まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

笑ってしまう西松事件検察の「天の声」の連発!

2009-12-19 | 発言
西松建設による政治団体を介した献金を政治資金規正法違反として小沢一郎民主党幹事長の秘書を起訴した初公判が昨日行われたが、検察は冒頭陳述で、何度も「天の声」「天の声」を連発し、証拠に基づかない作文を読み上げた。これは証拠もない冤罪無罪で明らかに検察の横暴である。この事件はもともと自民党の支持率を上げるために検察が動いた経緯がある。今年3月麻生政権の支持率が低迷し、総選挙もまじかに控え、内閣副官房長官の漆間が東大の同級生である樋渡検事総長(上記写真)と小沢民主党潰しの策として行われた節がある。検察は当初、小沢を「受託収賄罪」ないしは「あっせん収賄罪」で逮捕できると確信し、大久保秘書を逮捕し、吐かせようとした。ところが検察を総動員して捜査してもそれに叶う証拠が何一つ出てこない。検察は焦って、マスコミにその都度の情報をリークし、あたかも小沢が収賄斡旋をしたかのごとく世論操作をし、小沢を民主党代表の地位から下ろさせた。そして已む無く「政治資金規正法違反」という、やろうと思えばどの国会議員でも起訴できる法で起訴した。逮捕した以上起訴しなければ検察のメンツが立たないからだ。しかしこれは明らかに検察の横暴であり、冤罪である。裁判は証拠に基づくものだ。しかし、こういった経緯で行われた大久保秘書の初公判では、検察側には提示できる何の証拠もなく、「天の声」を期待したとか、「天の声」があったとか、作文を連発するほかはなかったようだ。検察も地に落ちたものだ。公正独立であるべき検察が時の政府に加担するようでは、時の政権のために前大統領を五回も逮捕してきた韓国の検察とまったく同じで、検察への不信感はぬぐいきれないだろう。樋渡検事総長を更迭させ、検察上層部を刷新すべきである。