マッシーパパの遠吠え

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「MR.BRAIN-Part3」ー写らなかった死角の犯人を監視カメラは捉えていた!?

2009-06-07 22:48:01 | Weblog

いや~、今週の「MR.BRAIN(http://www.tbs.co.jp/mr-brain/story/story03.html)」にはマッシーパパも脱帽。特にラストシーンは感動ものですよね。

何よりも水島ヒロがいい! 恋人めぐみ(相武紗季)を殺してまで研究を守ろうとした新進の医学者・和久井医師(亀梨和也)に「どうしてそんなことが出来るのですか? どんな凄いことか知れませんけど、たかが研究ですよ・・」と迫る心根のやさしさ。役どころといいながら一遍に好きになりそうです。

そして、キムタクの決めセリフもよかったですよ。

和久井に脳のレントゲン写真を示し、「彼女にあなたの写真見せたときの脳の状態です。脳の扁桃(へんとう)体が活性化しているのが分かりますか。これは愛するものの姿を見たときに多く見られる脳の反応なのです。考えるよりもここが先に反応してしてしまうのです」だって。いいセリフですよね・・。

いいえ、セリフだけでないです。3話目にして初めて、このドラマのコンセプト、脳科学者が推理する謎解きが出てきましたよ。

即ち、めぐみちゃんが記憶を取り戻し、彼女を襲った犯人を語る、「長い髪 ねずみのモノサシ 白い服 黒いめがね なれなかった人」の言葉をつなげば誰だって、第一の殺人事件の教授殺しの犯人、千原医師を連想する。

それを九十九龍介はこの証言が、犯人のことを思い出したのでなく、和久井がめぐみに刷り込んだ「しりとり言葉」の記憶に過ぎないと看破。

そして、その理由を、彼女の証言に対する脳の反応で、古い記憶なら海馬梁、逆に新しい記憶は前頭前野の反応。まさに後者であったことより判明したというのだ。

さらにいえば、和久井を犯人と特定した決め手が、今回のトリックである「監視カメラ」にめぐみさんの悲鳴を聞いて、駆けつけた病院の人々の中で唯一、そのカメラに写っていなかったこと。つまり、映像が写らなかったことこそ、めぐみさんが襲われた現場にいた証明になるという(納得)。

即ち、トリックといい、謎解きといい、今回はマッシーパパも脱帽、「非の打ち所のない」といいたいほどである・・。

・・といいたい処であるが、やっぱ、何か引っかかるものがある。

まず、このドラマも早3話にして、パターン化されたやに見える。

その(1)は「監獄にいるはずのものの犯行」「死刑されたものの犯行」そして、「今回が透明人間の犯行」とお膳立てが凄い割りに種明かしの単純さ。

そして(2)は、なぜか現場に居合わせる主人公y九十九龍介。ま~、尤も、これがいいのか悪いのか、マッシーパパの好きな内田康夫の推理小説もこの手を良く使うけど・・。

さらに(3)は、犯人の意外性。今回も、第一の教授殺しはともかくも、第二のめぐみの殺人未遂は結婚を控えたフィアンセだった、ということは水島ヒロならずとも、「なんでやねん」と突っ込みたくなるよね。

確かに、この脚本家も和久井に「研究には金がかかるのだ。だからどんなことをしてもカネを作ってきた。そしてやっとここまで来たのを潰すわけにいかなかった」と言い訳させている。

研究に金がかかるのは違いないようだ。あの、海堂尊の「ジェネラル・ルージュの凱旋」にも速水外科医が悪と知りつつ汚職の道に嵌っていったが、だからといって口封じに人を殺めるか。ましてや、フィアンセより研究の方が大事なの(?)、と突っ込みたくなるよな。

それに、細かいことを言えば、機械導入の決定権を持つ教授でも、その下の千原医師でもなくぺいぺいの和久井がリベートを取っていたとは一寸無理がありすぎる。

そして、めぐみが千原医師を刑事にタレ込めば、汚職の一件がばれるので、口封じ目的に彼女を亡き者にしようとしたというが、連続殺人となれば、一層、怨恨者の捜査から露見しやすくなるので、これも矛盾する話。

それと、監視カメラの死角を利用すれば、犯人と疑われずにすむというトリックは面白いのだが、それを考え実行したのが病院の職員。ま~、千原医師までは許せるとして、偶然、通りかかった和久井医師が、とっさに一部始終を見て取ったは、いくらなんでも・・。

ともあれ、今回も相変わらず、仕掛けに甘いところが見られるが、やっぱ1時間ものの推理ドラマではこれが限界かも。特に、この「MR.BRAIN」のコンセプトはキムタクに古畑任三郎ばりの推理を狙い、且つ「西部警察」のチームワーク、「踊る走査線」の警察内部のしがらみも盛り込む。 

そして、香川照之と水島ヒロには「相棒」、九十九龍介と由里和音にはほのかな恋愛等々、盛りだくさんの一大ページェント。ならば、ちょっとぐらい仕掛けが甘くても仕方ないのかも・・。

ハイ、決してマッシーパパは不満を言っていませんよ。それが証拠に来週も必ず見たいです!・・。

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