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安倍政権為替介入に着手か?

2016-05-02 23:32:01 | 経済
2月には日銀の当座預金にマイナス金利が実施され、
3月の日銀保有株式の売却期限が始まり
4月には日銀の短観が景気悪化を示し、追加緩和策を見送った。

どう考えても日本経済が地盤沈下している状況で
黒田日銀総裁はこのタイミングで追加緩和政策を見送った。緩和政策に信頼性が
置けなくなったのかもしれない。

アベノミクスではこうした日銀の動向に対して見事なほどに市場が連動して反応を示し
株安と為替円高に振れる時期が必然性を持って始まっている。


こうした状況を意識して麻生財務担当はG20の場で為替介入を仄めかす場面があったが、
しかし米国財務長官のルー氏はこれに難色を示し牽制をした。

麻生太郎の発言が否定的に受け止められた米国の対応に発奮したのか為替介入は
中央銀行がやる話だと支離滅裂なことばかり言っていた。

ならば米国の為替介入には日本の財務省は黙ってろって言われても仕方が無い。


そんな麻生が中央銀行がやる事だ、米国財務は口を出すなと云わんばかりに強引に進める
『為替介入』を日本の財務省が今しようとしている。

為替介入が落ち込んでる日本経済を立て直すのに成功するか否かの前に既にこの段階で
バカである。

財務省が為替介入を決めた場合どれ程の規模で実施するかは日銀の裁量にかかっている。


さて為替介入が始まる前から米国とフラクションを起した麻生太郎の実力は最悪としか
評しようがないのだが、このまま円高傾向が続けばこのタイミングで海外のヘッジファンドは
日本株の売り時として日本から離れる口実になる。

こうした落ち込む状況を為替介入で回避しようにも生兵法と無理な強引さが祟り、
5月初めにも日本市場の落ち込む機会を作ってしまった。

今の安倍政権は経済の場において何がしたいのかさえも解らない。アベノミクスがダメなら
ダメなりに対策を整えるべきなのだが、政策が破たんした今でも傲慢さばかりが目立つ。
海外ばかりでなく国内の日銀からも嫌悪感を持てれてしまったために黒田総裁からも
追加金融政策の見送りを決定させられたのだろう。




アベノミクスが完全に修復不可能なまでに壊れた感がする2016年の4月下旬。
麻生財務担当大臣がG20で米国と為替介入を巡り一悶着起したと同時に日銀からも敬遠された。
数年後に今一度この経済の問題を顧みた時どのような印象を受けるだろうか。






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