マッシーパパの遠吠え

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中国漁船事件、ミンシュガーがジミンガーを笑っている場合ですか!?

2010-10-01 20:20:14 | Weblog

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28日、船長釈放で、麻生閣下が谷垣総裁に「野党第1党の党首として、怒らないといけない。ちゃらちゃらしたことは言わないことだ」と活。

発端は、中国船衝突事件で船長釈放が発表された24日に谷垣氏が「小泉政権は国外退去にした。そういう処理の仕方もあり得た」と発言したことだったと「時事通信」の記事(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092800898)。

苦言はこれだけにとどまらないようで、安倍シンゾー君も「党員や支持者の士気を鼓舞する行動を」とクギを刺していた様である。

ま~、同じ自民党内でも、どちらかと言えば閣下とシンゾー君はタカ派、これに対し、谷垣総裁は純粋ハト派。従って、「政府は国内法に基づいて粛々とやると言っていたので、今度の処理は腑(ふ)に落ちない。検察が政治的判断を加えたとなると、間違ったメッセージを出すことになる」とコメントするのが一杯一杯では。

でも、これもよ~く考えてみればどこか変。

閣下もシンゾー君もそんな偉そうなことを言えた義理ですかね。そもそもが、こんにちの事態になったのも、自民党政権が尖閣の実効支配を内外に明確にせず、日中友好外交に浮かれていたせいではないのですかね・・。

これではまさに、政権交代した民主党が、自民党に失政を追及されて、「あなたには言われたくない。元をただせばすべてあなた方のせい」と自民党のせいにしたのと瓜二つ。

いみじくも、ネット用語で、そんな民主党の彼らが「ジミンガー」と揶揄されたのとま逆のこと。言うならば、「ミンシュガー」ではないのでしょうか?

勿論、国会でビデオ公開させて公務執行妨害の疑いに白黒をつけることも大事だし、最高検が越権行為で釈放させた真相解明も徹底的にやるのもいいでしょう。

でも、その(管政権の)敵失を理由に国会を再び、政局だけの争いにするのだけはごめんこうむりたい。

いまやらねばならないのは、それこそ超党派で知恵を絞って、このミスを挽回することではないでしょうか。

敵は一党独裁、法治国家でないだけにそれこそ官民一体力ずくでぶつかってくるのだから、がっぷり四つに組んでは外交カードを失ってしまった日本に分が悪い。

ならばみんなで頭を使って、相手の致命的なウイークポイントを攻めるにしくはないのだ。

すなわち、中国が望む大国の条件である「国際的信頼」をターゲットに、日本は中国の理不尽さを国際社会にアピールするのである。

そのためには、戦後65年、一貫して、ODAに、国連に天文学的な投資をしてきた自民政権であるから、言うまでもなく世界の国にパイプがあるはず。なくてはならないのである。

少なくとも、与党に「塩を贈る」という狭い了見でなく、国会議員として政権と一緒になって対応してこそ、成熟した民主主義。二大政党の意味があるのではないだろうか。

幸い、機は熟してきている。

英紙エコノミストは、「中国は“大国としての責任”“平和的な発展”を標榜しているが、今回の事件に際して見せた強硬な態度は、国としての成熟度に疑いを抱かせるものであり、日中間に存在する領土問題を解決に導くものでもない」と報じ、

米紙ワシントン・ポスト紙も、「過去数週間にわたる中国のパフォーマンスは、中国が依然として民族主義に起因する領土問題で絶え間ない紛糾を演じる専制国家あることを世界に知らしめた。強大な経済力を政治や軍事に反映し、尖閣諸島での小さな紛糾を大々的な地縁政治紛争に持ち上げた」と、手厳しく非難している。

しかも、この記事を伝えたのが香港紙・明報の報道だというのだ(http://news.livedoor.com/article/detail/5038007/)。

勿論、非難はこれだけでない。インドのヒンドゥスタン・タイムズ紙も日本が船長を逮捕したことに対する中国の反応を、「狂乱に近い」と表現。

これではインドの国益も脅かされないから、「日本やその周辺国と連携すべし」と社説に主張している(「産経」)

又、シンガポール紙は「(船長釈放で)日本が最初に折れたが、それは中国の完全勝利を意味するものではない」と批判しながら、「中国が平和的発展路線に疑問を生じさせるなら、東南アジア諸国はしつこい中国から国益を守る最良の方法を本気で考えざるを得なくなる」と指摘しているのである(「読売」)。

ことほど左様に国際世論は中国に厳しいのである。

そして、これこそが日本のとる道。国際世論を喚起することで、敵と一戦を交えずして屈服させる最高の戦い方、

まさに、孫子の言う「百戦百勝は、善の善なる者にあらざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」である。

しかも、論語読みの論語知らずの中国が、「力でねじ伏せれば日本が音を上げる」と思っている今こそ、チャンスなのである・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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