南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

久しぶりに143ccエンジンを作りました

2020年10月18日 20時19分00秒 | GPX125 エンジン偏





実は昨日ロンシン140を作り終わったら次のエンジンも作っていてGPXを143ccにする。

ケースボーリングはロンシンのケースと同時にHISPECさんにお願いしてあったから、
まずベアリングを国産品に交換してこのミッションもロンシンと同じようにボトムニュートラルに変更。

さらに143ccだからクランクが錨型の軽量クランクとなる。
ストロークは54.5ミリから54ミリに少し減るんだがスモールエンドが14ミリと太くなり、
58×54のボアストロークで排気量を上げながらショートストローク傾向のエンジンになる。

さらに排気量は上がるが燃焼室はそのままだから相対的に圧縮も上がる仕組みで、
ただコンロッドはH断面ではないから個人的にはあまり回さずトルクで乗っていただければエンジンも長持ちすると思う。

143ccキットはモダンワークスさんでは欠品中だけど私は1セットだけ在庫してるから、
もし同じエンジンが欲しい場合は早めに言って下さいな。
エンジンよりボアアップキットの方が若干高いんだがクランクは軽量だしシリンダーはメッキシリンダーで超軽いからお値段以上である事は確かだ。











昨日は腰下までは作り腰上の加工もしておいたから今日は一気に組み上げて完成した。

そう言えばボトムニュートラルミッションになるとニュートラルセンサーの位置がズレてしまうため、
センサーの位置決めの出っ張りを切って回して取り付ける事になるんだけど、
そうすると線の向きが後ろとなってしまうため出来ればギアポジションセンサーにしていただけると良いかなぁ、と思う。

ボトムニュートラルはNは出し易いんだがダウンで1速を見失う場合があるためインジケーターも付けて配線していただければ何速か分かるし一石二鳥でしょ。












今日はさらに2機のエンジンをバラしていて写真の125 cc1次側遠心クラッチエンジンをベースに、
GPX125の中身を移植してセル付きのGPXを作るため一気に2機バラしてピン使う部品だけ剥離とブラストに出して使わない部品はそのまま返却する。

だからこの後2機全バラしてマストテクノさんに置きに行って、
帰ってニュース見てたら飯田市長選挙の投票日が今日と知ったから慌てて投票しに行って来た。

部品は多分明後日には帰って来ると思うからまた別のエンジンを明日バラすかモンキーのエンジンを作る予定。

それと今日ミニモトさんからGPX125エンジンが再販され3機注文したから超ハイコンプピストンを入れないオーダーの方のエンジンから製作を開始します。

ピストンなんだが私の読みだと来年中に再販されればまだ良い方で下手したらやっぱり生産終了、なんて事にもなり兼ねないと思っている。

5000円でもまだ安いんだから値上げしてでも再販はしていただきたいし、
どうしても無理ならモダンワークスさんから私が版権譲ってもらってゾンシェンの工場に作ってもらっても良いかもしれないねぇ。


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