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猪木対アリ状態の選挙戦

2014-12-17 22:54:18 | 政治
2014年の解散総選挙の際に自ら立党し代表を務めた「みんなの党」を解党し無所属で
立候補するも落選した渡辺喜美氏、次世代の党の大爆死や自民党の独り善がりの圧勝ムードの
陰に隠れてあまり議論のされることのない政治家。

2009年に自民党内で唯一一人だけ野党が投じた麻生太郎内閣の解散決議案に賛成票を投じて
自民党内からは造反ではとの批判から離党し自ら政党を立ち上げた、それだけでもすごいのだが
彼の政策はこれまでのエネルギー政策の転換に力を入れていた。

3.11の原発事故の後に残された核廃棄物の最終処分場に地元栃木県の塩谷町が有力候補に上がり
身を持って原発エネルギー問題を考える物怖じしない有望な存在であった。

今回の選挙戦はTPPやエネルギー問題、集団的自衛権の問題などは争点にもならず、
議論されることさえ乏しかった。ほとんど消費税増税延期の是非で終始した。

その為に反自民ムードは薄れて、選挙を通じてエネルギー問題で頭角を現すことが出来なかった。
それもそのはず、渡辺氏は選挙前に政治資金問題で取り調べを受けていた。とても選挙どころでは
無かったはずだ。しかも選挙戦のフィールドは消費税論一色だ。渡辺候補が勝てるはずもない。

総選挙前に川内原発再稼働に反対をする国会議員は尽く痛い思いをさせられた。経産省の小渕優子
議員もその一人だといえる。渡邊氏と同じ政治資金についての汚職だった。
自民党の原発エネルギー依存体質からの脱却は到底望めそうにもないようなプレッシャーが横行した。

例え、渡邊氏と同じ栃木選出の経産省大臣の茂木氏であっても原発発電3割維持を唱えた為に大臣を
内閣改造で下されるほどだ、これには多くの国民も疑問に思ったかもしれない。
自民党の原発推進派は党内に深く根を張巡らしている。そもそも原発の為に自民党が有るようにも思える。

今回の総選挙は原発反対派の議員に「絵踏み」をさせた上でそれに応じないものは否定的に扱うような仕組みが見える。
それから分析すると小渕優子の政治資金疑惑の際に同党の女性議員の稲田朋美などから議員辞職を勧める
厳しい意見を述べた福井県の原発推進派の「もんじゅ」関連の議員に加え高市早苗など、右派で原発推進派の
巣窟となっている自民党の姿は隠せても渡邊喜美氏の落選でその黒い影はくっきりと映し出された。

衆議解散後の11月中に安倍総理からからTVキー局に対しての報道圧力には総選挙での議論の幅を
極端に狭めて全政党に対して消費税増税論だけにしろとのお達しがあったのかもしれない。
幾つもの争点が存在するはずの安倍政権でTPPも為替円安さえも卓上に登らないのは非常に不自然に思えた。
「大義」が無いのではなく選挙の意味を喪失させたものだった。

アントニオ猪木対モハメド・アリの世紀の異種格闘技戦はアリ側のルール規定変更によりリング上で硬直状態が
長時間続く大凡戦を試合終了まで延々繰り返えしたように野党はチャンピオン自民党のアベノミクスという強力な
パンチ攻撃に対して終始足元を崩す為のアリキックで対抗する消耗戦が余儀なくされ見ている人をに呆れさせた。

猪木氏は試合直前にアリがグローブの中のバンテージを石膏で固めてると聞いてリングシューズに鉄板を仕込もうかと
画策したように、今回の総選挙でも自民党が石膏で拳を岩のように固めるかの如く、党内で政策の緩みに対する隙間を
許さなかった。一枚岩で臨むことを目的とした凌ぎが行われた。それが経産省の茂木、小渕、宮沢などのエネルギー問題での
不協和音を消し、更にメディアに対しての圧力であったり、みんなの党の渡辺喜美氏への政治資金問題であると思われる。

株価のつり上げ工作のように状況的判断で自民党が圧勝との報道で有権者に安定感と信頼の高さを
誇らしげにアピールしてそれに釣られて支持が得られると思ったのかもしれないが、それが返って
有権者に押し付けがましい印象を持たれ敬遠されていた。しかも獲得票のほとんどが組織票となる
投票率の悪さ。

例え、結果が自民党と公明党による3分の2の議席を確保したとはいえ、自民は微減をしている。
そして与党以外の野党の構成の根本には次世代の党を砕き、明らかに右派保守色を払拭しようと
しているかのような有権者の動きが顕著に現れたものだった。

しかし課題を残すような結果であっても自民党の圧勝ムードの演出は収まることを知らなかった。
これでもかって程にゴリ押しを続けてK‐POPのカンナムスタイルを彷彿させてくれた。


これを可能としているのがCIA関連の安倍総理ならではの作戦だと思う。
日本は確実に自民党を通して現在の原発推進派国会議員による列島丸ごと原発村になりかねない状況だ。
世界水準の電気生産量の4割を原発に依存することが暗黙の了解として協定があるとも言われる。

今の国会議員の資質はほとんど集団的自衛権とエネルギー問題を中心に右派と原発推進派で流れている。
それに相反する事は疑惑により政治生命を失うことも辞さない覚悟で挑まなければならない。
政治音痴や工作員はこの2つの要点があたかも日本にとって国益に適った政策だと主張することに
何の躊躇いもなく合理性を説くが実は米国に押し付けられた政策であることが解る人には
米国の属国化が自民党を通して進行していることが理解できる。



株価のつり上げ工作のように状況的判断で自民党が圧勝との報道で有権者に安定感と信頼の高さを
誇らしげにアピールしてそれに釣られて支持が得られると思ったのかもしれないが、それが返って
有権者に押し付けがましく印象を持たれ敬遠されていた。

例え、結果が自民党と公明党による3分の2の議席を確保したとはいえ、自民は微減をしている。
そして与党以外の野党の構成の根本には次世代の党を砕き、明らかに右派保守色を払拭しようと
しているかのような有権者の動きが顕著に現れたものだった。
アベノミクスの麻酔が切れて消費税10%が面前に迫り無意識のうちにCIAに拒否反応をしだした。




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