'11.12.26 『ヒミズ』(試写会)@一ツ橋ホール
これは気になってた! yaplogで試写会募集してたので応募、見事当選した! 見たがってたお友達のmigちゃん誘って行ってきたー
*ネタバレありです!
「中学3年生の住田の夢は普通の大人になること。そんな住田の普通でない感じに惹かれる同級生の茶沢。2人はそれぞれ辛い現実を生きていて・・・」と、あらすじとしてはこんな感じかなぁ。マンガが原作のかなり個性的は作品なので、好き嫌いは分かれるのかなと思う。以前tweetしたとおり、好きかと聞かれれば好きではない。だけど、引き込まれる。129分と2時間超の作品ながら一気に見てしまった。
『ヒミズ』というのは、日不見と書いてヒミズで、モグラのことだそう。「行け!稲中卓球部」の古谷実の同名マンガの映画化。2001年からヤングマガジンで連載された人気マンガらしいけれど、原作は未読どころか全く知らなかった。なので、どの程度原作に忠実なのかは不明。かなり東日本大震災にからめた作品になっていたので、この辺りは映画オリジナルなのでしょう・・・ どうやら住田の家の周りにいる人々は原作では中学生らしい。となると、住田の父親の借金問題とかのからみも違ってくると思うので、かなり違うのかもしれない。何故こんなに原作との違いを、こわだっているのかと言えば、やっぱりこれは園子温作品という感じなのかなと思ったから。園子温監督映画を見るのは初めて。今作の出演者の多くが出ていた『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』も見ていない。でも、オダジョー主演の「時効警察」「帰ってきた時効警察」の数話の監督が園子温だった。この2作は好き。ドタバタやおふざけがギリギリゆるせる感じで(笑) 本作は原作者の古谷実がギャグを封印して描いたということで、かなり重くて辛い内容ながら、どこかドタバタで、どこか少しふざけた感覚というか・・・ すごく本人は冷めているのにテイストとしてはチャラッとしてるというか・・・ うーん。上手く言えないけど、そういう感じが園子温っぽいのかと勝手に思った。作品ほとんど見てないわけだから、全く見当違いかもしれないけれど・・・
内容については、かなり重いテーマながら、そんなに新しいものではない。新しいことがいいわけでもないけれど・・・ 住田も茶沢もいわゆるどうしようもない親を持った子供たち。住田の父親はヤクザから600万円の借金をし、返済のメドもたたないアル中。普段はどこにいるのか不明だけど、ことあるごとにやって来ては「俺、ホントにお前いらねぇんだよ」と言い、子供の頃に溺れた時死んでしまえばよかったのにとさえ言う。子供に何てことを言うのだと思うけれど、これがこの人の弱さであり、甘えなのだということは理解できる。だからといって、同情もしないけれど。中学3年生の住田には、きちんと整理できているかは別として、この辺りのことは無意識下では理解できている気がする。だからといって傷つかないはずがない。この幾度となく繰り返されたであろう光景は見ていて辛い・・・ この父親の人生がどんなで、一度でもまともな道を歩もうとしたことがあるのかは知らないけれど、極道にもなりきれず、自分の卑屈さや惨めさをより弱い者を傷つけることでしか晴らせないのだということは、第三者目線で作り物の世界として見ていれば、冷静に判断できるけれど・・・ たいして息子の面倒を見ているとも思えないけれど、一応働いてはいるらしい母親が、中年男と駆け落ちしてしまうのはまだしも、立派な家に住んでいる茶沢の母親が娘に暴力を振るったあげく、彼女が首を吊るための絞首台を夫と泣きながら作っている姿はすでに常軌を逸している。2人の家庭環境は最悪。自分の周りにはいないので、こんな親という以前に、人として終わっているような人たちいるのかと思うけれど、親の虐待による子供死亡ニュースは後をたたないのだから、決して映画の中だけの出来事ではない。結局、住田は父親を殺してしまう。殺人を容認する気はないけれど、この父親は死んで楽になれたように思う。好き勝手にやっているようだけど、決して幸せじゃなかったでしょう。もちろん死んでいいとは思わないけれど。でも、この父親は住田に殺されたことで、また一つ彼に重荷を背負わせる。やりきれない・・・
住田の家は貸しボート屋をやっていて、一応ギリギリ生活できるらしい。家の周りには震災で家を失った人々が暮らしている。彼らは希望を失っている。時々フラッシュバック的に被災地が映るのが印象的。震災で全てを失った人々と、殺人を犯したことで普通に生きたいという、ささやかな望みまで失った住田が重なる。住田は父親に殴られても、暴言を吐かれても、静かに憤っている。そして、卑屈にもなっていない。大爆発しそうになる怒りを抑えながら、ちゃんと向き合っている。借金取立てにきたヤクザにも、適当にかわせばいいのに、正面から向き合ってしまい、ボコボコにされてしまう。で、「俺は負けねーぞ!」って言う。負け犬にはならないという強い意志が感じられて、痛々しいけどドップリ落ち込んじゃうことはない。上手く言えないけど、ファイティング・ポーズではなくて、防御の姿勢もとらずに立ち向かってるというか・・・ うーん(笑) もう少しかわせとも思うけど、逃げるくらいなら打たれるって思ってる気がする。この辺りが青春なのでしょう。決して輝かしくも、爽やかでもないけれど・・・
園子温監督は原作のある作品を撮るのは初めてだったそう。「熱海の捜査官」では不思議ワールドだったし、出演者たちのキャラも濃かった。この作品のキャラの濃さとか、あざとさギリギリの感じが、園節なのか原作によるものなのかは不明。例えば、「君たちは世界に一つだけの花だ」と連呼する教師にイラだった住田が急に立ち上がり「ボート屋なめんな!普通最高!」と叫んだり、それに茶沢が過剰反応するマンガ的シーンとか、ちょっとついて行けない部分もあったり・・・ 茶沢の家庭環境が分かるまでは、彼女のキャラがちょっとキツかった・・・ でも、彼女は自分も同じような思いをしているから、住田の気持ちが分かるんだよね。彼が"普通"ではないことも。彼女の前半のテンションが高くて、うっかり聞き逃しそうになっちゃうけど「誰にもかえり見られることなく咲く花だってある」と言うセリフは納得。世の中は公平でも平等でもない。彼女の方が住田より大人で、かわし方を知っている。それが生きるすべだから。ボートハウス住田のビラをまいたりするのも、住田のためじゃなく自分のためなのかも・・・ そして彼女は住田を救うことになる。このシーンは良かった。全部理解してる。茶沢の部屋の壁には住田語録がびっしり貼られているけど、単に彼が好きで言葉を拾っていたのではなく、その裏にある思いとか、彼の危うさとかを感じ取っていたのかも。
2時間超なのでわりとエピソードも登場人物も多め。濃いキャラを演じた役者さんたちのほとんどは、園子温作品出演者。奥さんも出てる(笑) 全部のエピソードを取り上げたりはしないけど、元社長が住田の父親の借金を返すくだりはちょっと感動。自分はもうダメだけど住田には未来がある。彼に未来を託したいというセリフは、震災後の日本を若者たちに託したいというメッセージなのかと・・・ だから子供を虐待したり、若者の夢を奪って絶望させちゃいけないということ・・・ その辺りは父親殺害後、まるで死に場所を求めるように、せめて世の中の役に立とうと、悪者退治に街を徘徊する住田や、自分が何者か分からないと他人を切りつける若者たちの姿を描くことで表しているのかと思う。この映像は長いけれどスゴイ。好きかと聞かれると微妙だけど(笑)
キャストはみんな良かった。ヤクザのでんでんスゴイ迫力。筋が通っているようで通ってない感じとか、意外に住田を気に入った感じとかよく分かる。こういう人ってこうだよね。俺は分かってる的な(笑) 父親の光石研さんは好きな役者さん。人としてダメな感じが本当に上手い。ヘラヘラしながら「お前いらねーんだよ」って言うのが本当ムカツク!(笑) 彼は自分が感じている惨めさを息子で晴らしているわけで、でも自分では気づいていない。本気で言ってるのか聞かれれば、そうだと答えると思うけど、本当はそこまでの深みはない。その感じがスゴイ。元社長の渡辺哲が良かった! 住田さん、住田さんと持ち上げるのは、生きるすべだと思ってた。でも違う。こんな環境から脱出する糸口すら見つかっていないけど、負けはしないともがく住田を、本当に応援したいと思っているし、未来を託したいと思っているのでしょう。その感じを少し笑をまじえつつ見せる。上手い。茶沢の二階堂ふみはどこかで見たと思ったら「熱海の捜査官」に出てたね! あれもウザイ役だった(笑) でも、父親のことを住田に問いただす辺りから、住田を生きろと説得する辺りは良かった。
でも、この作品の魅力は何と言っても染谷将太くんでしょう。彼スゴイ! 徘徊シーンよりも前半のいつも冷めている感じでいながら、実は怒りを内包してて、静かに憤ってる感じがスゴイ! 目がイイ。いつもどんよりと何も見ようとしていないようで、実はキラリとしている。ただでさえ感受性が高まる思春期にあって、語録を見る限りかなり豊かな感受性の持ち主。その感じがきちんと伝わってくる。殴られたり、蹴られたり、泥まみれになったり、絵の具にまみれたり、文字通り体当たりの演技。でも、そういうシーンより一人でテレビ見てる背中に、寂しさを感じさせるのがスゴイ。『アントキノイノチ』でも、主人公の罪の意識になる存在として強烈な印象を感じさせたけど、今回はスゴイ! たまたま見たのが似た感じの役だっただけかもしれないけれど、この路線で固まることなく、伸びていって欲しい。←親心(笑)
見た人がそれぞれ感じ取るというような映画ではないけれど、映像の力で押してくるところはあるので、苦手と感じる人はいるかも。個人的には好きとは言い切れないけど、強烈な印象を受けた。少しだけ希望の兆しが見えるラスト。見終わったら涙が止まらなくなってた。
オススメする人は・・・ 難しいな・・・ とりあえず見てみて! 気に入るかどうかは分からないけど(笑)
『ヒミズ』Official site
これは気になってた! yaplogで試写会募集してたので応募、見事当選した! 見たがってたお友達のmigちゃん誘って行ってきたー
*ネタバレありです!
「中学3年生の住田の夢は普通の大人になること。そんな住田の普通でない感じに惹かれる同級生の茶沢。2人はそれぞれ辛い現実を生きていて・・・」と、あらすじとしてはこんな感じかなぁ。マンガが原作のかなり個性的は作品なので、好き嫌いは分かれるのかなと思う。以前tweetしたとおり、好きかと聞かれれば好きではない。だけど、引き込まれる。129分と2時間超の作品ながら一気に見てしまった。
『ヒミズ』というのは、日不見と書いてヒミズで、モグラのことだそう。「行け!稲中卓球部」の古谷実の同名マンガの映画化。2001年からヤングマガジンで連載された人気マンガらしいけれど、原作は未読どころか全く知らなかった。なので、どの程度原作に忠実なのかは不明。かなり東日本大震災にからめた作品になっていたので、この辺りは映画オリジナルなのでしょう・・・ どうやら住田の家の周りにいる人々は原作では中学生らしい。となると、住田の父親の借金問題とかのからみも違ってくると思うので、かなり違うのかもしれない。何故こんなに原作との違いを、こわだっているのかと言えば、やっぱりこれは園子温作品という感じなのかなと思ったから。園子温監督映画を見るのは初めて。今作の出演者の多くが出ていた『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』も見ていない。でも、オダジョー主演の「時効警察」「帰ってきた時効警察」の数話の監督が園子温だった。この2作は好き。ドタバタやおふざけがギリギリゆるせる感じで(笑) 本作は原作者の古谷実がギャグを封印して描いたということで、かなり重くて辛い内容ながら、どこかドタバタで、どこか少しふざけた感覚というか・・・ すごく本人は冷めているのにテイストとしてはチャラッとしてるというか・・・ うーん。上手く言えないけど、そういう感じが園子温っぽいのかと勝手に思った。作品ほとんど見てないわけだから、全く見当違いかもしれないけれど・・・
内容については、かなり重いテーマながら、そんなに新しいものではない。新しいことがいいわけでもないけれど・・・ 住田も茶沢もいわゆるどうしようもない親を持った子供たち。住田の父親はヤクザから600万円の借金をし、返済のメドもたたないアル中。普段はどこにいるのか不明だけど、ことあるごとにやって来ては「俺、ホントにお前いらねぇんだよ」と言い、子供の頃に溺れた時死んでしまえばよかったのにとさえ言う。子供に何てことを言うのだと思うけれど、これがこの人の弱さであり、甘えなのだということは理解できる。だからといって、同情もしないけれど。中学3年生の住田には、きちんと整理できているかは別として、この辺りのことは無意識下では理解できている気がする。だからといって傷つかないはずがない。この幾度となく繰り返されたであろう光景は見ていて辛い・・・ この父親の人生がどんなで、一度でもまともな道を歩もうとしたことがあるのかは知らないけれど、極道にもなりきれず、自分の卑屈さや惨めさをより弱い者を傷つけることでしか晴らせないのだということは、第三者目線で作り物の世界として見ていれば、冷静に判断できるけれど・・・ たいして息子の面倒を見ているとも思えないけれど、一応働いてはいるらしい母親が、中年男と駆け落ちしてしまうのはまだしも、立派な家に住んでいる茶沢の母親が娘に暴力を振るったあげく、彼女が首を吊るための絞首台を夫と泣きながら作っている姿はすでに常軌を逸している。2人の家庭環境は最悪。自分の周りにはいないので、こんな親という以前に、人として終わっているような人たちいるのかと思うけれど、親の虐待による子供死亡ニュースは後をたたないのだから、決して映画の中だけの出来事ではない。結局、住田は父親を殺してしまう。殺人を容認する気はないけれど、この父親は死んで楽になれたように思う。好き勝手にやっているようだけど、決して幸せじゃなかったでしょう。もちろん死んでいいとは思わないけれど。でも、この父親は住田に殺されたことで、また一つ彼に重荷を背負わせる。やりきれない・・・
住田の家は貸しボート屋をやっていて、一応ギリギリ生活できるらしい。家の周りには震災で家を失った人々が暮らしている。彼らは希望を失っている。時々フラッシュバック的に被災地が映るのが印象的。震災で全てを失った人々と、殺人を犯したことで普通に生きたいという、ささやかな望みまで失った住田が重なる。住田は父親に殴られても、暴言を吐かれても、静かに憤っている。そして、卑屈にもなっていない。大爆発しそうになる怒りを抑えながら、ちゃんと向き合っている。借金取立てにきたヤクザにも、適当にかわせばいいのに、正面から向き合ってしまい、ボコボコにされてしまう。で、「俺は負けねーぞ!」って言う。負け犬にはならないという強い意志が感じられて、痛々しいけどドップリ落ち込んじゃうことはない。上手く言えないけど、ファイティング・ポーズではなくて、防御の姿勢もとらずに立ち向かってるというか・・・ うーん(笑) もう少しかわせとも思うけど、逃げるくらいなら打たれるって思ってる気がする。この辺りが青春なのでしょう。決して輝かしくも、爽やかでもないけれど・・・
園子温監督は原作のある作品を撮るのは初めてだったそう。「熱海の捜査官」では不思議ワールドだったし、出演者たちのキャラも濃かった。この作品のキャラの濃さとか、あざとさギリギリの感じが、園節なのか原作によるものなのかは不明。例えば、「君たちは世界に一つだけの花だ」と連呼する教師にイラだった住田が急に立ち上がり「ボート屋なめんな!普通最高!」と叫んだり、それに茶沢が過剰反応するマンガ的シーンとか、ちょっとついて行けない部分もあったり・・・ 茶沢の家庭環境が分かるまでは、彼女のキャラがちょっとキツかった・・・ でも、彼女は自分も同じような思いをしているから、住田の気持ちが分かるんだよね。彼が"普通"ではないことも。彼女の前半のテンションが高くて、うっかり聞き逃しそうになっちゃうけど「誰にもかえり見られることなく咲く花だってある」と言うセリフは納得。世の中は公平でも平等でもない。彼女の方が住田より大人で、かわし方を知っている。それが生きるすべだから。ボートハウス住田のビラをまいたりするのも、住田のためじゃなく自分のためなのかも・・・ そして彼女は住田を救うことになる。このシーンは良かった。全部理解してる。茶沢の部屋の壁には住田語録がびっしり貼られているけど、単に彼が好きで言葉を拾っていたのではなく、その裏にある思いとか、彼の危うさとかを感じ取っていたのかも。
2時間超なのでわりとエピソードも登場人物も多め。濃いキャラを演じた役者さんたちのほとんどは、園子温作品出演者。奥さんも出てる(笑) 全部のエピソードを取り上げたりはしないけど、元社長が住田の父親の借金を返すくだりはちょっと感動。自分はもうダメだけど住田には未来がある。彼に未来を託したいというセリフは、震災後の日本を若者たちに託したいというメッセージなのかと・・・ だから子供を虐待したり、若者の夢を奪って絶望させちゃいけないということ・・・ その辺りは父親殺害後、まるで死に場所を求めるように、せめて世の中の役に立とうと、悪者退治に街を徘徊する住田や、自分が何者か分からないと他人を切りつける若者たちの姿を描くことで表しているのかと思う。この映像は長いけれどスゴイ。好きかと聞かれると微妙だけど(笑)
キャストはみんな良かった。ヤクザのでんでんスゴイ迫力。筋が通っているようで通ってない感じとか、意外に住田を気に入った感じとかよく分かる。こういう人ってこうだよね。俺は分かってる的な(笑) 父親の光石研さんは好きな役者さん。人としてダメな感じが本当に上手い。ヘラヘラしながら「お前いらねーんだよ」って言うのが本当ムカツク!(笑) 彼は自分が感じている惨めさを息子で晴らしているわけで、でも自分では気づいていない。本気で言ってるのか聞かれれば、そうだと答えると思うけど、本当はそこまでの深みはない。その感じがスゴイ。元社長の渡辺哲が良かった! 住田さん、住田さんと持ち上げるのは、生きるすべだと思ってた。でも違う。こんな環境から脱出する糸口すら見つかっていないけど、負けはしないともがく住田を、本当に応援したいと思っているし、未来を託したいと思っているのでしょう。その感じを少し笑をまじえつつ見せる。上手い。茶沢の二階堂ふみはどこかで見たと思ったら「熱海の捜査官」に出てたね! あれもウザイ役だった(笑) でも、父親のことを住田に問いただす辺りから、住田を生きろと説得する辺りは良かった。
でも、この作品の魅力は何と言っても染谷将太くんでしょう。彼スゴイ! 徘徊シーンよりも前半のいつも冷めている感じでいながら、実は怒りを内包してて、静かに憤ってる感じがスゴイ! 目がイイ。いつもどんよりと何も見ようとしていないようで、実はキラリとしている。ただでさえ感受性が高まる思春期にあって、語録を見る限りかなり豊かな感受性の持ち主。その感じがきちんと伝わってくる。殴られたり、蹴られたり、泥まみれになったり、絵の具にまみれたり、文字通り体当たりの演技。でも、そういうシーンより一人でテレビ見てる背中に、寂しさを感じさせるのがスゴイ。『アントキノイノチ』でも、主人公の罪の意識になる存在として強烈な印象を感じさせたけど、今回はスゴイ! たまたま見たのが似た感じの役だっただけかもしれないけれど、この路線で固まることなく、伸びていって欲しい。←親心(笑)
見た人がそれぞれ感じ取るというような映画ではないけれど、映像の力で押してくるところはあるので、苦手と感じる人はいるかも。個人的には好きとは言い切れないけど、強烈な印象を受けた。少しだけ希望の兆しが見えるラスト。見終わったら涙が止まらなくなってた。
オススメする人は・・・ 難しいな・・・ とりあえず見てみて! 気に入るかどうかは分からないけど(笑)
『ヒミズ』Official site
私なんかはもう書けないのでゆるゆるになってしまったよ。
染谷くん、二階堂さんのパワーに引っ張られた感じでしたね。
お誘いありがとう!見れて良かった♪
いつものテイストに似てるんだけど
冷たい熱帯魚は話した様に、もっと凄いしでんでんがいっちゃってて笑える部分も多いからこのお正月に愛のむきだしと熱帯魚は観てね♪
感想楽しみにしてる♪
この染谷くん、いいよねー!
次回の、芹澤さんと出るやつ、観たいよネ♪観る!
明日はベストupだよー、頑張ります☆maruちゃんは更新するかな?
とりあえず良いお年を!
明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします♪
ちゃんとしてますか?!(笑)
ノッてしまうと書けるんですけど、全く書けない時があって・・・
染谷くんはすごかったですね! このまま伸びて欲しいです!
絶対、2011年中にUPしたかったから頑張った(笑)
『愛のむきだし』は見たいと思ってるんだけど、
『冷たい熱帯魚』はどうかなぁ・・・ 大丈夫かなぁ・・・ 心配(´ェ`)
でも、頑張ってみる! お正月中はムリだけど・・・{涙}
染谷くんすごかった! これは良かったよね!
芹澤さんと共演のはギャグ映画みたいだね・・・
若干、不安がよぎるけど見てみたい! 見に行こうよー{ラブラブ}
BEST書いたよ~★ リンク貼ったり、画像加えたりが大変で、
終わったら力尽きて寝ちゃったのよ{スリープ}
園子温じゃないよ
「熱海の捜査官」は三木聡監督でしたね・・・
修正しました。
ありがとうございました