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【cinema】『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』(4回目&BD鑑賞)Part.2

2011-12-04 19:55:47 | cinema
'11.11.26
4回目&BD鑑賞『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』
@品川プリンスシネマ シアターZERO Part.2


ということで続き・・・(笑)

*ネタバレありです! 今回も長文で暑苦しいです(o´ェ`o)ゞ

BD版に残して欲しかったChristine , why?!とturn around!が絶叫してた!
個人的にここは絶対残して欲しいと思ったところ。Down Once Moreでno compassion anywhere!と歌った後の、Christine , why?!の絶叫から毎回涙腺決壊なので・・・。゚(゚´ω`゚)゚。ピー この絶叫でファントムのこれまでの人生、全てをかけたクリスティーヌへの思い、そしてそれらが既に自分でもコントロールできない状態になってしまっている、そのどうしようもない叫びが、胸に突き刺さって毎回やられてしまう。ここに比べるとturn aroundはそこまで深くはないので、あくまで個人的な好みってだけ(笑) クリスティーヌを地下に連れてきた後、彼女にウエディング・ベールを着けるところのpity come to lateの後turn around!と叫ぶんだけど、すごい迫力! 初めて聞いた時はビックリした。ここが公開版と同じだったのは個人的にうれしい♪

The Final Lairはやっぱりスゴイ!
まぁ、ここは毎回ホントに号泣なのだけど・・・ カット割が増えた分3人それぞれの表情を見ることが出来て、より気持ちが分かりやすくなった。もちろんそれはそうなんだけど、ここはもうそれぞれがその瞬間どんな演技をしてたのかってことが見れるのがうれしい。その時、その場面に一番ふさわしく、良い表情をしているカットを入れてるとは思うけど、もうホントに今回入らなかったカットも見たくて仕方がない! とにかく全部が見所だけど、追加された表情で良かったのは、

①クリスティーヌにand turn to tears of hateと言われた時のラミンの表情
hateと言われた時のラミンの呆然とした表情が悲しい。 ?!みたいな。上手く言えないけど・・・ 確かにそうだと思う。hateって言われてるのに反応してないはずない。この後、ファントムはクリスティーヌにさらに決断を迫っていくわけだけど、heteって言われてショックを受けて、より追い詰められて引けなくなってる感じが、ホントによく分かる。上手いなぁ。

②クリスティーヌがファントムにキスする時のラウルの表情
ここ公開版では遠景で目を閉じて顔をしかめてるヘイドリー・ラウルが映っているだけ。ヘイドリーは最後までファントムに向かっていくラウルで、ファントムにはあまり同情的ではない感じ。でも、同じ男として、同じ女性を愛する者として、無意識の共感とかもあるのだとは思う。でも、ここでは愛する女性が、他の男にキスをする姿を直視できず、嫉妬と自分が救えないことの悔しさの混じった表情をしている。この表情はいい。

③ファントムがラウルのロープを切った時のシエラの表情
クリスティーヌにキスされたファントムは、よろよろとロウソクに火をつけラウルに向かう。そして、クリスティーヌを見る。それからラウルのロープを切る。その時のシエラの表情がいい。ファントムにラウルを救って欲しいと思っているけど、ラウルを助けたいためにキスしたわけじゃない。ファントムを救いたいから。だから、結果ファントムの取った行動は、彼女にとってファントムのために悲しかったんだと思う・・・ あぁ、上手く書けない うれしくもあり、悲しかった。うれしかったのはラウルのためだけじゃなくて、ファントムのため・・・ うーん。心の中に湧き上がった感動って、あまりに強いと全然言葉にできないものなんだね・・・

④Christine , I love youと言われた時のシエラの表情(ただし、ちょっと言いたいこともあり(笑))
Christine , I love you・・・のシーンについては、もう毎回暑苦しく書いてきたけど、とにかくこの直前のシーンで身を切り裂かれる思いで、絶叫しているファントムに、こちらの心も揺さぶられてボロボロ泣いている中、クリスティーヌ戻る → 一瞬期待 → 指輪見る → 諦め → Christine , I love you・・・ わーん。゚(PД`q。)゚。 ホントに毎回号泣。公開版ではこのクリスティーヌ戻るの流れを、左下からラミン中心に撮ってて切替しはなし。指輪がハッキリ映っていないので、「オペラ座の怪人」を何度も見ている人には分かるけど、初見では分かりにくいかもしれない。クリスティーヌを正面から映すカットを加えたことで分かりやすくなったし、Christine , I love you・・・って言われたシエラ号泣の表情が入ったのはすごい良かったと思う。こうなるよね普通。わりとアッサリ帰っちゃうクリスティーヌ多いけど。この2人のPONRからのギリギリの魂のぶつかり合いを見てきた身としては、アッサリ帰っちゃうのはありえない! クリスティーヌがファントムと生きて行きたいと思っているか、いないかは置いておいて、当然こうなるでしょう!あの絶叫とこの言葉を聞いて、あの表情を見てしまえばねぇ・・・ だけど、ここは個人的には公開版の方が好きだった。クリスティーヌがファントムの思いに打たれて、彼の愛に対して自分の思いを伝えているのは、号泣しつつ彼の手にキスするシーンで、見ている側には伝わっているので、それよりやっぱりファントムの表情を中心にして欲しかった。ファントムはクリスティーヌを自分のものにしたくて、声を武器にウットリさせてみたり、脅かしてみたり、泣き落としてみたりしてきたけれど、クリスティーヌからもらった大きな愛に、大きな愛を返し、全てを洗い流して一人の男として彼女に初めてI love youと言えた瞬間なので、ここはファントム中心がよかったなぁ・・・ ここのラミンの表情ホントにホントに素晴しいので。まぁ、シエラの表情も良かったし、ラミンの背中の演技も良かった。万人に分かりやすいのはBD版だと思うけれど。

⑤クリスティーヌが階段を上がる前、振り返った彼女にうなずくラミン
⑥Say you'll・・・の時のラミンのカットあり

⑤と⑥はまとめて(笑) うなずくラミンは切なかった。全部分かっているから心配しないで行っていいということだよね(涙) 悲しいけれど、その表情が優しい。Say you'll・・・のところはシエラの横顔のアップ。呆然としている感じがいい。こんなに深い愛情をくれた男性を置いていかなきゃいけないのだから、身を切られる思いをしたはず。でも、そういう葛藤がすご過ぎて、抜け殻のようになってしまっている感じ。Say you'll・・・はファントムに向けて歌っていると思うけど、もしかしたら無意識で誰かにすがってるのかも・・・ だから、迎えに来たラウルの手を取ることができたのかも。迎えに来るヘイドリーのカットは公開版のままだけど、心配そうなこの表情に別の意味が生まれてくる。自分は彼女を永遠に失ってしまったのではないか・・・ この先、2人がどんな関係を築いていくのかは不明だけど、今この瞬間はラウルの手もラウルだと思ってないかも・・・ それくらい憔悴しきっている。この表情はスゴイ。そして、Say you’ll・・・を聞いているラミンの表情が入ったことで、個人的には今作のファントムはやっぱりここで死ぬんだなと思った。クリスティーヌの方を一切見てないし・・・

この記念公演の演出については、来年から始まる新演出(ファントム若返り & セクシー路線)とか、続編「Love Never Dies」へつなげたいという部分がやっぱりあるのだとは思う。この公演でのラミン・ファントムは正統派でありながらセクシーだったし、大人の男というよりは、傷つきやすい少年のようだった。今まで見たどの「オペラ座の怪人」よりも、クリスティーヌとファントムの結びつきが強かったし、2人の間に確かに愛があったと思う。それはもちろん男女の愛。だけど、それが2人の芸術家による更なる高みへの愛でもあって、最終的には人間の尊厳というような、大きな愛に昇華した。それがしっかり伝わってきた。今、公開版が人気でどんどん延長されているのは、この辺りのことが分かりやすく演出されていたことも大きかったと思う。壮麗な音楽、豪華で美しい衣装、そして何より役者たちの魂のこもった迫力の演技。そういうものが人の心を打たないはずがない・・・

【カーテンコールについて】
カーテンコールは主役3人以外の登場の仕方を全く覚えていなかった!
本編のカーテンコールの時、マダム・ジリーやメグなど脇でも主要なキャスト達が、両脇の階段から降りてくる演出。BD版見ていて気づいて、アレ?と思って公開版見たらやってたね(笑) イヤ、ヘイドリーからは整列したキャスト達が、左右に分かれて中央に花道を作って、ラウル → 花道広がる → クリスティーヌ → 花道さらに広がる → ファントム登場というのは覚えてて、通常と同じだなとか思ってたんだけど、その前が全然覚えてなかった。3回も見てたのに・・・ やっぱり魂持って行かれてたんだな・・・

マイケル・クロフォードをシエラが裏にエスコート!
観客の熱狂的な歓迎ぶりに感極まっていたマイケル・クロフォード。サラ・ブラトマンが登場し、POTOを歌い始める直前、シエラがマイケル・クロフォードの腕を取り、舞台裏に連れて行ってた。この後、4ファントムとサラ・ブライトマンが歌って、最後ラミンが登場。どんどん声が上がっていくサラの後ろに立つラミンが、ニコニコしているのはBD版で気づいた。で、5人でSing for me!の後、ラミンがサラをエスコートして舞台裏へ。ここは公開版で気づいてた(笑) 4ファントムがMOTNを歌い、最後にラミン登場でワンフレーズ歌い、5人で手をつなぎthe power of the music of the nightを歌った後、サラ、マイケル・クロフォード、シエラが出てきて、ラミンが迎えに行き4人で並ぶ。オリジナル・クリスティーヌ、オリジナル・ファントム、記念公演クリスティーヌ、記念公演ファントムが手をつないで進む。そしてラミンがマイケル先生にYou alone can make our song take flightと歌って、先生の手を取り深く頭を下げるシーンは毎回感動(涙) 全員でIt’s over now the music of the nightと歌い、花火 & 紙ふぶき! このカテコは基本同じかな。公開版には、お気に入りの次期WEファントム ピーター・ジョバックが、Sing for me!を言った時のサー・キャメロンの超うれしそうな笑顔は入ってたかな? コレちょっと笑える(笑)

BD版にはラミン & シエラのお姫様抱っこが入ってる!
噂に聞いていたお姫様抱っこカテコ。公開版ではカット(涙) すごく短くて画質の良くない動画は見たけど、よく見えなかった・・・ 実はこれスゴイ感動的なシーンだった。ほとんどの出演者が舞台裏に消えた後、出入口付近で手を振るシエラにスポットが当たる。ここちょっと距離があるし、エンドロールも流れているので分かりにくいんだけど、シエラの左辺りに瞳こらせば、誰かに押し出されている人が見える。カメラが寄るとWEファントムのJOJことジョン・オーウェン・ジョーンズが、ラミンに舞台に戻って挨拶して来いという仕草をしている。そばにいたコルム・ウィルキンソンがラミンの背中を押して舞台の中央へ連れて行く。ひとしきり歓声に応えつつ、客席の方を向いたまま戻って行くラミン。その背中に抱きつくシエラ。ラミン思わず笑顔からのお姫様抱っこ! これは(・∀・)イイ!! JOJさんやコルムさんの感じもすごくいい。BD版GJ と、言いたいとこだけど、これは入れなきゃダメでしょ!(笑)

【特典映像について】
特典映像は20分くらい
リハーサル・シーンとかシャンデリア組み立てとかが中心で、当日の舞台裏とかはほんの少し。メインキャストの当日の映像はチラッと・・・ ラミンのファントム・メイクが出来るまでを早回しで見ることができておもしろい。あたりまえだけどリハは普段着とか稽古着だったりして不思議。Tシャツ、ジーンズ、コンバースで歌うファントム(笑) Il Mutoのカルロッタかえる声シーンのリハでは、ウエンディー・ファーガソンとラミンが並んで歌っていたりする。当日の舞台裏ではスレイブ・マスター姿のセルゲイ・ポルーニンが動作確認してて素敵 振付のジリアン・リンがwonderful boyって言ってた! あとマスカレード衣装の支配人たちが映ると、ムッシュー・アンドレの人は普段メガネ着用みたいで、メガネしたまま行こうとしちゃって「あ!メガネ!」みたいなこと言って、楽屋へ戻ってた(笑) ラミン、シエラ、演出家、サー・キャメロン、ジリアン・リン、特殊メイク担当の人、マスク製作者の人などのインタビューが数分ずつあるけど、日本語字幕ないからねぇ・・・ 英語のヒヤリングが・・・

というわけで、BD版も公開版もそれぞれ良い! BD版を大画面で見てももちろん感動すると思うけれど、やっぱりこれは家庭のテレビ画面で見ることを意識しているかなとは思う・・・ 上手く言えないけど。それは陳腐になったってことではない! 上手く言えないけど、より分かりやすくなってる。公開版には生の迫力がある。声の上ずりも、話題のヨダレも生ならばこそ。大画面、大音量で見ているならその辺りも生の魅力となるけれど、家電サイズの画面で繰り返し見るなら、ヨダレはありえないし、上ずりもダメでしょう。

さて、もう毎回書いているけど、役者の数だけファントムとクリスティーヌは存在するし、その数だけ「オペラ座の怪人」も存在する。でも、とにかく今まで見てきた全てを覆された。演じて欲しかったとおりのThe Phantom Of The Opera、The Music Of The Night、The Point Of No Return! The Final Lairのすごさは想像を超えてた。毎回号泣・・・ ホントに見てよかった! BD版、公開版を見終わるたび、また見たいと思う。スゴイものに出会ってしまった・・・

『オペラ座の怪人25周年記念公演』 Official site



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【cinema】『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』(4回目&BD鑑賞)Part.1

2011-12-04 04:23:04 | cinema
'11.11.26
4回目&BD鑑賞『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』
@品川プリンスシネマ シアターZERO Part.1


28日着予定のBlu-ray到着まで待てない! と、この日夜開催されるアメコミ講座前に一人で行こうとチケゲット! 実はお昼休みに会社で空席状況チェックしたら、がまんできなくなって取っちゃったんだけど(笑) そしたら、前日の25日にAmazon UKから届いちゃった♪ もちろんBDは即日鑑賞! ということで、今回はBDと公開版の比較をしつつ書こうかと思う。ちなみに、公開中のバージョンをシューマカー版と区別するため、当blogでは公開版と呼ぶことにする。まぁ、別にどうでもいいのだけど、個人的に映画版と書いてシューマカー版だと思われてしまうのは避けたかったので・・・ あくまで個人的な理由(笑)

*ネタバレありです! 今回も長文で暑苦しいです(o´ェ`o)ゞ

公開版の方が色が暗い!
「オペラ座の怪人」は元々の公演自体がわりと暗い照明で演じられている。多分、当時のオペラ座の雰囲気を出すため、ロウソクもしくはガス燈の明かりの感じを再現しているんだと思う。今公演は通常版(といってもほとんど四季版でかなり以前の記憶)よりも明るい印象だったけど、BD版の色鮮やかさに比べるとやっぱり暗い。BD版の色の美しさにはビックリするし、衣装の質感まで感じさせる画像の鮮明さはスゴイけど、公開版の方が自然な気もする。どちらが好みかによると思うけど、映像として残すと考えるとBD版だと思う。個人的には公開版の暗さも捨てがたい。

BD版映像は編集されているけれど、基本は公開版ベース!
既に何度も書いているけど、記念公演は10月1日ソワレ、10月2日マチネ、ソワレの3公演行われた。2日ソワレ公演をイギリス国内、ヨーロッパ圏、北米の映画館で生中継された。カメラは全公演で回っていたそうだけど、公開版はこの生中継された映像をそのまま上映している。当然だけど、他の2公演は見ていないので、BDで初めて見る映像が、アングル違いのものなのか、他公演も含めて良いところを集めて編集しているのかは不明。例えば、All I Ask Of Youはほぼ公開版のままな気がする。ただ、ラウルがクリスティーヌのフードを取ってあげる時に見えてたでっかいピンは見えなくなってた(笑) ここのシエラのラウルを見上げる目の演技が好き。瞳がゆらゆらしてスゴイ色っぽい! 話がそれた(笑) 公開版でも舞台に沿って左右に動くカメラが映っているシーンがあった。どの位置のカメラの映像なのか謎だけど、Hannibalでクリスティーヌが支配人から父親のことを聞かれるシーンとか、自分も舞台上にいるかような映像もある。これはおもしろい!

Hannibalのシーンでクリスティーヌとメグはサボってた!
Hannibalのシーン。公開版ではほとんどシエラたちを発見できなかったけど、BD版ではちゃんとカットが挿入されてる。ただし、ほとんど踊っていないことが判明!本公演ではダンサーの数も半分以下という感じなので、クリスティーヌもメグも踊っているのだけど、今公演では後ろでポーズしてるだけ。たまに加わってもポワントで立たないシーンだったり・・・ しかも、ハンニバルの前に横一列に正座するところから始まるシークエンスまで、クリスティーヌとメグは階段脇で談笑してたし(笑) シエラは元フィギュア・スケートの選手だそうだけど、バレエは踊れるのかな? Masqueradeのシーンでの背中や肩から肘のライン動きの感じからすると、習ってた気もするけど。

セルゲイ・ポルーニンがカッコイイ!
登場シーンからバッチリ入っている。Overtureの後、カルロッタのソロから始まるわけだけど、この時ポルーニンはすでに向かって右(上手?下手?)の階段を降りてきている。カッコイイ!ここの振付ホント好き。ジャンプの滞空時間の長いことといったら! 鞭を打つ姿が超カッコイイ。せっかく踊っているのに、ウットリするカルロッタのカットが入ったりしてイライラするけど、そちらの方がメインだから仕方ない・・・ でも、ポルーニンの見せ場は基本全部入っていると思うし、ダンサー達の中心での回転も正面から撮っている。キレとタメがすごいなぁ・・・ Il Mutoの王子様も素敵だけど、かなりセクシーなスレイブ・マスターが断然好き。半裸、長髪を束ねたヅラ、長めのアイラインが素敵

Music Of The NightはBD版の方がいい!
公開版ももちろん全然ダメだったわけじゃなくて、かなり良かったのだけど、例えばGrasp it , sense it , tremulous and tenderのトコちょっと上ずっちゃってたし・・・ BD版はかなり酔える。Soar!も(・∀・)イイ!! この時、クリスティーヌのお腹(子宮?)あたりで、拳をグッと握ってそのままsoar!と共に、腕を上げて煽っていくと、2人の顔がアップになる。シエラの表情はかなりエロい。ラミンはうれしそうに笑ってるし。この後、BD版では切り替わって上からの画になる。これもいいけど、2人のアップに戻って欲しかったかなぁ・・・ turn your face awayのラミンの指のそりっぷりはスゴイ! 力が入ってる! Only can you belong to meで後ろから抱かれた時のシエラの表情がホントにエロい。もうダメって感じでファントムの腕にもたれてる。そりゃファントム「ハァ・・・」って声出すよ! このラミンの「ハァ・・・」は公開版の方がエロい! これは完全に性的な要素があるね。クリスティーヌはPoint Of No Returnまで完全に目覚めてはいないけど、一度ここでいわゆるエクスタシーを感じてしまっているんだね・・・ ちょっと書いてて恥ずかしいけど(笑) でも、それがホントよく分かった! ラミンの歌唱がBDの方がいいので、ここはBD版の方が好き。そういう意味でも説得力が増した。より官能的になってる。そういえば、約1ヵ月前の初鑑賞ではここで「エローい」と心の中でよろこびの叫びを上げたのだった(笑)

アンマスクド・シーンでのお怒りは公開版の方が怒っている!
多分No!の絶叫とStranger Than You Dream Itからは公開版のままっぽいけど、Damn you!からは音声が差し替えられているのかな? 公開版ではガンガンに怒ってて、既に歌ってなかったので(笑) 1日ソワレ、2日マチネどちらかの音なのかは不明・・・。ラミンの表情と歌声が合ってないし、映像的にはガンガンに怒ってて、クリスティーヌの腕をつかんで飛ばしたりしてるのに、歌ってるしそんなに怒ってないのでちょっと違和感。ミュージカルだから基本歌うべきだとは思うし、あくまで好みの問題だけど、個人的にはガンガンお怒りバージョンの方が好きだなぁ。だって、やっぱりそのくらいショックなことだと思うので。お母さんにも嫌われて、見世物にされていた顔を、愛している女性に見られるのはショックでしょう・・・ ここで、ビックリするくらい怒っていたので、その後のStranger Than You Dream Itがより切なかったんだけどなぁ・・・

BD版では天使像(マエストロ前)での泣き & お怒りアップ増量!
All I Ask Of Youでラブラブな2人の姿を見せ付けられてしまったファントム。最初は泣いてて、その後怒ってシャンデリアを落とす(落ちないけど・・・)シーン。ここアップ増量! 公開版だとアップの半分くらいが左からの映像で、それだとファントムの右半分、つまりマスクしか映らない。その映像も少しは入ってた方が効果的だけど、ラミンは左半分で失恋と裏切られた悲しみが怒りに変わる演技をしている。BD版ではここが加わったため、その瞬間がハッキリ分かる。この表情スゴイ! 左半分といっても唇も特殊メイクだからほぼ目の演技。でも、怒りに変化していくさまがハッキリ分かる。やっぱり演技上手いわラミン・・・ その後、大好きなPhantom asked of you!のPhantomの最後のちょっと裏返り。イヤ、これ上手く表現できないんだけど、失敗して裏返っちゃってるんじゃなくて、そういう歌唱。POTOのsing!の裏返りのアレ。最後をキュッと上げる感じ。そういうの専門用語でなんて言うのか分からないけど・・・ そもそも、専門用語があるのかも不明だけど(笑) でも、あのPhantom asked of you!で完全にあの空間を支配したよねぇ・・・ スゴイわ・・・

BD版では赤い死のラミンの手がアップ!
Masqueradeのシーン自体のカット割りはどうだったかな・・・ でも、男女の人に翻弄されちゃうクリスティーヌとかより分かりやすくなっていたと思う。とにかく、ここでは赤い死として登場したラミンがyour chains are still mineの前にクリスティーヌを呼ぶ手のアップが! イヤ、ファントムは手大事なんだよね。顔の2/3くらいマスクで覆われちゃってるわけだから、見る角度によってはマスクしか見えないわけだし、PONRなんて黒フード被っちゃってるし・・・ 声でクリスティーヌを支配しているけど、POTOでもMOTNでも手の動きでクリスティーヌを誘導しているわけで、そこがきちんと見ている側に伝わって、なおかつセクシーじゃなきゃ! PONRではクリスティーヌにガシッってされて2人結ばれるわけだしね・・・ そういう意味でラミンの手の動きはエロくて良かった! ここの映像入れたってことは、分かってるねぇ( ̄― ̄)ニヤリ

BD版のWandering childは登場シーンから!
もう何度もWandering childについては書いたわけですが、とにかくここのファントムの外見については、ホントに美しく作ってた。羽根つき帽子も素敵だし、肩の辺りに刺繍の施されたマント(屋根でも着用)が素敵。何よりラミンの左半分がホントにかっこよかった 眉毛がキリッてなってたし。で、ここ登場シーンから入ってた! 再びマエストロ前に現れるのだけど、どうやらこの舞台裏は階段になってるらしく、下から上がってくる。最初はマスクだけが見えてて、向き直ると作り込んだ美しい左半分が! カッコイイ! で、wandering childだからねぇ・・・ ホントは萌えポイントはmyなんだけど、その辺りのことはココココで! で、この時のシエラのカットが入るのだけど、この表情がまた素晴しい。ファントムを心の中で求めているけど、実際に現れてしまえば、来てしまったのかと思うし・・・ それは自分にとって彼が現れてしまったことの単純な・・・ うーん、嫌悪感じゃなくて・・・ 上手く言えないな・・・ とにかく、自分にとって辛いというだけじゃなくて、自分が彼を呼び寄せてしまったことの、ファントムに対する申し訳なさというか、切なさというか・・・ うーん。どう書けばいいんだろう。自分が求めさえすれば、必ず現れる彼について恐怖も感じるけれど、哀れさというか・・・ そういうのを感じるんじゃないだろうか・・・ もう何度もThe Final Lairを見てしまっているからかもしれないけれど、この時現れたラミン・ファントムの悲しい美しさはそういう思いを起こさせる。I am your angelと呼びかける時も、ヘイドリー・ラウルが加わって三重唱になるところも、ホントにスゴイ顔して歌ってた ここの3人のカットが増えて良かった! ヘイドリーの立ち向かう迫力もスゴイ! This man is not your fatherのトコ。 公開版では引きで映していたファントムが火を出すシーンも、クリスティーヌ & ラウルに寄って撮っているので迫力大!

Point Of No Returnはやっぱり気づいてると思う!
ここは毎回興奮気味で見てるのでBD版と公開版との違いはあんまり分からなかった・・・ で、タイトルの件はあくまで個人的見解だけど、多分、最初から無意識だけど気づいていたと思う。でも、役に引っ張られて夢中になって、どんどん誘惑しちゃう。だってMOTNで一度"その時"の官能を味わっているわけだからね・・・ だから、本能では気づいているハズ! でも、アミンタとして演じてて、ファントムの手が自分の体に触れた時、その官能に身を預けそうになって、自分の手に重ねられたファントムの手が胸の辺りに来た時、ハッと我に返る。ここエロい! ラミンの手エロ過ぎ! で、ここからは意識している気がする。アミンタに引っ張られてると思うけど。だって大好きなガシッのシーンの前、イスに座るファントムに膝ガンってぶつけて、腰を背中に押し付けてるしねぇ・・・ ファントムのDon Juanがそうなってるのかもしれないけど、ファントムがビクッとなってることを考えると、アミンタに引っ張られたクリスティーヌの意思なんだろうと・・・ 上手く言えないけど。で、大好きな when will the blood begin to race , the sleeping bud burst into bloomの、クリスティーヌ後ろからファントム抱く → ファントム手を伸ばす(ラミンの手震えてる!) → ガシッ! → 左 → 右 → 両腕バーン! は、完全に確信犯だね。これはクリスティーヌからの・・・ まぁ、あえてハッキリ書かずにおきますが(笑) あー! だからこのシーンをエロくやってくれないことが不満だったのか! で、2人のPONRで感動したのか自分。なるほど・・・ 参りました(笑)

長いのでPart.1 & 2に分けます!(笑) Part.2へ続く・・・

『オペラ座の怪人25周年記念公演』Official site


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