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【Googleのロゴ】よいお年をお迎えください

2011-12-31 22:12:39 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ポイントあわせると「よいお年をお迎えください」って言われる(笑)
リンク先は"大晦日のニュース検索"

Google素敵


みなさま、よいお年を~


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【cinema】maru's BEST MOVIE 2011

2011-12-31 22:08:41 | cinema
2011年に見た映画はDVD鑑賞、テレビ鑑賞も含めて97本。映画ブロガーの末席に加えていただいている身としては、あんまり鑑賞本数は多くない… 洋画と邦画に分けるほどの本数でもないので、一括して10本選出。DVD鑑賞も含め2011年公開作品限定。でも結局、試写会もしくは劇場鑑賞作品ばかり。しかも、洋画ばかりになってしまった(笑)

1位:『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』



ええ!もうこれしかないです(笑) まさに圧巻! 圧倒的! 初めて劇団四季の舞台を見てから約20年、鑑賞する度感動しつつも、どこか物足りなかった。そして今年ついに、理想のファントム & クリスティーヌに出会ってしまった! その幸せといったら…

BD版試写会を含めると6回鑑賞。UK版Blu-rayも購入してるので、感想記事も膨大(笑) リンクまとめたいと思っていたので、ここに貼ることにする。

『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』 - 前幕 -
『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』 - 第一幕 -
『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』 - 第ニ幕 -
【2回目】『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』
【3回目】『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』
【4回目&BD鑑賞】『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』Part.1
【4回目&BD鑑賞】『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』Part.2
【5回目】『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』
【BD版】『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』試写会

ただし、この作品はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの2011年10月2日ソワレ公演を、生中継したものなので、これを映画とは思わない方もいるかもしれない。個人的にはこれしか考えられないので、これを1位とする! 次点として1本加えておくので、これは映画ではないと思う方は繰り上げて下さい(笑)


2位:『ツリー・オブ・ライフ



これはかなり好き嫌いが分かれる作品だけど、個人的には好き! モルダウが流れた瞬間は、その映像の意外さと美しさに感動して、気がついたら泣いてた。見ていたシーンが現在のショーン・ペンの回想であることは分かっていたけど、この作品が大好きで3回見たお友達のtomocoさんの見解を聞いて目からウロコ! すごく納得してしまった。そう考えると、全てがピタリとはまる。それを聞いて改めて感動! ネタバレなので以下に反転モードで記載。

ココから tomocoさんによると、ラスト手前エレベーター内のショーン・ペンが映るシーン。ピーっていう音が入っているのだそう。なので、この映画でずっと見ていたものは、ショーン・ペンが死ぬ瞬間に頭の中に巡ったことなのじゃないかということ。間違いないと思う! こうやって死んで行くなら怖くないかも… ココまで

3位:『ヤコブへの手紙



1時間くらいの小さな作品で、登場人物はほぼ老牧師と、仏頂面の太めの中年女性のみという地味な映画ながら、じんわりと心に沁みる作品だった。生かされるということが、押し付けがましくなく伝わってきた。フィンランドの田舎の風景の美しさと寂しさも良かった。

4位:『ブラック・スワン



見終わった瞬間に込み上げて号泣してしまった。暫定1位だったのだけど、意外にも4位。ホラー要素を加えエンターテイメント的な作品ながら、芸術的でもある。ある一線を超えないと見えない世界ってあると思う。それが見えた彼女は最高に幸せだったのかも。

5位:『127時間



ほぼ、ジェームズ・フランコの一人芝居。状況からしてそうなるけど、全く飽きることなく見せたのがスゴイ! スピード感と映像の迫力がイイ! さすがダニー・ボイル。ジェームズ・フランコも良かった! かなり痛いシーンもあったけど、パワーをもらえた作品。

6位:『アリス・クリードの失踪



脚本の上手さにビックリ! アイデアしだいでお金をかけなくてもこんなに面白い作品ができるんだよね。タイトルの意味が最後に分かるのもニヤリ。

7位:『ムカデ人間



これはもうバカ映画として素晴らしい! ほめてます! 博士のキレっぷりがスゴイ。医学的なことは不明だけど、やけに納得してしまう手術の説明。そのわり甘過ぎる縫い目… また見たい(笑)

8位:『永遠の僕たち



実は途中ちょっと寝てしまったのだけど… それでも好き(笑) 最終的なテーマは2位の『ツリー・オブ・ライフ』と同じなのだと思う。"死"というテーマを扱いつつ、ピュアで透明。じんわりと感動。

9位:『英国王のスピーチ



コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、そしてヘレナ・ボナム=カーターの演技が素晴らしかった。重厚感のあるセットや衣装も素敵☆

10位:『猿の惑星:創世記(ジェネシス)



イヤ、まさか『猿の惑星』で泣くとは思わなかった(笑) 猿の質感がスゴ過ぎ! シーザー役のアンディ・サーキスが素晴らしい! 映画としておもしろかった。

次点:『メタルヘッド



作品としてはやや地味だったけど、ヘッシャーのキャラがおもしろかった! ヘビメタさんのジョゼフ・ゴードン・レヴィットが良かった!

今年は、東日本大震災など大変な年だった。あの頃は映画館に行くのも怖かった… 今こうしているのが不思議なくらい。でも、後半は個人的には充実してたし、楽しかった。映画から感動やパワーをたくさんもらった。来年もたくさん映画が見れるといいなぁ…

ということで、今年も当blogに遊びに来て下さってありがとうございました! TB & コメントもたくさんいただきました。ありがとうございます! 来年もよろしくお願いいたします♪

みなさま、良いお年を~


コメント (28)
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【cinema】『永遠の僕たち』

2011-12-31 22:03:02 | cinema
'11.12. 27 『永遠の僕たち』@シネマライズ

今年の東京国際映画祭特別招待作品。すごく見たかったのに、時間が合わなくていけなかった・・・ 『宇宙人ポール』見に行った時、シネマライズの前を通りかかりmigちゃんとtomocoさんと見に行くことに決定! 当日、偶然渋谷にいらしたrose_chocolatさんも合流して行ってきたー♪

*ネタバレありです!

「他人の葬儀に勝手に参列しているイーノック。係員に見咎められたところを助けてくれたアナベル。2人は自然と惹かれあっていくが、アナベルに残された時間はわずかだった・・・」という話で、難病映画で、青春映画で、恋愛映画でもある感じ。その部分だけを見れば王道。そこに特攻隊員の幽霊ヒロシをからめているところが、ちょっと不思議な感覚。でも、このガス・ヴァン・サントの独特の世界観は好き。難病モノでもあるのに重くなく、大感動ではないけど、じんわり感動してしまった。これは好き。

幽霊が登場するというのに全く違和感がない。高校にも行かず他人の葬儀に参列しているイーノックも、水鳥が大好きなアナベルもちょっと不思議なキャラ。でも、その不思議な感じがちょっと心地よい。脚本が上手い。村上春樹原作の逆輸入映画『神の子どもたちはみな踊る』(未見)に主演した、舞台俳優ジェイソン・リュウが、自身の舞台劇「Of Winter and Water Birds」を脚色したのだそう。監督は前述したガス・ヴァン・サント。作品を見たのは『ドラッグ・ストア・カウボーイ』『エレファント』『ラストデイズ』『パリ・ジュテーム』か・・・ 見た中では『エレファント』が一番好き。今回の作品のテイストとしては『エレファント』に近いと思う。空気感とか、映像の色合い的な部分をふくめての透明感とか・・・ うーん。映像の中ではいつも晴れている印象。でも、快晴じゃない。暑くも寒くもない。どちらかといえば寒い寄り。秋ではないと思うけど、春という気もしない・・・ でも、若い2人を描いているのだから、春なのかなぁ。そのものすごく温かくはないけれど、冷たくはない感じが、ガス・ヴァン・サントっぽい気がする。目線とか視点も含めて・・・ ガス・ヴァン・サントはゲイなので、誰かの父親ではないと思うのだけど、こういう目線は父親っぽい気がする。この映画、父親不在の映画だし・・・

イーノックは交通事故で両親を亡くし、自身も3ヶ月間昏睡状態で、両親の葬儀にも立ち会えなかった。冒頭、悲しげな目をしたイーノックが葬儀に参列する姿が映り、同じように他人の葬儀に紛れ込むシーンが続く。この時アナベルと出会うことになるわけだけど、何故他人の葬儀に参列しているのか説明はない。後に叔母さんに「葬儀にも出られなかった!」とキレるシーンがあるので、なるほどだから他人ではあるけれど葬儀に出ていたのかと思ったりする。イヤ、両親の代わりに弔うってことではなくて、死とはどういうものかということを見つけようとしている感じ。事故で臨死体験をしたイーノックは、それ以来ヒロシという特攻隊員の幽霊が見えるようになる。このヒロシの存在がおもしろい。彼は70年近く前に亡くなってしまったわけだから、実際にはイーノックの曽祖父くらいの年齢だと思うけれど、若くして亡くなっているので若い姿のまま。彼が何歳だったのか不明だけど、特攻隊員なのであれば10~20代なのかな・・・ 演じる加瀬亮の実年齢は37歳だけど若く見えるから、イーノックと同世代に見える(笑) 一緒によく分からないゲームをしながら、いろいろなことを話す。国のため、愛する者のためにと、自分を納得させて死んでいったヒロシは、やっぱりイーノックよりも全然大人。友人でもあり、兄でもあり、父親のようでもあり・・・ この2人の感じはよかった。そしてヒロシはアナベルにも関わっていくことになる。

アナベルはガンを発症し自宅療養中。他人の葬儀に参列するイーノックに興味を持ち、自らも葬儀場に来てしまうちょっと不思議な女の子。でも、見ていてイヤではなない。不思議ちゃんになりたがっている、不思議ちゃんっているけど、そうではない。自然体。天然とも違う。脳腫瘍が再発してしまい、余命3ヶ月を宣告される。アナベルは静かに受け入れる・・・ どこかで覚悟していたのかも。アナベルにはヒロシは見えないけれど、イーノックの通訳で”死”について知ることになる。このシーンも良かった。イーノックがちょっと気を使ったり、自分の思いを織り交ぜて通訳したり(笑) ここ川辺だったけど、まさか賽の河原? それはないか(笑) アナベルが不用意に言った「ナガサキの仕返しかしら」がヒロシを動揺させる。原爆投下の映像が映し出される。きのこ形の雲の下、どれだけの人が犠牲になったか・・・ 反戦、そして反核のメッセージ。声高ではないけれどインパクト大。こういう感覚が好き。そして、そのメッセージだけではなく、悪意はなくても不用意な言動が、人を傷つけることもあるということも伝わる。そういうのが上手い。

アナベルは余命宣告された末期ガン患者だけど、闘病シーンはほとんど出てこない。見せたいのはそこではなくて、残された時間を彼女がどう生きて、どう死を迎えたのかということ。そして、彼女と出会ったことで、死にとらわれていたイーノックが、どう変わっていったのかということ。それにはお互いの存在だけでなく、ヒロシの存在も大きい。2人の関係がどんどん恋愛モードになっていくのは、見ていてやっぱりうれしい。恋をするってことはプラス方向のエネルギーだから。もう2人の恋愛がピュアでかわいい! こんな恋愛自分では2度と出来ないし・・・ しても怖いけど(笑) 死のシーンの予行練習もご愛嬌。だけど、お互いへの気持ちがつのれば、辛くなって行くのは確か。で、イーノックは爆発してしまう。爆発するのがいいことだとは言わないけれど、いろんな思いが重なって、いっぱいになってしまったのなら、時には爆発も必要なのかもしれない・・・ 若いうちに限り(笑)

ヒロシがイーノックの前に現れた理由についてはハッキリと描かれてはいない。アナベルとケンカしてしまい、自分の思いをどこにぶつければいいか分からなくて、両親の墓を壊し始めるイーノック。どうして自分を置いて死んでしまったのか・・・ 彼を止めようとしたヒロシと殴り合いになってしまう。幽霊と殴りあうってどういうこと?という質問はなしで!(笑) ボコボコにされて病院に運ばれたイーノックに、ヒロシは一通の手紙を渡す。特攻隊員は出撃前に、家族などに宛てた手紙を書くのだそう。ヒロシは恋人宛てに書いた手紙を出さずに出撃した。天皇陛下バンザイと叫びながら突っ込めと言われたけれど、自分は貴女の名前を叫んで死んでいく・・・ とても丁寧で美しい字で書いてある。これは泣いた・・・ 以前、戦争中に無線技師をされていた方が、天皇陛下バンザイと言いながら突撃した方はいなかった。皆、お母さん!と叫びながら逝ったと語っていらした。歌手の淡谷のり子さんが慰問に訪れた際、歌っている途中で出撃命令が出て、まだ10代の少年たちが立ち上がり、自分に向かってにっこり笑って敬礼し出て行ったという話をされていた。ヒロシの手紙から、お2人の話を思い出し涙が止まらなかった。ヒロシは彼らに伝えたかったんだと思う。人はいずれ死ぬ。どんな死に方でも、いずれ死は訪れる。だから怖がることはない。そして、手紙を出さなかったことを後悔しているのだと思う。だから、イーノックに思いはちゃんと伝えろと言ったのでしょう。

どう生きるか、どう死ぬかって書くと、奇跡でも起こさなきゃならない気がして来るけれど、普通の人にはそんなことはムリ。だから普通に生きればいいのだと思う。アナベルは普通に過ごした。不安で眠れない夜にはチョコレートを仕分けしたり・・・ そういうメッセージがきちんと伝わってくる。彼女を正装で迎えに来たヒロシは天使だったのかな・・・ こんな風に死ねるのなら怖くない気がする。そういうことが押し付けがましくなく、あくまでピュアに美しく描かれている。すごく好き。

キャストが良かった。イーノックのヘンリー・ホッパーは、あのデニス・ホッパーの息子。ガス・ヴァン・サント好み(か、どうかは知らないけれど)の繊細な美青年。でも、デニス・ホッパーに似てる(笑) 特に目の辺り。特別上手い演技とも思わなかったけれど、繊細でピュアで不器用な感じが良かった。アナベルのミア・ワシコウスカがイイ。ホントに自然体。上手く言えないけど、エキセントリック過ぎもせず、芯の強さを感じさせつつ、壊れてしまいそうな儚さもある。『アリス・イン・ワンダーランド』から成長したね・・・ そして、この映画が見たかった理由の一つ、加瀬亮! 良かった。英語上手いと思ったら帰国子女なのだそうで、お父様は双日の社長さん! なるほど、だからなんとなく品がいいのか(笑) 前述したけど、37歳には見えない線の細い容姿が、特攻隊員という役により悲しさを加えている。特攻服が痛々しい・・・ 帽子の耳あて部分の片方が、いつも曲がっているのも、彼の軍人になりきれていない繊細さを感じさせる。そういう感じ似合う(笑) ヒロシには軍人らしい猛々しさはない。でも、正しさや清々しさがある。この役いい! すごく合ってた。

何故、特攻隊員だったのかは不明だけど、決してチャカしたりしていない。若い2人の無知ぶりを示すエピソードはあるものの、切腹をハラキリとは言わず、ちゃんとセップクと言わせている。特攻隊のことについても、きちんと調べているように思った。ヒロシの手紙も、縦書きで丁寧に美しい文字で書かれていた。細かいことだけど、細部にこだわっているから、加瀬亮の繊細な演技も生きるし、特攻隊の霊が現代の若者と会話するという荒唐無稽さにもリアリティーが出るのだと思う。何よりリスペクトが感じられて、日本人としてうれしい。

撮影が行われたポートランドの落ち着いた町並みがいい。キレイだけどそんなにひらけ過ぎてもいなくて、ちょっとトーンが暗い感じ。そして、やっぱり映像が美しい。前述した快晴過ぎない、やや寒いよりの、暑くも寒くもない空気感。ピュアで、繊細で、透明感のある主役3人。画的にも美しい。重く描こうと思えば、いくらでも重く出来るのに自然に見せている。でも、軽いのとは違う。ダニー・エルフマンの音楽も効果的♪

好き嫌いが分かれるタイプの映画とは思わないけど、この空気感を物足りなく思う人はいるかも。前半淡々としてるし。実は、シネマライズの見上げる姿勢が眠気を誘い、途中ちょっと寝ちゃったし(笑) でも、個人的には好き! ピュアな恋愛モノ、青春モノとしても楽しめるので、そういうの好きな方オススメ! 加瀬亮ファンの方は是非!

『永遠の僕たち』Official site


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