南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

色んな組み合わせが出来るのが中華エンジンにはない楽しみ方

2020年10月29日 20時37分00秒 | 国産横型エンジン編





今日も珍しく本業がありエンジンの方はあまり進まなかったがAB27エンジンの腰上のオーバーホールはしておいた。

ヘッドの中のみオイルが行っておらず焼き付いていたからバルブステムシールをカムイさんに買いに行き、
オーナーさんの要望でハイカムとロッカーアーム、バルブスプリングはマニアックパーツさんの過激シリーズに交換して、
ロッカーアームピンなど他の部品はウチにあった中古を使い組んでみた。












過激カムのオーバーラップは写真の通りでCPさんのヘッドだとバルブ同士は何とか当たらないし1ミリは空いているのでバルタイがかなりズレない限りは当たる事は無いと思う。

ただこの状態はタペットクリアランスは0だから、
クリアランスを足すともう少し隙間が出来るはずだ。












ピストンはCPさんの物からミニモトさんの鍛造ピストンに交換するのでピンを刺して比較してみたが、
圧縮比としてはCPさんのピストンの方が少し高いと思うし、
リセスはミニモトさんのピストンの方が余裕があり、
オーバーラップの状態で燃焼室にピストンを入れてみたが全く当たる気配もない。

ミニモトさんのZヘッド用鋳造ピストンはもっと圧縮が高そうで、鍛造ピストンはそれほど圧縮は上げてないと思われる。












ただ驚いたのがミニモトさんの鍛造ピストンってなんとアルミ削り出しで、
このピストンが8700円で買えるってかなり凄い事だと思う。

ミニモトさんの鋳造ピストンだと間違ってレギュラーガソリンを入れて走っちゃうとアッサりタナ落ちしたりするんだけど、
この鍛造ピストンもハイオク指定だが圧縮は程よく抑えてられていて耐久性はかなり高いはず。
この技術でGPXの超ハイコンプピストンを作って欲しいくらいだわ。

そんな訳で明日も珍しく本業があるから早く終わらせてエンジンを作ってしまいたい。
バックオーダーもまた増えたから今週も休日返上だなぁ…





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