南信州のりもの倶楽部♪

エンジンの製作やオーバーホールのご依頼は msworksjapan@yahoo.co.jp から無料見積もりからどうぞ。

もうすぐ2022年が終わる

2022年12月31日 22時38分00秒 | オートバイの無い生活





今日は大晦日なんだが昨晩深夜に起きてしまい再び飲酒をしたら次に起きたのが14時頃で、
まだ軽く酒が残ってた気がしたからクソ寒いのにウォーキングに出かけて無理矢理酒を抜き、
そしてまた1人で酒飲みながら今年を思い出していた。

とりあえず今年の写真を見てみたんだがエンジンの写真しかなく、
そう言えば旅行や観光にも行っておらず1番遠い所に行った記憶は駒ヶ根までで、
仕事する以外は何もしてなかったんだなぁ、と自分にガッカリする。

ただエンジンの事はちゃんと考えていて、
どんな物を作れば皆さんが喜んでくれるんだろう?
とずっと考えてはいた気はするし、
実際さっきもお客様と電話で昨日バラしたエンジンの次の仕様を考えていた。














あとTikTokなんぞ始めちゃって自分の汚ねぇツラ丸出ししてしまったが、
頭に猫乗っけてエジソンを歌う47歳オジサンの弾ける笑顔見たかったら、
TikTok内で南信州のりもの倶楽部で検索すると直ぐ見つかる。

自分でも相当痛い事してるってのは重々承知してるんだが、
来年はエンジンを作ってる所をライブで配信なんて出来ればとも考えていて、
ライブだと編集など面倒な事は必要無いんだけど、
口滑らせてとんでもない下ネタ言っちゃわないかだけが心配だ。

1人暮らしだから誰も聞いてないのをいい事に、
アジトに帰って来たら「ただいマ○コ〜!」と最低な事を普通に言ってるが、
こんなクソみたいな事ブログで書いちゃえれる精神性の方が問題な気がするわ。

あと元嫁と再会出来たのが逆に良かった思い出で、
別れてから何年も引きずっていた気持ちがやっと切れた気がする。

そもそも自分のせいで捨てられただけの話なんだけど、
忘れる事は出来ないが気持ちを切り替える事は出来た気がするから、
来年の春には離婚からずっと伸ばしてきた髪をバッサリ切ってヘアドネーションに寄付する。

もう4年も伸ばしたから腰に届くくらいになっちゃったけど、
私の知らない子供達が喜んでくれれば良い事で、
でも次も伸ばしたいかと言われれれば答えはノーだ。

つい最近も近所の方に挨拶されて「男の子だったの?!」と言われていたくらいだから、
次は深田えいみさんくらいのフワッとしたショートヘアーにでもして、
髪を結ばずに生きていきたいなぁ、と思う。


来年の抱負としては酒控えてエンジンをガンガン製作出来ればなぁと思うし、
もっと面白いエンジンを作れるよう考えて実行出来れば良いかな。
私の会社も低空飛行だけど墜落はしないよう適当に頑張るつもりだ。


そんな訳で今年もあと少しで終わってしまうが、
私を利用していただいた皆様には本当に感謝しかありません。

来年も皆様をウキウキワクワクさせるような物を作りたいので、
ブログを読んで応援いただければと思います。

それではみなさん、良いお年を!




南信州のりもの倶楽部♪


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またクランクブローしていました

2022年12月30日 20時53分00秒 | 国産横型エンジン編





もう12月30日って事で今年も残すところあと1日となってしまったが、
貧乏暇無しだから今日もエンジンをバラしていた。

今回のエンジンは確か春頃に製作したカブ50のセル付きで、
異音が派手に鳴ってきたから見て欲しいと送られて来た。

以前製作した内容なんだがクランクブローのためフルオーバーホールを行い、
4速ミッションをトップクロス化してクランクは41.4ミリのRクランクに交換。

強化テンショナーを取り付けてオイルポンプと強化クラッチはキタコさんの物に交換し、
キタコさんのライトボアアップとハイカムと言うメニューだったが、
オイルポンプは当初ミニモトのものを入れていたんだが、
蓋に隙間がありオイルを汲み上げておらず腰上がブローしてしまったからまた作り直した。

ミニモトのオイルポンプの写真はこのブログに掲載してあるが、
確か1ミリ程のシックネスゲージが入ってしまうくらいの隙間だったから、
あれからミニモト部品の恐怖症になりお客様には全く勧めてないんだよねぇ。

そんな訳で異音と言えばまたクランクが怪しいから腰上からバラして行く。












ライトボアアップキットは再利用が可能なくらい綺麗だったんだが、
コンロッドを揺すってみるとガタガタなのでクランクのビッグエンドのベアリングがダメなんだろうね。
よって今回もクランクブローで交換となるからフルオーバーホールが決定となってしまった。

ブローの原因なんだが多分腰上が焼き付いた時にクランクもダメージを負っていて、
そのせいでクランクの傷が広がってしまったか、
ヤフオクで13,000円程と安価に販売されているRクランクを使ったからかのどちらかだが、
オイルポンプが動いてなかったと言う事はクランクを潤滑出来ていなかった事になるから、
恐らく潤滑不良時のダメージのせいだと思われる。

ただね、このエンジンが積まれたカブの使い方もなかなか過酷で、
愛知県の国道23号線と呼ばれる高速道路みたいなバイパスを通勤でブッ飛ばしてるらしく、
その使い方なら出来れば125ccクラスのエンジンをお使いいただきたいんだが、
72ccだと燃費も悪くないから分からないでもない。

今回も耐久性重視でと言われているのでRクランクを使い修理しても良いが、
実は41.4ミリストロークと52ミリストローククランクの金額ってほぼ同じなので、
出来れば52ミリクランクを使った94ccでブン回さず余裕を持った排気量で乗っていただきたいかなぁ、と私は思う。

そしてもし私が国道23号線を通勤で使うエンジンに選ぶとしたら、
多分LIFAN125のミッションはロータリー化とトップクロス化してハイカムを入れた仕様くらいにするかなぁ。

と言うかカブではなく250ccクラスのバイクにしてしまった方が良いかもだが、
横型エンジン専門店の私がそれ言っちゃお終いだな。




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何故が残っていたモダンワークスさんの4バルブヘッド

2022年12月28日 20時32分00秒 | GPX125 エンジン偏
この間なんだがインターネットバンキングでうっかりパスワードをミスってしまい、
復活させるには銀行に来て下さいと言われていたので、
銀行に行ったりマストテクノさんに部品を取りに行き年末の挨拶を済ませたり、
カムイさんに部品を買いに行きまた挨拶したり、
メールを返信せしたり支払いに出かけたりしていたら夕方になっちゃったので、
色々がどうでも良くなりウォーキングに出かけて帰って酒飲んでる。

そしてかなりの会社は今日か明日から年末休業に入るため、
「今年もいよいよ終わりかぁ〜」なんて思いながら晩酌してる方もいるかめしれないね。

そんな今年の年末なんだがまたとんでもない物を買ってしまった。












GPX125改143cc4バルブヘッドエンジン。

WAVE110の4バルブヘッドの事でモダンワークスさんに電話した時に、
作っただけで使ってないエンジンが有るけど買わない?と言われて、
金額も聞かず2つ返事で購入を決めてしまった。

写真の通りモダンワークスさんの4バルブと58ミリピストンとシリンダー、
クランクケースはボーリングもされていてクランクはフルカウンターの54ミリなんだが、
結構昔に製作したみたいで腰下が塗装されているみたいだから、
クロスではない前期のボトムニュートラルミッションが入ってるみたい。

よって結局はまたバラして剥離とブラストして、
ミッションもリターンのトップクロスにはしないと使いたくないかなぁ、って感じ。

それとクラッチカバーもこのままだと不釣り合いだからスペクラカバーに交換したいし、
キックもBタイプ化しないとだしと使うまでお金がかなりかかりそうな気がする。

ただ、ご存知の通りウチで今現在で動くバイクはエイプ50とFIリトルカブしか無いため、
使いもせず見せびらかすため事務所にでも飾っておくつもりだ。

そして売って欲しいと言う方からメールが来そうだが、
私の会社がかなりの経営危機にでもならない限り販売する気は微塵も無いので、
もし私がこのエンジンを売りたいと言い出した時は、
経営難なんだな、と察して笑ってやって下さいw

他にはポート研磨し過ぎてスタッドボルトの穴と貫通してしまった、
モダンワークスさんの中華エンジン用4バルブヘッドも買ってはみたが、
穴埋めしないと使えないためやはりジャンクとなり、
結局は修理して自分で使うしかなさそうだが、
そもそも私はバイクに乗ってる暇が無いため今は事務所にヘッドのみ飾ってある。

よって今回は結構なお金出して飾りを買ってしまったが…












実は同じ物がもう事務所に飾ってあったりする。

クラッチカバーも有るんだが取り付ける必要も無いからこのままで、
毎日見てるせいか有り難みが感じられなくなって来るから慣れって怖いねぇ。

年末年始なんだが休んでる暇が無いため、
正月明けに向けていくつかエンジンを製作する予定で、
WAVE110の4バルブヘッドのベースエンジンも作るから、
今夜も酒は控えてさっさと寝ますかね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2日も溶かしてしまった…

2022年12月27日 21時02分00秒 | GPX125 エンジン偏










ここ2日はWAVE110の4バルブヘッドのお話で終わったが、
ちゃんとエンジンも製作していてお預かりしていたGPX125が完成した。

今回の内容はフルオーバーホールと剥離をしてセミクロス化、
あとは強化テンショナーと超ハイコンプピストンを入れた物で、
オイル漏れしてると言われていたんだがオイルドレンのアルミワッシャーが入っていなかったから原因はコレっぽい。

ただ他が原因だと困るためいつものようにテンショナーのボルトはシールテープを巻き、
オイルシールやステーターの大きなOリングも交換しておいたから直ってるのではなかろうか。
コレでダメなら部品にクラックが入ってると思うが、
ケースなど叩いた感じ濁った音はしてなかったから大丈夫だと思う。

実は昨日と今日は気分が悪くほとんど働いてないが、
明日はちゃんとメールも返信するしエンジンも作る予定。

そして早く4バルブヘッドを試すエンジンも考えないといけないねぇ…



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今回もWAVE110の4バルブヘッドを検証してました

2022年12月26日 22時20分00秒 | 国産横型エンジン編










そんな訳で今日もWAVE110の4バルブヘッドの部品を色々調べてみた。

まずカムシャフトなんだが見ての通り専用みたいで交換は無理そうなんだけど、
カム山はハイカムチックなカムだしオーバーラップもちゃんとありそうな感じ。

ただまだ組んでないので色々は不明だけど、
ノーマルカムでコレってなかなか凄くてロンシン125のカムなんてもっと尖ってるよ。












お次はローラーロッカーアームなんだがレバー比は1:1となっているみたいなんだが、
少し残念なのが鉄製だから84gと少し重い感じがする…

ちなみにモダンワークスさんが販売していた4バルブヘッドのローラーロッカーはアルミ鍛造だから凄く軽く、
4バルブヘッドの金額の2割はローラーロッカー代と電話で言ってたかな。

5万円のうちの2割ってかなりな割合なんだが、
それでもアルミ鍛造にしないと強度が出ないから仕方なかったんだって。
しかし聞いた話をそのままベラベラ喋っちゃってるけど良いのかなぁw

あと鉄製のローラーロッカーなんだが頑張れば1割のシェイプは出来るかもしれないんだけど、
もし折しょれても部品単体購入は出来るか分からないので、
私的には無理しないよう使っていただきたいかなぁ、と思う。












今回は110ccで検証するからモダンワークスさんの4バルブヘッド用52ミリピストンを使う予定なんだが、
もしリフト量がモダンさんのヘッドとWAVE110ヘッドが同じだった場合は、
ピストンのリセスを1ミリ深くカットしておいた方が良いですよ、とはアドバイスしておいた。

と言うのもHISPECさんもモダンさんの4バルブヘッドを愛用しておられるんだが、
どうやらピストンとバルブが当たったような跡があったらしく、
1ミリのリセスカットしたピストンを使っているみたい。

ただリフト量によってはリセスカットの必要は無さそうだから、
両方のカムのリフト量を実際測ってみるしかなさそうだね。

ちなみにHISPECさんは大変紳士的な方なんだがレーサーだから飛ばす時はトチ狂ったように飛ばすので、
単純に「回し過ぎじゃね?w」と私は思ってしまうな。

あとモダンワークスさんの4バルブヘッドなんだが再販を諦めた訳じゃないらしく、
ロットの壁と販売時期のバランスによってはまた作りたいみたい。

つまり作って直ぐ売り切れれば問題は無いんだが、
在庫しとく時間が長くなると商売にならないし、
そもそも倉庫も容量は無限じゃないから簡単ではないみたいね。

今日なんだが晩酌中にまた寝落ちしてしまい真夜中に起きて、
また第2ラウンドの晩酌をしてしまったから何も出来ず、
ウイニングランのヒグマさんとまたLINEで情報交換をしていて終わってしまった…

明日は4バルブヘッドを積むベースエンジンをバラす予定なんだが、
純正部品は早く用意しないと年始に間に合わないねぇ。







おまけ







冬の晩酌のお供なんだが最近は湯豆腐を毎日アテにしていて、
昆布出汁で豆腐とえのきと白菜を入れて軽く煮込み完成とかなり簡単なんだが、
刻みネギを足したポン酢でいただくと毎日食ってるのに毎回「美味い!」と感じてしまう。

だだ湯豆腐で熱燗じゃなくハイボール飲んでるんだからズレてるんだよねぇ。




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい4バルブヘッドの試作品が届きました

2022年12月25日 20時02分00秒 | 国産横型エンジン編





そんな訳でこのクリスマスにモダンワークスさんから素敵なプレゼントが届いたので紹介したいと思う。

写真右側のヘッドなんだがWAVE110の4バルブヘッドで中華エンジンには使えないが国産のカブやモンキーに使われるみたく、
ただピストンが付いて来ないから以前販売されていたモダンワークスさんの52ミリ4バルブ用ピストンでが使えるか検証して欲しいとの事で送られて来たのだ。

元々は大分県にあるウイニングランのヒグマさんが発見して、
電話でモダンワークスさんに「こんなヘッド見つけたよ」みたいな感じで伝えたら、
モダンワークスさんが本当に試作品を用意してくれたので、
それを何故か私が検証する事になったんだが、
なんせ初めてのヘッドなのでスゲぇワクワクする。

こんなオジサンが心躍ら事せるなんてそうそうないと思うわ。












これは右側からの写真なんだが以前のヘッドよりは少し大柄かなぁ、と思う程度で、
デザインもスッキリした感じとなっている。

あとカバーのデザインは武川さんで昔販売されていたスーパーヘッド+Rに少しだけ似てる感じはするね。












肝心の燃焼室なんだがモダンワークスさんのヘッドのバルブ径は21ミリと18ミリに対して、
WAVEのヘッドのバルブは19ミリと17ミりとなっているようで、
よって燃焼室が少しコンパクトとなっている。

まぁWAVE110のヘッドだから110cc用として開発されたから、
今回検証で使うエンジンもモダンワークスさんの52ミリクランクと52ミリ4バルブ用ピストンを使い110ccを作ってみたいと思う。

ただ何故が54ミリの4バルブピストンも入っていたから、
54ミリスクエアの124ccも作ってね♪、みたいな無言の圧力を感じるw

ただね、124ccとなると圧縮が高くなり過ぎないかって問題が出て来て、
武川さんの4バルブヘッドは最高で138ccが作れるようになっているし、
モダンワークスさんの4バルブヘッドは124ccや143ccが作れるようなキャパがあるため、
WAVEのヘッドで124ccは燃焼室を少し広げてやらないと危険な気がするかなぁ。

まぁそこは販売が始まって皆さんが購入した時に考えれば良い事だ。












少し残念なんだがポートがイン側で31ミリ近くあるから大き過ぎで、
出来れば横に細長く埋めてDポートみたくしてやりたいくらい。

まぁキャブやインマニで流速が変化するから別に構わないと言えばそれまでだが、
何でこんなに広げたのか不思議なくらいだ。

あとカムシャフトはこのヘッド用だから選べないしロッカーアームはローラーロッカーとなっているくらいかな。

ただヘッドの右側のカバーが入ってなかったから明日にでもモダンワークスさんに電話してみようかと思う。

ちなみにカムスプロケットの所の丸いカバーは多分だがロンシンなどの大きい方のカバーを使うみたいで同梱されていなかった。

ちなみに気になるお値段なんだがヘッド単体だけなら2万円くらいかな、
みたいなとんでもなく安く設定しているみたいで、
ただピストンやカバー類までセットにすると2万円ではまず済まないと思う。

でもこんな安値で4バルブ化出来ちゃうなら、
普段使うカブを4バルブにしてみようかな?くらい気軽にいじれるんでないかな。

次は実際組んでみて検証してみたいんだが、
このヘッドを使うベースエンジンは何にしようかなぁ…





  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中華エンジンを使うならまずこれだけはやっておけ

2022年12月24日 21時44分00秒 | 輸入横型エンジン編





今日はクリスマスイブって事なんだが普通に仕事の日のため昨日剥離したGPXの部品をブラストしていた。

まぁブラストなんぞ直ぐ終わると鷹をくくっていたんだが使った時間は約3時間とかなりの時間を使った。

と言うのもシリンダーのアルミのムラを残った塗装と勘違いしてブラストしまくり、
結局はそんな物取れる訳無いからそのままにしておいたんだが、
シリンダーとクランクカバーだけで2時間近く使ってたかもしれず、
1番簡単だったのが何故かクランクケース。

まぁクランクケースは塗装がわりと綺麗に剥離出来たから良かっただけで、
クラッチカバーは塗装が結構残ったままブラストしていたから時間がかかっただけ。
よって剥離はやはり手を抜かない方が早く終わるね。

そしてこのエンジンってここに来るまでは買ったまま使われていたみたいだったので、
中華エンジンばかり見てきた私が、
エンジンを買ったまま使いたい時に最低限やっとおくべき事を書いてみようと思う。



1  ボルトの増し締めて

増し締めと言う言い方は相応しくないかもだが、
ボルト類が緩んでないかのチェックだけで良いので行って欲しい。

ケースやクラッチカバーの締め付けトルクは1キロ程のため締め過ぎるとネジ山が痛むので気を付けよう。


2  シフトドラム左側のボルトの緩み止め








エンジンの左後ろ側にニュートラルセンサーがありそれを外すと写真のようにセンサーの接点とボルトが見えるんだが、
このボルトが緩んでいるエンジンがかなり多かったので、
買ったらこのボルトと接点を外してロックタイトで緩み止めをしてもらいたい。

ちなみににトルクは1キロなんだが接点の裏には突起があるので、
シフトドラムの溝に合うように入れるとニュートラルの位置決めが簡単に出来る。

ただ無視して乱暴に取り付けると突起が潰れてニュートラルの位置を出すのが難しくなるため気を付けるように。



3  カムチェーンテンショナーのキャップ交換








写真の使い回しでスマンがオイルドレンボルトの反対側に14ミリのボルトが付いてるんだけど、
コレを外すとバネがビヨーンと出てきてロッド状の物が落ちて来る。

それがカムチェーンテンショナーで先端にゴム製のキャップが付いているんだが、
中華エンジンのキャップはかなり脆いので必ずモンキーやカブなどの純正品か、
モダンワークスさんから出ている強化品に交換してもらいたい。

このキャップが割れると最悪はエンジンブローに繋がるため要交換が鉄の掟で、
本当は強化テンショナーキットに交換が望ましいが、
初心者の方はフライホイールプーラーを持っていないためキャップのみでも構わない。

あと14ミリのボルトを取り付ける時にはシールテープを巻いておくとオイル漏れ止めになるよ。


本当は初期オーバーホールしなさいとは言いたいがお金もかかるため、
最低限でも上記の事を行っておけば少しは安心して使っていただけると思う。


あとウチの初期オーバーホールってのはオーバーホール作業と言うよりは仕様変更で、
腰下まで開けるんだからついでにミッションやテンショナーなど適正化しましょうね、みたいな感じで行っている。

だからどちらかと言うと仕様変更ついでにオーバーホール作業をしましょうかね、って感じだ。

明日なんだがとんでもない物がモダンワークスさんから届いたので紹介していこうと思う。

まぁ先に言わせてもらうとコイツの販売はほぼ確定だから、
気になる方は早めにモダンワークスさんで販売されてるCD系クランクケースを買って待っててね♪


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジクロロメタンは危険な液体

2022年12月23日 21時18分00秒 | GPX125 エンジン偏






今日はまた別のエンジンを始めて、一旦使われたGPXエンジンなんだがオイル漏れしたりオーバーホールついでのリメイクって事でサクサクバラして行く。












本来は剥離とブラストに出したいんだけどマストテクノさんが多忙なため、
今回は自分で剥離とブラストを行う事にして剥離剤も買っておいた。

以前の剥離剤はリムーバーナンバーワンと言う物を使っていたんだけど、
今回はスケルトンと言う物をアマゾンで買ってみたんだが、
使った感じと言うか剥離剤自体が緩いゼリー状で青みがかかった色をしていて、
何だかリムーバーナンバーワンとスケルトンの中身は同じなのではないかと思うくらいそっくり。

剥離の強さもほぼ同じと言うか全く同じで、
1回では剥がれきれないため何回か塗る事になるんだが、
どうせブラストするんだから今回は1回だけの剥離作業で残りはブラストを頑張る事にする。

と言うのも1回だけの剥離だけでも塗装は脆くなるためブラスト作業はかなり楽になり、
全てブラストするより半分以下の時間で終わるから構わないんだよね。

ちなみに剥離剤の主成分はジクロロメタン(塩化メチレン)とエタノールとなっており、
このジクロロメタンって奴は本当に危険な液体でだ、
マストテクノさんに行った事ある方は知ってるかもだが、
あそこの部品洗浄槽に入ってるのもジクロロメタンで、
沸点がかなり低く40°以下でグラグラと沸騰していて、
洗浄槽の内部の外側に水を通した管が張り巡らされており、
上部の冷たい空気で冷やされるため気化するのを防いでるみたい。

そして部品洗浄にはジクロロメタンの蒸気で洗ってるらしく、
部品を液体の中にドポンと浸ける必要もないため、
かなり濃い蒸気を吸うのも危険みたいね。

よって部品洗浄槽に間違って落ちてしまった場合は皮膚や肺が火傷してしまい、
かなり早く上がらないと命を落としてしまうようだ。

剥離中も皮膚に飛んだらいきなり痛みが走るから早く洗わないと火傷してしまうから、
剥離する場合は長袖と手袋はした方が良い。
まぁ私は慣れてるから軽装で行ってしまうが。

前に聞いた話だが剥離剤が薄まってしまうと部品洗浄槽からジクロロメタンを取り出して、
強力な剥離剤にブチこんでジクロロメタンを濃くしていて、
しかもジクロロメタンは水より質量がある液体のため、
剥離剤に少し水を入れておくと水の膜で気化を防ぐ事が出来るのだそうな。
有機溶剤なのに水より重いって不思議な液体だよねぇ。

つまり水の上にサラダ油を入れておくと油が浮くから水の蒸発を防ぐのと同じメカニズムだな。

明日はさっさとブラストを終わらせてから組んで行く予定で、
剥離剤って早く使わないと固まってしまうため、
やはり正月返上でエンジン製作する事になりそう。

そして現在GPX125やロンシン125、LIFANの125ccなどお使いの方でオーバーホールを考えておられる方。
ウチのほぼ主力であるGPXエンジンの販売が止まっているため早めに製作いたします。

ロンシンのフルパワーキットや強化テンショナー、セミクロスギアやBタイプキックスピンドルなど在庫は全て有るし、
何なら140ccのボアアップキットも2セットあるため、
送っていただければ比較的早く製作して納める事が出来そうで、
当然だがGPXの部品も全て揃ってるから前みたく3ヶ月待ちとかにはならないはず。

と言うよりGPXエンジンの再販が始まるといきなり大忙しとなるため、
早めにご協力いただけると有難いかなぁ、と思います。

そしてまたメールの返信が遅れていてホント申し訳ないですが、
必ず返信はするので少しだけお待ち下さい。








  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正確に言えばあと2.5機が目標

2022年12月22日 21時40分00秒 | オリジナル コンプリートエンジン





今日はまたロンシン125を組んでいて完成した。

前回まで腰下は終わらせてシリンダーとヘッドの加工は終わらせていため、
今日は腰上だけとなったんだがそれでも3時間近く使い色々と行う事がある。












そのひとつがバルブの加工でハイカムを入れる場合はバルブを写真のように加工しないと、
バルブの傘同士が当たり欠けたり曲がったりしてヘッドブローとなる。

以前YouTubeでロンシン125にハイカムを組む動画が有り、
その方はどうやらこのブログを情報源にしたらしいのだが、
皆さんカム交換は出来るんだがこのバルブ加工が出来ない。

そもそもバルブを外すのにバルブスプリングコンプレッサーが必要で、
傘の加工には旋盤やボール盤とサンダーがどうしても要るから、
一般の方はそう簡単に出来る物ではないのかもしれないなぁ。

一応だがウチではバルブの加工だけも行っているし、
ヘッドを送っていただければバルブ加工しハイカムも入れて組み付ければ直ぐ使えるようにも出来るので、
気になる方はブログタイトル下のメアドに連絡下さいな。

今回のこのエンジンの仕様なんだがミッションはノーマルのままセミクロス化とキックはBタイプにして、
強化テンショナーとフルパワーキットを取り付けたから排気量がこのままならフル装備となる。

まぁミッションをGPXの物に交換も出来るがセミクロスにしとけばノーマルでも構わないし、
発進で吹かしたくない場合はロンシンのミッションベースの方が良いよ。

明日はまた別のエンジンをバラしてから、
多分だが剥離剤が届くはずだから自分で剥離とブラストでもするのかなぁ。

今年中にあと3機は作りたいからかなり頑張らなきゃで、
暇になったらゲリラでエンジンも作りたいし、
実験用の国産エンジンのベースも作っておきたい。

まぁ年末年始もフル稼働が目標でクリスマスや元旦も天気が良けりゃウォーキングにも行くつもりで、
年始から精力的に動かないとダメな人間なんだと思うわ。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またあの悪夢の剥離とブラストを自分で行う事になるとは…

2022年12月21日 20時26分00秒 | オリジナル コンプリートエンジン
先ずお詫びなんだが昨日記事にした90461-459-010 のワッシャーなんだが、
今朝カムイさんに行って注文してみたんだが普通に購入出来て、
どうやら部品屋さんの入力ミスで販売終了と出てしまっただけみたい。

実は前に私の読み間違いで知らん部品が届いてしまった事があったので、
読み間違いだけはしないよう気を付けていたんだが、
ただ販売終了と出てくれたので欲しくもない部品を8つも買う事無く済んだのが救い。

そして4ミニレジェンドのヒグマさんを巻き込んで部品探してみたり、
ホンダにお勤めの方が心配してくれてまだ買えますとメールをしていただき、
皆さんホント申し訳ありませんでした。

ちなみにホンダさんの部品に対する扱いなんだが、
製作終了から15年経過し、さらに半年の間に部品の流通が無い場合は必要販売終了になる場合があるとの事で、
まだ購入出来る部品については私らが買い支えてあげられれば販売終了は回避出来るかもしれない。

よって良く使う部品なのに無くなっては困る!なんて部品があったら、
中古に頼るんでなくまず純正部品から探していただきたいかな。












カムイさんに行った時に5速ミッションを組む時に使うベアリングやリテーナーの在庫を聞いたら、
欠品中で再販時期不明との事だったからいつ完成するか全く分かりません。

よって現在5速ミッションを組み込み予定の方々は気長にお待ち下さい。

そしてついでにGPXエンジンとLIFAN 125の1次側クラッチエンジンも欠品なのでいつから製作出来るか分かりません。

本当はモダンワークスさんかアローズさんの再販が始まるのが1番良いんだが、
多分どちらもそろそろ再販が始まると思われる。


そして帰って来たら5速化のエンジンを作るのは潔く諦めて他のエンジンを始める事にして、
先ずはフルパワー化や色々を行うロンシン125の下セル付きをバラしてみた。

このエンジンは多分1度も使われた事が無さそうでガスケットも綺麗に剥がれてくれたから、
バラし終わったら早速剥離に出しに行って来た。

















お次は昨日帰って来ていたロンシン125のセル無しを組み立てる。

腰下はノーマルミッションのままトップクロスとBタイプに変更し、
シフトドラムも一旦バラしてストッパースプリングの力を弱めてチェンジのタッチを軽くしてあげた。

そして腰下までは組み立てたんだが剥離に出したエンジンが帰って来るまで暇になってしまうため、
明日はもう1機他のエンジンをバラしてからセル無しのロンシン125は明日完成予定。

剥離をお願いしているマストテクノさんは現在超絶多忙らしく、
部品がいつ帰って来るか分からないため短期間の間だけ、
昔使っていた強い剥離剤を買って自分で剥離してブラストするしかないかもと思い、
業務用の剥離剤をアマゾンで購入してはみた。

ただ業務用は皮膚に飛ぶと簡単に火傷するからあまり行いたくない作業だ…



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな物まで販売終了になるのか…

2022年12月20日 21時27分00秒 | 輸入横型エンジン編





今日は剥離だけのロンシン125の部品が帰って来たから早速組み立てに入ったんだが、
その前にセミクロスやBタイプ化に使う部品も一緒に注文しようと思ったんだけど、
写真のカウンターシャフトの20ミリのワッシャー、
部品番号は 90461-459-010
こちらが何と販売終了と言われた。

セミクロスはカブ100の4速ギアを使うんだがカウンター側は本来ドラムのストッププレートが付いてるからギアが薄く、
よってワッシャー2枚を入れて位置調整していたんだが、
4速ギアはまだ買えるのにワッシャーが先に尽きるって悲し過ぎるだろうよ。

ウチにあるカブ100とジョルカブの部品番号で調べてみたら同じ番号で、
ただ6Vモンキーなど昔の部品番号は違う場合があるからまた調べてみるつもりで、
もしくは販売終了ではなくバックオーダーになってるだけだったらまた購入は可能。

以前も個数は0だがBOを見逃してしまったみたいで私が右往左往した事があったし、
そもそもワッシャーなんて簡単に作れるし、
未だ東南アジアでは人気のカブの部品を簡単に販売終了にするなんて逆に考え辛い。

ただもしもの事があるから既に手は打っていて、
中国から購入出来るか調べていただいているし、
自分でもアリババやアリエキスプレスで販売があるか探してみたが、
多分検索ワードが悪いのかまだ見つかってはいない。

まぁ内径20ミリで厚み1ミリの丸ワッシャーはちゃんと買えるから、
それ買って来て4速のギアに貼り付けてしまえば良いだけなんだが、
出来ればちゃんとした純正部品で組みたいってのが親心、
好きな人のために何でもしてあげたくなるのが恋心なのだよ。

しかし最近になって販売終了がどっと増えて、
CD90のリターンキット、まぁモンキーのシフトドラムや、
カブ50のBタイプキックスピンドルなど欠品が目立って来て、
ただカブ自体はまだ現役バリバリなんだがら簡単に販売終了にはしてほしくない。

もし私が本田宗一郎さんだったらあの世で切なく感じてると思うわ。

ちなみに他の部品はまだ買えるみたいだから、
出来れば私のようなしょっちゅう購入する消費者が買え支えてあげれば、
もしかしたら簡単に販売終了にならなくなるかもしれない。

ただメーカーとしてはバイクの販売終了から何年かまでの部品は持っているが、
それを過ぎてしまったらわざわざ生産して販売する筋合いは無いのは分かるんだけど、
ホンダと言う巨大企業の一時代を支え、さらに未だファンはかなり居るんだからさ、
生産すれば必ず売れる部品なんだしメーカーさんが頑張っていただきたいと切に思うわ。

そんな訳で今日はエンジンを組むどころではなく部品探しなど画策してしまったが、
明日はカムイさんに行く用事があるため本当に販売終了か分かるはずだし、
またエンジンを1機バラして剥離に出しに行かないと、
マストテクノさんが年末多忙過ぎて私がエンジンを作れないかもしれない。

経理上でマイナスになってるのが気に入らないから年末年始もエンジンを作るつもりなんだが、
エンジン自体が欠品中とか部品が来ないとか全く関係ない所で足止めを食らっていて、
ただシルバー塗装されていないGPX125エンジンをお持ちで、
オーバーホールとチューニングを考えてる方は私が正月返上で製作します。

どうせ一緒に遊んでくれる女性も居ないし暇に決まってるなら働いてた方が有難いし、
起きて箱根駅伝を観て自分が歩きに行くだけの正月なんぞ必要無い。

そもそも今年の正月は酒飲み過ぎて寝てて終わったとか、
会社経営者以前に人として終わりに終わってるわ…

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広い世界にはこんな部品も存在している

2022年12月19日 18時52分00秒 | 輸入横型エンジン編
ex5 head 4 valve - saiz timing chain yang sesuai - bahagian 3


今日は午前中にまたヒグマさんと長電話して終わり、
午後になったら剥離と結晶塗装に出しにマストテクノさんに行って、
その後は本業に呼ばれたから1日が終わってしまった。

まぁ剥離から帰って来ないと何も出来ないから今日は休みみたいなもんなんだが、
歩きにも行けなかったのは残念だったかなぁ。

よって今日のネタは無いんだが、
世界にはこんなヘッドが販売されているんだねぇ、って動画を載せておく。

ちなみにもっと知りたい方はYouTubeで swipoh 4valve で検索してもらえると色々出て来る。

ただ東南アジア系の言葉のため何言ってるか全く分からんが、
何言ってるかはインスピレーションで乗り越えるのだ。
「多分こんな事言ってるんだろうなぁ」と感じられれば勝ちだ。

そしてまた最後になっちゃったがまたメールの返信が出来ず申し訳ないです。

しかしこの不景気な時に趣味の分野なのにご依頼をいただけるなんてホント有難い事で、
私も横型エンジンの情報を随時アップデートしているので、
乗り遅れないよう皆さんも目を尖らせていてね。

ただ仲間内のツーリングで目が尖ってる方は嫌われるからやめようw


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キタコのニュースタンダードにタイプ2が知らん間に出てました

2022年12月18日 22時16分00秒 | 国産横型エンジン編





私は全く知らなかったんだがキタコさんのニュースタンダードボアアップキットにタイプ2なんてのが出ていたんだね。

パッと見た違いだとカムがウルトラSEみたく6Vヘッドと同じになってるくらいで、
他にはポート形状が変わっててお値段も以前の物より少しお高めになっていた。

88ccのボアアップキットって各社で色々出品されていて、
それをお勧めするチューナーさんでも意見は結構割れていて面白いんだけど、
私的には正直言うとキタコさんのニュースタがやっぱり好きだ。

以前は安価だったミニモトのヘッドで良いんじゃないですか〜、みたいな感じだったが、
圧縮比が高過ぎてヘッドガスケットが抜けた事があり、
修理には圧縮が少し落とされたアルミ削り出しピストンとメタルガスケットを入れたんだが、
ボアアップキットと削り出しピストン買ってたらキタコさんの物と金額が変わらなくなり、
それならニュースタの方が良いか、となった。

ちなみにニュースタヘッドはバルブのはさみ角が浅いから燃焼室がコンパクトで、
ピストンも盛り上げる必要が無いから軽量となっている。
ポートの通り方とか燃焼室形状とか根本から変えてしまったんだから凄いよね。

ただウチの場合はフルオーバーホール屋さんみたいなもんだから、
せっかくケースを破るんだからクランクも交換となるパターンが100%で、
排気量を一気に110ccにするメニューがかなり人気となっており、
モンキーやカブのエンジンって中華エンジンより軽量なクセに110ccなんて作れてしまい、
多分ロンシン125のノーマルよりパワーが出てるはず。
あんな軽いエンジンで125ccもある中華エンジンよりパワーが出ちゃうんだからナメてかかると恥かくね。

ただ、いきなりタイプ2をお勧めするかって言うとそんな事は無く、
タイプ1もまだ買えるから(いっつも品切れなんだが)わざわざ変更する必要は無いし、
好きな方を選んだら良いのではないかと思う。

ちなみに私は自分のエンジンならタイプ1を入れたいかなぁ。












チューナーさんの中には武川さんの106ccを押す方もいてHISPECの兄さんもお勧めなんだけど、
価格もそこそこするから私としてはなかなか押し辛い面があり、
クランクは無交換なのは良いがRRクランクと呼ばれる軽量クランクには全く向いてないから、
エンジンによっては入れない方が絶対良い。

まぁ純正軽量クランクはボアアップには全く向いておらず、
ボアアップして使ってれば必ずブローするからRクランクを使っていただきたいし、
芯は出てないけど安めのRクランクも中華で出てるからね。

ただウチに依頼して下さる方は若い方はほとんどおらず、
バリバリの働き盛りでお金に困ってる感じがしない方々がほとんどだから、
言っていただければ武川さんの106ccもちゃんと作りますし、
在庫も1個だけ持ってるから即納も可能。

ただ、せっかくパワーアップするんだから出来ればフルオーバーホールしてシャキッとした状態で使っていただきたいかな。

そしてそもそも論なんだがベースエンジンは所詮原付だって事は絶対忘れちゃダメ!

以前のお客様で「100キロが普通に出れば良いです」みたいな事言ってた方がおられたが、
そもそも原付が100キロ普通に出てる方が異常で、
でも中華エンジンベースだとそれがホントに普通になっちゃうんだから恐ろしいよなぁ…






おまけ








またTikTokの鉛筆画で自分の顔を使い遊んでしまった…

以前は近視だったからメガネしてないとダメだったんだが、
老眼が進んだのかメガネをしてるとピントが合わなくなり、
そのうち遠近両用のメガネとかかける時が来るんだろうなぁ。

そして自分で言うのも変だがこんなセクシー女優さんって探せば居そうだなw






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5速化に必要な部品を用意するの忘れてた…

2022年12月17日 17時42分00秒 | GPX125 エンジン偏




今日はGPXエンジンを5速にする物を組んでいた。

先ずミッションはキタコさんの5速タイプ3のカブ系ケース用で、
5速はタイプ4もあるんだがそちらはギア比が近く作ってあるためストリートでは忙しく、
よって普通に使いたかったらタイプ3をお勧めしている。

とは言っても4速に比べれば5速はチェンジが忙しくなるんだが。

あとピストンギアも交換する事になるんだがBタイプのラチェットは細目のため、
自動的にキックスピンドルもBタイプ化となる。












とりあえずここまで組んで思い出したんだがメインシャフトに取り付けるベアリングリテーナーやベアリング、ワッシャーが必要になると知ったため、
急いで注文したんだが部品単体で2機分買えるかどうかはまだ分からん。

よってこの状態で作業は止まってしまった。












一応だがベアリングやワッシャーが無いままクラッチを入れてみたんだが、
メインシャフトを引き上げればCクリップは付いてくれる。

ただこのままにしてしまうとベアリングの軸受けが焼けそうなため、
ここは無理せず足す物は足して加工するべきは加工する。

ただ、クラッチバスケットの裏側を少し削り径の合うワッシャーを入れてしまえば軸受けが痛む事は無さそうで
自分のエンジンなら色々足さずクラッチの裏側を削ってしまうかな。












今のところGPXとロンシンを5速化する物を製作してはいるんだが、
部品待ちや加工待ちで何も出来なくなるため、
簡単に作れるロンシン125を行う事にして早速バラした。

よって明日もう何もやる事が無いからお休みして、
月曜日に剥離と塗装に出しに行き、その部品が帰って来るまでまたお休み。

まぁもう1機バラしても良いんだが部品の置き場に困るんだよなぁ…






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

S15カムなんて物忘れかけてた

2022年12月16日 20時30分00秒 | オリジナル コンプリートエンジン





今日はまた新たなエンジンをバラしていてロンシン125の下セル付きなのだが、
まぁバラしただけで何もせず来週になったら塗装に出しに行く予定だ。

このエンジンなんだが始動した痕跡が無く多分買われてから放置されていたんでないかなぁ。

今回のメニューなんだがミッションはキタコさんのタイプ3に交換して、
クラッチの加工はHISPECさんにお願いして、
パワー面ではハイコンプピストンと軽量オイルフィルターローターを入れ、
カムシャフトはS15カムをどうしても入れたいとの事なので新品を用意する事にした。

しかしこのオーナーさんは私のブログをしっかり読んでいるのかS15カムなんて物を良く知っていて、
実はマグナに積んである140ccエンジンもカムはS15カムをこっそり入れてある。








そう言えば初めて製作過程を記事にした事があったため探してみたら何と2009年の5月とスゲぇ昔で、
完成したエンジンの吹けの状態を撮影した動画が軽くバズってヤフオクに出したらなかなかの競り方だったなぁ。









探してみたら動画も出て来た。

そもそもS15カムって何ぞや?って話なんだけど、
武川さんが昔販売していたスーパーヘッド+R用のカムで、
ヘッドは2バルブでツインスパークなんてのもあったはず。

そしてカムはS10から15、20、25、30、35まであってS10以外は全てコレクションしてあるんだが、
S15から上のカムはロングストロークの中華エンジンには正直向いておらず、
あからさまにパワーダウンするためS15以外は使い込んだ事が無いのだ。












一応今でも購入は出来るみたいだが武川さんではカタログ落ちで在庫も無いらしく、
ネットショッピングで何とか買えるくらいみたい。


S15カムの何が凄いかと言うと作用角は広いんだがオーバーラップでバルブが両方閉じているため、
生ガスの抜けが少ない上にオーバーラップでバルブを押す必要が無いためフリクションロスがかなり少ない。

乗ってみると分かるがフリクションロスが少ないと軽々吹け上がるのは分かる一方、
部品は絶滅危惧種な上に価格も高額と万人向けではないのが否めないのは確かで、
カムシャフト1本に18,000円ってご存知の通りかなり攻めた価格設定だ。

ただ昔は中古が安く買えたから買えたんだよねぇ。

明日なんだが5速ミッションを組むGPXを途中まで組んで終わりで、
タイミングが悪い時に週末に入ってしまうんだがまぁ仕方がない。

今のところマストテクノさんのパワーが借りないと製作出来るエンジンが無いから、
日曜日はゆっくり休ませてもらうかね。





  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする