ロックセクションを荷物満載で走っていた日のこと。岩場を抜け泥の登りに差し掛かったところでなんか左に車が傾く。変だと思って下りて見てみると、左後輪の空気が抜けてパンクだ。直前までまともに走っていたので、抜けてすぐだろう、こんな場所では何も出来ないので、とりあえずテンパータイヤに履き替えて脱出、翌日明るくなってからパンク修理に取りかかった。
いつも積んでるエーモンのパンク修理セット、80年代から使い続けて信頼しているのだが、最近補修プラグが入手しづらくなってきた。あっても後継モデルの1mm太い奴で入らないので使えないのだ。釘とか木ねじの刺さってるパンクには、この細い方で十分なのだが、今回はタイヤの溝奥に亀裂っぽい穴だったので、ダメかなあと思いつつ、プラグを突っ込んでみた。
一応見た目に空気漏れは止まったようだったが、やはり丸穴でなく、プラグの裏側にあった縦の一本線が気になったように、10km走るとエア補充しないといけない程度の修理失敗だった。
そこで、去年通販で買ってみたものの、それ以来パンクすることがなく出番が無かったビーフジャーキー型のを初めて登場させてみた。これは専用器具がでかくて、タイヤに盛大に穴を開けるので、失敗したらもう絶対直せなくなりそうだ。ただ、釘穴でなく、トレッド面ならかなりの亀裂でもぶち込みまくりという感じで塞がる。これはこれで良いかも。やはり現在主流になってるだけのことはあるな。
はみ出た部分をそのままにしておいても、エーモンのプラグ方式は勝手にすり切れて無くなるが、このジャーキーは小石をたくさん付けて、糞でも踏んだ靴底のようになってしまうので、この後ちゃんとカッターで削ぎ切っておいた。
ジャーキー型もなかなかエエな。しかしいつも思うのは、そうしょっちゅうパンクしないので、プラグやジャーキーといった詰め物は残っても、ゴムのりが次に使おうと思ったときにいくらちゃんと蓋を硬く閉めたつもりでも、溶剤が気化して消えていること。セメントのチューブこそ、一回使い切りで本数を持っておきたいもんだ。
おまけの話、12V電動エアポンプの口金が外れてしまった。うまくカシメられれば直せるだろうか。
とりあえずバイクのサイドボックスに充電式のエアポンプが入れてあったので良かったが、夏冬のタイヤ交換の時にも使うし、使用頻度が高いものはどんどん新調してしまうか。