2019年もいよいよ12月に突入。
師走と世間では言うものの、ここMARUHAでは全くそのような気配はなく、ただただひたすら仕事に取り組む日々。
正月なんてこなけりゃいいのに・・と毎年思うのです。
このブログもスタッフで手分けで更新をするものの、私は夜間に少し気力がる時に原稿を書き溜めして掲載する方法を取っておりまして、とても昼間にノコノコとブログを書く勇気はありません。
ハイ、MARUHAブログの時間です。
今年もお陰様で様々なアイテムを本当に多くの方々にお使い頂きまして、営業スタッフもかなり頑張った年となりました。
最後の12月も今日現在、電話・FAX・メールとその対応で、事務と倉庫を飛び回っております。
定番のサスペンション BCストリートとBCダンパーは誠に大きな販売実績を残すことができました。
多くの方にお使い頂きまして、本当にありがとうございます。
専門工場に専用スペックで発注を掛けますので、納期が2~3カ月も掛かりますが、そこはやはり性能+コストの両方を充実させるには避けて通れないハードルです。
また、アッパーマウントもリヤ側には、型から興してストロークアップ仕様を実現しており、手間が掛かった内容です。
*全高調整型 (ボトム+スプリングロアの2か所で車高調整可能)
*減衰力調整型 (15段)
*単筒モノチューブ(高圧ガス)
*独自の設計
*独自のスプリング仕様
*アフターサービス(OH可能)
*メインアブソーバーは新品交換可能(短期間でOH可能)
*BCストリートは乗り易さ重視
*BCダンパーはスポーツ・サーキット向けのマルチユース
*NA・NB共通設計
などなど、コンセプト・手間・コストと入念に組み入れた仕様です。
車高について。
人の指をフェンダーとタイヤに入れて、何となく車高の感覚を確認します。
では、具体的に。
指は大抵15mmです。
指1本は15mm、2本なら30mmです。
僅かなものですが、車高となるとこの差はとても大きく、ビジュアル的にも大きな差になります。
性能的にも、好みのスタイリング的にも車高調整は大切なのです。
NA/NBと言えども、仕様は様々。
ハードトップの有無、タイヤ・ホイールのサイズ、シート交換、ロールバー有無、その仕様によって車重も個体差があります。
ブッシュの劣化具合、そして好み。
狙ったポジションに合わせるには、どうしても車高調整機能が必要になります。
その時に、ボトムで調整できれば、スプリングのセットを変えずに調整が可能です。
また、スプリングのボトムでも調整できるのは、プリロードの変更にも使えますので、チューニングの観点からも有効です。
サス交換と併せて、ブッシュ交換の依頼はひっきりなし。
アームを検品+ブッシュハウジングのホーニング+洗浄+塗装
塗装も簡易的な缶スプレーは、MARUHAではあり得ません。
しっかりと塗装エリアで2液性のウレタン塗装を行います。
ガンで塗装をすると、塗膜の調整ができたり、あるいは錆そうな部分は厚めに対応が可能です。 これはとても大事なポイントです。
手間が掛かりますが、もうすっかり体に染みついたもので、MARUHAでは当たり前のルーティーン。
サス+アーム(ブッシュ交換)の図柄。
ここで大事になるのが、ボルト。
ボルトセットもとても好評です。
このセットを積極的にご購入頂けるSHOP様もいらっしゃいます。
有名な横浜の専門店です。
同じマインドの元に、丁寧な作業に心掛けられる証だと思います。
錆たボルトやナットを作業後にユーザー様にお見せすれば、交換したことに納得頂けますし、そこに信頼も生まれます。
逆に錆びたボルトを再使用すれば、交換しても良かったのに・・とユーザー様が後悔されれば、これはとても辛い。
黙って、ブッシュだけを交換しておけば、良いのでしょうか??
それを、”やっつけ仕事”とここでは呼びます。
チョット考えてみてください。
ボルトセットを準備するまでには、
*NA/NBのサスボルトを全点調べる
*在庫を抱えながら、リパックをする(弊社倉庫関係)
*価格はメーカー定価のままで構成する
1セットを準備するまでにどの位の手間が掛かるのか?だからそんな事には手を付けないのが無難・・と普通は考えます。
しかし、アームを取り外す事は・・ボルトを外す事なのですから、錆びたネジは一緒に交換しておけばとても明快な整備ができるわけです。
現場と倉庫部の連携作業と言えますね。
売るだけではなく、しっかりと整備をする。
結果、皆さんが納得頂ける製品販売に繋がります。
兎に角、頑張れるだけ頑張りますが、工場はかなり目一杯なので、ご依頼は少し余裕のある日程でご相談ください。
今日も目を三角にして現場で奮闘です。