まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

普天間問題、日本国民は卑怯である!

2010-05-08 | 発言
徳之島の反対に遇って、基地問題は完全に頓挫してしまった。もう少し反対運動が起こる前に手早く強行してしまえばよかったのにとか、鳩山手法に問題があったとか、マスコミや多くの国民はその不手際に批判が集中しているが、それは実に卑怯な批判である。彼は勿論「基地なき安保」が持論であり、衆議院選挙中も「沖縄の基地を無くせ」といって、沖縄県民の期待を得て民主党議員を当選させた。そして実際の政権をとってみるとその「思い」は「思い」で終わり、基地問題は何一つ解決できなかったという「おぼっちゃま政治」である。しかしそのことを批判することによって自己正当化する国民は実に卑劣であることを反省しなければならない。問題は鳩山の政治手法にあるのではなくて、国防をどうするのかという根本問題にある。政治家もマスコミも国民も全部この問題には敢えてフタをして、問題を鳩山個人になすりつけようとする卑怯さである。今の日本の国防は二者択一を迫られている。抑止力のために米軍基地が必要というならば全国のどこかにいくら地元が反対しようとも基地は必要である。米軍基地が嫌だというのであれば、憲法を改正し、徴兵制を導入し、自衛隊を強化して自国を守る、このふたつの選択肢しかないのである。「基地はイヤ、徴兵制もイヤ」では、これはダダッコの子供のないものねだりである。今の日本人は、一人ひとりが自分の問題としてこの国防のパンドラの箱を開けるのが恐くて、鳩山ひとりに責任転嫁している実に卑怯な国民である。