2022年の紅白歌合戦はどうだった?なんて今時ブログに紅白の感想を書くなんて少し時代遅れ
な感じがしない訳でも無い。そもそもブログ自体がツィッターに圧されて今時流行っていませ
んがモノを書くことが趣旨となるようにブログは重要だと思います。 2022年からは日本テレ
ビのガキの使い年末恒例笑ってはいけないシリーズの終了で、視聴率を奪われていた裏番組が
無くなったことで競争の面では少し楽になり多少は数字が上昇するのではと期待されましたが、
2022年の紅白の結果は過去ワースト2位の視聴率に40%割れの35.3%となりました。 もう紅白
歌合戦は年末大晦日の国民的な番組では無くなり普通の音楽特番になりました。 別に特別な
寂しさはありません。 以前のように大晦日の行事として一年の締めくくりとして紅白視聴で
沸いた達成感を味わった頃からも少し時間が経った。 今年で紅白からの引退を決めていた永
遠の若大将の加山雄三(85)が歌唱後に審査員の黒柳徹子からの“もっと見たかった”のコメン
トに“もういいよ。”と素っ気ない態度で答えたのが印象的だった。 そうなんだよな。紅白
は国民的な大晦日の番組として視聴率や若い世代に気を取られ過ぎてこうした長年に渡り紅白
を支えてきたベテラン達を除け者にして来たのが2000年代の紅白だった。80年代に大きく視聴
率を落として国民皆が必ず見る訳では無い番組となり、出演者の編成に苦労し始めて気付けば
出演者側からも興味を持たれなくなっていた。 こうなるならば、いやこうなる事が薄々と解
っていたのならば、いっその事ベテラン勢を中心とした若者に配慮の無い7割は制作側の自己満
足な歌番組でも良かったのかもしれない。
2017年の第68回紅白歌合戦で朝の連続ドラマ『ひよっこ』に桑田圭祐の特別出演に14年ぶりの
安室奈美恵ラスト出演などなど近年稀に見る紅白見所盛り沢山の年に司会の内村光良がコント
で訳の解らないディレクターの役を演じ要所要所で番組の腰を圧し折る大活躍?をみせて紅白は
呆気なく死んだのだよ。 紅白に出場するベテラン勢でさえも解らない事はしてはいけない。
そしてあれから5年の月日が流れても紅白は未だに息を吹き返すこともなく、緩やかな下り坂を
進むことを誰もが許しているのが現状だ。 だからまぁいいじゃないのかな。