まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

怒れ!国民を愚弄する日本の政治家たちを!

2010-05-11 | 発言
昨日は「たちあがれ」でなく「たちがれ日本」について書いたが、今日になると民主党が柔道の金メダリスト谷亮子の公認を発表した。谷は立候補だけでなく、柔道も現役を続けるという。政治とは片手間でやれる仕事かよーと空いた口がふさがらない。民主党はその他にも、歌手の庄野真代、体操銀メダリストの池谷幸雄、女優の岡崎友紀、落語家の桂きん枝と、芸能・スポーツ選手をズラリと揃え、自民党は、女子プロレスラーの神取忍、野球の堀内恒夫、石井浩郎を擁立、国民新党はプロレスラーの西村修を立候補させる。国民は借金1000兆円のこの国の前途をどうするか真剣に心配しているし、全国1000万人以上の人たちが年収200万円以下の生活で苦しんでいる。そんな日本の厳しい状況のなかで、国民をバカにするにもほどがある。彼らが国会議員になって何ができるか、日本の将来を真剣に考えての立候補なのか、言わずもがなである。立候補した彼らは、日本の前途などさらさら関係なく、知名度を利用して、国会議員というさらなる名誉欲と、年収2500万円が目的である。それを公認した各党も志しより票が目的の利害の一致である。文字通り議会制民主主義に唾を吐く行為である。政治家には「国を良くしょう」「弱いものを救おう」という、「理想」を、愚直でも純に貫き通す志しがなければその資格はない。ところが衆議院は世襲制度、参議院はタレント院では、志しなき職業としての政治屋の集まりで、国会とはとても言えない状況だ。つまるところ、それらに一票を投じる国民が悪いのだが、その程度のレベルを見透かしてタレントを前面に打ち出す行為は、まるで馬に人参をぶらさげて走らせるようなもので、これほど国民を愚弄した行為はない。政治家は、愚直でも、理想と清貧な精神を貫かなければならないが、もはや日本の政治に明日はないようだ。