23日、自民党の古賀誠選対委員長に出馬要請された東国原知事は出馬の条件として「党総裁の候補にする」「全国知事会の分権改革策を自民党マニフェストに全て取り込む」などを提示したため、与党関係者のみならず、マスコミを巻き込んで大騒動となっている。
とにかく、よほどショックが大きかったのか、自民党議員の中には「顔を洗ってほしい」とか「あほらし」と落ち目の自党を嘆く始末。一方、野党は「知事職を投げ打ってまで政党を救う発想が県民や国民に理解されるか」と批判をして出馬をけん制している。
処で、唐突な知事の発言の意図が那辺(なへん:どこ)にあるのか、マスコミは一生懸命、専門家をゲストに招いて解明に必死である。
だが、所詮、総裁(=総理)になるには国会議員でなければならないし、マジ20人の推薦が得られるかも極めて不明である。従って、中には、「断るために高いハードルを掲げた」の「自分を高く売り込み、内閣改造で総務大臣を射止めるため」という人。はたまた、総総分離(総理と総裁を別々に決める)で彼が総裁となって選挙の顔になる」としたり顔に言う人まで出てきている。
実際、橋下知事など、一報を受けて、「マジ、いつものシャレでしょう」と信じられないようで、やっと、「度胸ありますね。本気だったら凄すぎる」と目が泳いでいた・・。
面白いのは、24日の「ひるおび」の司会者・恵氏の説。「総裁」が”つかみ”でマニフェストが”ネタ”と同じお笑い芸人としての発想に立って、分析していたっけ。
確かに、つかみ(最初に客の関心を引くギャグ)というのが一番しっくり行くのかも。でも、マニフェストはネタでない。そもそも、そのまんま東はつかみは取れてもネタのない芸人だったから、この世界で大成しなかったのだが、政界に転身してもその癖は抜けてないはず(?)・・。
だからこそ、マッシーパパはこの「総裁」発言をつかみであり、同時にネタだと考えるのだ。
それを説明する前に、昨年10月の中山文科相の舌禍事件で、同時発生した彼の国政転進騒動を思い起こしてほしい。「出る」の「出ない」の二転三転ドタバタ劇を演じたが、県民の猛反対で無理やり欲望を封印されている。
そのときのエントリー『「どげんかせんといかん」のは国政に未練たらたらの東国原知事では!』(08/10/11)に詳しく書いているが、彼の知事職も「マンゴー売りと「観光大使」では限界が近い。それに選挙で約束したマニフェスト(数値目標)は成果が今ひとつで、麻生の解散同様、このまま追い詰められてからでは人気離散も必至。
おまけに、橋下氏の予想外の政治力に、益々、「どげんかせん」も影が薄れるばっかで、人気も下降気味。
それだけに早い段階での東(トン)ズラが必要。さりとて、ほんとにトンズラになっては悲惨。つまり、国政に転ずるための「大義名文(たいぎめいぶん:行動を起こすにあたって、根拠になる正当性)」がのどから手が出るほどほしいのである。
まさにそれが、「宮崎を良くする為に国政に行く」であり、良くする方法が、知事会で纏め上げた国・地方50:50の税源配分等、要望の数々なのである。
つまり、外から声を上げても実現は絵に描いた餅だが、自分が総裁になれば完全に自民党のマニフェストに出来ると言うのだろう。又、仮にそれが無理であっても、総裁権限で、新幹線も道路も橋も思いのまま、宮崎に持ってこれるといいたいのである。
しかも、23日にわずか20分で物別れになったというがその晩にも古賀と知事は2時間も会食して親密に話し合っている。きっと、席上、「東国屋、お主も悪よのぅ!」「いえいえ、お代官様こそ!」「むふふふ」と二人で高笑いしたことでしょう!
それに何より証拠が、この「総裁よこせ!」を態々、マスコミを前にシャーシャーというのだから、騒ぎをはじめから大きくする狙いがありあり。つまり、芸能界特有の落ち目のタレントが注目を浴びるためにやる会見とそっくりじゃん。
つまり、「総裁よこせ」はマスコミ受けの”つかみ”、そして、国政転進の大義明文をとるために周到に計算された”目くらまし”です!・・。ハイ、間違いありませんって!
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