飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

映画「ミレニアム2 火と戯れる女」(主演:ノオミ・ラパス)を見た

2010-10-27 | Weblog
■製作年:2009年/スエーデン
■監督:ダニエル・アルフレッドソン
■出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、他

「ミレニアム2 火と戯れる女」を見てきました。前作の「ドラゴン・タトゥーの女」で強烈な印象を残したノオミ・ラパス演じるリスベット・サランデルが、今回メインになっており、彼女の大活躍、大奮闘により、ボクは前作よりもこちらの作品の方が面白かったと感じました。



リスベットは身長150センチ、体重も40キロという設定、欧米人にしては小柄な女性であるけれど、体に彫られたタトゥーにピアスが似合い、誰にこびることなく寡黙な行動派。格闘技の腕も身につけ、天才的なハッカー能力で必要な情報はやすやすと手に入れる。また、ずば抜けた映像記憶力という特性も持っている。彼女には彼女のルールがありそれを守りながら自分よりも大きな敵に対しても怯むことなく向かっていく…。それがカッコイイし、ボクは彼女と比べてどうなんだと自問自答しそうなくらいある意味自分に対して正直な部分があります。リスベットの魅力はひたむきさであると思います。外見は関係ない、もしくは外見が彼女の内なる精神をあらわしているのです。その両義性こそがこの映画の主人公の魅力なのでしょう。今までそうした感性の映画はなかったかもしれません。



(以下からネタバレ注意)「ミレニアム2」は、そのリスベットの過去があかされていくと同時に予想をしないような人物が登場し一体どうなっていくんであろうとグイグイ映画に引き込まれていく展開でした。ボクシングのチャンピオン、キックボクシングをマスターしている女性、無痛症(そんな病気があるのをはじめて知りました)の2メートルを超す格闘技の心得もある大男、スエーデンに亡命し裏社会に通じている元ソ連のスパイなど、どれも癖のある人物達ばかりです。それらにリスベットが絡んでくるわけですが、用意されているラストの展開は仰天であります。彼女の出生が明らかにされるとともに瀕死の状態まで追い詰められるからです 彼女の命をかけた行動に拍手喝采です。今まで彼女ほどボロボロにされた役があったでしょうか?それを演じたノオミ・ラパスの女優魂を見たような気がしました。



俄然、「ミレニアム3」が見たくなってきました!


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