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タマネギの台風被害

2016-08-30 23:56:04 | 経済
今年のタマネギの2016年のお話になる。

佐賀県産のタマネギが暖冬の影響もあって「べと病」が蔓延し生産量が薄く

高値で推移していたタマネギが時期産地の移り変わりにより8月から全国に流通する

北海道産タマネギの出回りにより価格が安定するはずであった。タマネギが。

タマネギの名産地である北海道の北見市に台風が上陸しタマネギ畑が惨事になっている。


タマネギ佐賀県産は「べと病」で北海道産は「台風被害」の二重の被害によってどうも

今年の国内産タマネギ価格が安定は難しそうだ。


変わってスーパーの野菜売り場の店頭にはニュージーランド産や中国産そして米国産の

タマネギが並んでいた。

ニュージーランド産のタマネギは国内産に比べて少し小ぶりだ。形はほぼ同じだ。

中国産のタマネギは少し大ぶりで皮が薄いのが特徴だ。

米国産のタマネギは皮が厚く丸々とした野球ボールのような形だ。

価格の方は米国とニュージーランド産は平年並みの国内産タマネギと同等のお値段で

比較的に中国産タマネギだけは若干お値段が低く設定されている。


気になる安全性の問題については既に外国産野菜の多くは加工野菜として外食産業で多いに

使用されており、八百屋さんで見かける野菜そのものの形では馴染みが無くても外食の

消費者としては結構身近な存在であった事に気づかされる。タマネギばかりでなく牛蒡も

最近は輸入品が増えてきた。日本には無いもを輸入によって手に入れることはあっても

日本でも生産され入手が可能な品目にまで海外産は迫ってきている。



考えてもみれば、きんぴらごぼうを作る時には細長い牛蒡を「ささがき」にしてから

調理するのが定番でしたが、今では「ささがき」ではなく、規律正しく機械で四角て細長い

木角材を小さくした様な形に加工した牛蒡で作るきんぴらごぼうが主流になっている。

普段の生活できんぴらごぼうのように当たり前に機械で加工された野菜を口にすることに

違和感を持てなくなってきている現代社会は、返って調理法の「牛蒡のささがき」を知らない

又は経験した事の無い人の方が増えているように思う。


「牛蒡のささがき」は文字通りに牛蒡を削ぐように切り笹の葉のような形にするからだ。

機械で加工された角材のような形には成らない。

これがTPPの威力だ。国内における食品の安定的な需給と引き換えに生産者が苦しむ。

日本車を海外で多く売りたいと言った政治家はもう居ない。











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