平将門という武将について、ボクは昨年頃から時々頭にその名前が浮かび気になっていました。ですから将門関連の本も読んだりしました。あの有名な東京・大手町1-1-1にある将門の首塚も2度ほど訪れたこともあります。オフィス街に忽然と存在する将門の首塚は、独特の空気を漂わせているので、数々のそれにまつわる伝説(※)は信憑性があるんじゃないのかと十分に感じさせてくれる威圧感を持っています。絶えない参拝者と枯れることなく活けられている花を見ていると将門は生きている?!なんて想像も働かせてしまうのも無理ないことかもしれません。
それはそこを訪れる人々がある種の畏怖を持ってくるからなのか、それともこの土地自体に何か強烈なエネルギーのようなものを持っているのか、ボクは超自然的なものを感じ取るセンサーがあるわけではないのでよくはわからないのですが…。しかし鈍感なこのボクでさえ何か奥深い部分に訴えかけてくるようなものを感じるのですから、不思議といえば不思議な場所なのであります。将門が気になる!将門に惹かれる!それには理屈がありません。
千年もの年月を経てなおもボクごときの名もない小市民に訴えかけてくるものは何なんでしょうか?博覧強記の荒俣宏が書いた小説「帝都物語」、そこには東京の守護神、地霊としての平将門が登場します。長い小説なので思い出しては本を開くようなペースでゆっくり読んでいるので、まだまだ読書途中なので最後はどうなるのかわからないのですが、その小説にボクが惹かれるヒントがあるのでしょうか?平将門通じて新しい発見があるといいなあと思います。
(※)将門の首塚の有名な伝説とは、たとえば以下のようなことだ。
◆関東大震災によって倒壊した首塚の周辺跡地に大蔵省が建てられることとなるが、工事関係者や大蔵省職員の相次ぐ不審死が起こり、将門の祟りが大蔵省内で噂されることとなった。そこで大蔵省内の動揺を抑えるため昭和2年に将門鎮魂碑が建立され、将門鎮魂祭が行われたこと。
◆第二次世界大戦後にGHQが周辺の区画整理にとって障害となるこの地を造成しようとしたとき、大蔵省の時と同様に不審な事故が相次いだため、結局、造成計画を取り止めたという出来事。
◆首塚に隣接するビルでは管理職などが将門に尻を向けないよう机の配置を行っているといったようなまことしやかな話
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