
その筆頭が「自由と民主主義、人権の国」アメリカのオバマ大統領、
「世界には、わたしよりずっとノーベル平和賞にふさわしい人物がたくさんいる。劉暁波氏もそのうちの一人で、自身の信念のために自由を犠牲にした人物だ」と評価、
一方で、「中国は過去30年間で劇的な経済発展を遂げ、数千万人を貧困から救った。しかし、政治的な発展は経済発展のペースに追い付いていない」と中国を批判している(「朝鮮日報」)。
いや、それだけではない。ドイツ、フランスの外務省も、ノーベル平和賞受賞者が決定した直後、「ノーベル賞委員会が勇気ある決定を下した。中国政府は直ちに劉暁波氏を釈放すべきだ」との声明を発表したとか(「朝鮮日報」)。
処が、日本の政府はどうであろう。
「民主主義と人権」を掲げた管政権はこんなときこそ、世界に向けて発信せねばならないのに、管首相は「普遍的な価値である人権についてノーベル賞委員会が評価されたと受け止めている」と、主体性のないコメント。
明らかに、中国の反発を恐れた事なかれ主義がありありで、ここでも弱腰外交を露呈。もはや、G7のアジア代表の資格喪失は時間の問題だろう。
そんな管政権には、ぜひ、「河北新報社」の社説「ノーベル平和賞/中国に民主化強く促す警告(http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2010/10/20101009s01.htm)」の一節、
「国際社会には中国を批判するとともに、どんな国になってほしいか要求する権利がある」。賞委員会はそう述べた。その一員として日本政府が「権利」をどう行使していくのか。ノルウェーからの警告は、日本の対中戦略を問い直してもいる
を贈るので、ぜひ胸に刻んで、ノルウェーに負けない積極外交を展開してほしいものである・・。
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