持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

温度変化

2009年11月11日 | 2つの輪
最近某所でエンジンの油温計測が話題なんですが、なるほどインシチュなデータからの考察はちょっとくすぐるものがありますな。
そこで、手近な道具を使って良いデータ採取ができないものかと思ったら、データロガーで測定できる温度上限で、YBRのクランクケースなら測定できそうということが判明。
走行風の影響が少なく、油温とは別の数値が採れる金属表面温度を測ってみることにした。

20℃の静止状態から始動し、停止での暖気2分間の後に走り出した。最初の傾きが緩やかな時間が20分間、ここから急激に上昇し始める。つまり、所謂「エンジンが暖まる」までの時間だろう。その後40℃過ぎで安定するのに+20分。このあたりが定常状態での温度だろうか。
Aは郊外の国道を流した区間。平均温度はゆっくり上昇している。
Bは都心部の超絶渋滞区間。50~60℃で僅かに上昇し続けるような、頭打ちのような感じでもある。最後に急激に下がっているのは渋滞から解放され、走行風で一気に冷えたためだろう。
Cは小休止。当日無風だったため、停車することで冷却されないので一旦走行時以上に温度が高まるが、すぐ落ちるというのが停止直後の温度変化のようだ。
その後順調に郊外幹線国道を流したので、走行していても40℃程度で推移した。
Dは大休止。停止時の温度変化傾向はCと同じ。
Eは流れの速い国道を100km弱連続走行した区間。ゆっくり上昇するが外気温も低い地域のためAやBほど上がらない。E後半で35℃未満が30分続くのは、更に気温が低い場所を走ったためだろう。
Fは最後に給油のため一旦停止で短時間の急上昇があった細いピーク。直ぐに走り出したため下がった。
Gでエンジン停止して静置。20℃以下まで金属が冷えるには2時間程度かかるということだった。実はこの後も測定は継続してあり、外気温と共に上下するようになるまで6時間かかった。

金属の膨張とかを考えると、最初の20分はそろそろ、次の20分はそっと、でようやく全開が良いような感じだ。
クールダウンを考えると、エンジン停止は風通しの良い場所で10分は置いてから入庫した方が良いような気がする。
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ハブダンパーの交換

2009年11月11日 | 2つの輪
 9月に点検した時に、別にゴム自体が脆くなりかけているとか亀裂が入っているといった状態ではなかったので、突然崩壊することはないだろうなと思ったものでした。ただ検索してみると2-3万キロで定期交換しているといった例もあり、安い部品なので(100円×4個)、一度交換してみることにした。
 ヤマハの検索でパーツ在庫があるのを確認していたので、入手までの時間的には部品通販で金曜に見積もり依頼、当日夜見積もり結果が出てすぐ注文して、土日を挟んで月曜発送で火曜到着でした。
 外周沿いに1本あった溝がなくなっていたが、エアクリの時にもあったように徐々にYBR125の国内ストックされているパーツもマイナーチェンジしているようだ。なんとなく縦方向の強度増が狙いだったのが、さほど効果がないので一面の均一化で量産効果優先になったのかなという気がしないでもない。
交換前もホイールを持ってでのがたつきはなかったが、馬力をかけた発進時やエンブレ時のタイムラグでのショックがはっきり減って、加減速がリニアになったのがわかる。
 最近、同じようなメンテであってもチェーンの寿命が短くなった気がしたのが、このタイムラグでの衝撃荷重によるものであったとすると、なるほど理解できる。検証できそうな1万キロ後が楽しみだ。
 乗り心地や周辺パーツへの影響を考えると,3-4万km毎での交換が妥当ではないかと思う。リヤタイヤ交換2回に1回程度の頻度になるので、チューブと交互といった交換サイクルか。
まあ400円で新車の乗り心地復活だから、もっと頻繁でもいいかもね。
 ゴム的にはよっぽど隙間から薬品でもかけるとか、ブレーキ引きづりでホイールが過熱状態を続けていない限り劣化するようなものではなかったように思うので、乗り心地を無視すれば10万キロ以上無交換コースであっただろうと思われた。
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