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金融政策に余力有り!日銀黒田総裁

2013-11-21 21:51:37 | 経済
日本には国家公務員法というものが既にありまして、その職務上知り得た情報を漏らしてはいけない
とする守秘義務があるのです。しかしこの特定秘密保護法というのはその公務員でさえもこれまでのように
情報を受け取れないとなっている。外交と防衛問題に関してここまで厳しく管理体制がしかれるというのは
NSC構想の一貫である事は間違いないですが、実は政治家事態も内容を解っていないのです。
実際問題として防衛相関連の人物はこの特別秘密保護法が制定されていない状況でも『特秘』という扱いの
情報がありまして、時折、都合が悪くなると「特秘に当るので答えられない。」と弁明する事がありました。
今回の制定によって更に防衛相の秘匿性が高くなるものと思われます。


日経株式の調子が良いぞ。5月の暴落する前の15600まで近づく勢いです。
アベノミクスによる日銀黒田総裁との大型金融政策でどうにかここまで回復をした。前日比プラス289
15365まで持ち上げてきました。しかしどことなく静かな経済評論が目立ちます。GDP比による経済成長が
事実上低迷している為か浮足立つ雰囲気がありません。為替も100円代になり海外ヘッジファンドからも買い注文が
多いのですが、国内投資家にとってはどうしても5月の暴落を経験しているだけに慎重な活動といえる。
そもそも大型金融政策が海外投資家にネタバレをしているので金融資本の融通が通りやすいと思うのであれば
それなりに買いますからね。今日の黒田総裁の追加支援策も当然の事ながら考慮に入っていたのでしょう。

国内の日本経済の立て直しを期待していた投資家と金融トレードを主体とするヘッジファンドの間で温度差が現れて
きているのも頷けるのだが、ここまで上昇するとGDP経済成長率の低さを懸念する立場であっても
もう少し様子を見ようと考えてしまう。今国内での需要は低迷しがちなのだが、海外投資家のお蔭で金融業界は
国内組を含めて盛り上がっている。

だがしかしこの金融プチバブルを素直に喜んではいけないのではないかと個人的には思うのです。
経済成長が低いのに株価は高いという事は日銀の黒田総裁の金融政策が経済とは乖離したものとなる可能性があります。
株価が高ければ企業にも信用構造が生まれて銀行から融資を受けやすくなるというメリットはありますが
生産と消費の経済サイクルを刺激しなくてはどうしても経済は停滞してしまいます。
話を一年前の元に戻すとアベノミクスによる大型金融政策は景気刺激策であって株式の値戻し策では無い。
デフレからの脱却を念頭においているので景気が回復しなくては困るのです。あくまでも株式は経済指標の一つの表現型に
過ぎません。経済には新規雇用や失業者問題、貯蓄、財政など数多くの側面から成り立つ複雑な多面体なのですが
今の日銀の金融政策は米国FRBの量的緩和政策のように長期化しなくては十分な効果がでないのかもしれません。

本来なら雇用が生まれ失業率が下がり、社会人の初任給が上がり賃金が上がり、消費が生まれそして企業に利益としてフィードバックして
株式が上がるものなのです。多くの流れに乗って総合的な意味で日本株式に信用が生まれるのです。
今の一次元的な金融政策それならば株高という計算式は日本国内の経済に目を向けなくても海外からは容易に判断されてしまう
金融ソフト化が進んでしまっている現象の一面として垣間見る事が出来てしまいます。

実質的に経済成長率が下がりアベノミクスによるデフレ脱却に陰りが見えてきたのですが、日銀黒田総裁による大型金融政策は
続くという事で日本株式の株高は維持されています。今の株高は日本経済が本格的に回復軌道に乗り経済をけん引するように
企業の力で株式が上がるのではなく、海外投資家の資本が流入してきて膨れていると見る方が賢明かもしれません。
幾つかの企業では決算の状況が宜しいようでアベノミクスの効果の一片を見る事が出来ますが、日本全体の景気回復となると
もう少し先の様な気がします。そもそも一年でデフレが脱却できるわけはないよね。

これが俺の勝手な経済論






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