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【cinema】『ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター』(試写会)

2011-09-07 22:51:39 | cinema
'11.08.29
『ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター』 (試写会)@ビルボードライブ東京

rose_chocolatさんのお誘い。これはスゴイ見たくてyaplogでも試写会募集があったけど、平日の昼間・・・ 諦めていたところにお誘いが! もちろん行きますぅ!

実はこれ、ミッドタウン内にあるビルボードライブ東京で行われたプレミア試写会で、ゲストによるトークあり。気になるゲストはChar、小林克也、LiLiCo、そして鈴木おさむ。Charはギタリストだし、小林克也は音楽番組、LiLiCoは映画としても、何故に鈴木おさむ? まぁ、いいけど(笑) Charカッコいい! ベルボっぽいジーンズに、大きめタータンチェックのジャケット、白シャツにマフラー(?)、帽子、足元はブーツ。かっこよかった! LiLiCoのスカート短過ぎ! 正面に座ってたカメラマン達、絶対見えてたと思う! まぁ、余談だけど・・・。

メモも取っていなかったので、あんまり覚えていないけど、小林克也がとっても熱く語っていた。結構ネタバレしてCharにツッコミ入れられてたし(笑) どうやら泣いてしまったらしい。詳しい内容などはちゃんとした記事があるかと思うので、特におもしろかったコメントを1つご紹介。たしか、ジミー・ペイジはインタビュー嫌いで、ほとんど取材を受けないことで有名だったのに、この作品ではよく話しているし、プロデューサーまでしているけど、どうしたんだろうという話題になってからの、Charの一言。

「大人になったんじゃないですか? ジミー・ペイジもやっと成人したんだと思う。ギタリストはギター持ったら13歳ですから(笑)」

まぁ、若干違う言い回しだったかもしれないけれど、内容的にはこんな感じ。この言葉、本作を見るととってよく分かるし、なんだかとって心にしみる。ってことで本題へ・・・


*ネタバレあり?

実はゲストたちが冒頭のシーンはビックリしますよと楽しそうに教えて下さったのですが、このシーン予告などで、さんざん使われているので、ビックリどころか見る前に分かってしまった(笑) この映画を見る人は、3人のファンか、ギターもしくはROCK好きの方だと思うけれど、それ以外の方には全くおもしろくないと思う(笑) 基本、ROCKもしくはギターの話しかしてないから・・・ 正直に言うと、3人とも特別にファンではないし、現在もしくは過去に所属していたバンドのファンというわけでもない。LED ZEPPELIN、U2、THE WHITE STRIPESについてはもちろん知ってたけど、LED ZEPPELINは曲とタイトルが一致するのは「移民の歌」くらい(笑) U2とTHE WHITE STRIPESはアルバムは持っているという程度。ジャック・ホワイトはむしろ『コーヒー & シガレッツ』の"Jack Shows Meg His Tesla Coil"で、姉でドラムのメグに、ニコラ・テスラのコイルのことを語っていた姿の方が印象的(笑) じゃ、何故そんなに見たかったのかといえば、ROCKが大好きで、ギターの音が大好きだから。なので、超有名ギタリスト達のセッションとあれば、これは見なきゃね(笑)

先日のBlue Note Tokyo同様、ステージに対して横向きのテーブル席。スクリーンはかなり上で、ずっと見上げている状態での鑑賞。首は痛いし、眠くなるし・・・。ライブ会場なわけだから、音はすごくいいんだけど、映画を見る環境ではなかった(涙) ちょっと集中力が続かなくて、淡々とした場面ではウトウトしちゃったり・・・。なので、ちょっと細かな部分とかは覚えていない(涙)

多分、それぞれのファンだったらもっともっと楽しめたと思う。彼らのギターとの出会いから、デビュー、そして現在に至るまで、それぞれがゆかりの地を訪ねながら語る。ジ・エッジはダブリンのマウント・テンプルスクールに行く。ここで、ラリーマレン、ボノ、アダム・クレイトンと知り合い17歳でU2を結成。練習をした教室とか、ライブをしたという校舎裏(?)とか、原点を見ることができるのはスゴイ。当たり前だけど、彼らにも高校時代があったわけだからね。この映画では「WAR」がフィーチャリングされているけど、U2の反骨な感じってダブリンという地の影響が大きいのかなと思ったりする。そして、この同級生という感じも・・・。上手く言えないんだけど・・・。それは、ナッシュビルの自分達家族以外はほぼ黒人という低所得者居住区で、9人兄弟で育ったジャック・ホワイトの何となく人をくったような、でもとっても傷つきやすい子供のような感じにもいえることかも。これまた上手く言えないけど・・・。でも、やっぱり育った環境は絶対に影響あるはずだと思う。その辺りは淡々と、彼らが語る姿を映すだけで、特に映像で何かを示唆することもなく、見ている側にゆだねていて、押し付けがましくなくて良かった。

そういう意味では、ファンであろうとなかろうと貴重な映像ばかり。小林克也が泣いてしまったというヘッドリー・グランジのシーン。イギリスの古い屋敷。実はここで「天国の階段」が録音された。あまりピンときてなかったのだけど、ファンなら垂涎の映像だと思う。泣いちゃった人がいるくらいだから(笑) なんだか、とっても落ち着いた素敵なところで、ROCKのイメージは全くないのだけど、画家を目指してサザン・アートカレッジに通っていたというジミー・ペイジは、わりとアート的な感じの人なのかな・・・。セッションの時も袖にフリル付いてるシャツだったし(笑) 今回のお目当ては、"ギターの神様"と呼ばれるギタリストの一人であるジミー・ペイジだったのだけど、とっても穏やかな印象。セットで3人で話している時も、にこにことMCのようなスタンス。熱く語る2人を見守っちゃうみたいな・・・。ぷっくりした下唇といい、フェイスラインの感じといい、なんだかおばさんみたいな・・・。それか関口宏のような佇まい。それは違うか(笑) でも、そんな佇まいの中、ダブルネック誕生秘話などが語られる。さりげなーく。その感じがいい。

3世代のギタリストと紹介されているけど、祖父 → 息子 → 孫というほどの年齢差はない。でも、いわゆるROCKのギタリストということで考えれば、やっぱり3世代ってことになるんだろうな。それぞれのデビュー当時の映像や、ライブ映像がおもしろい! 個人的にはTHE CLASHとかRAMONSの映像が見れたのがうれしい♪ もちろん世代じゃないけど、大好きなバンドのルーツがこの辺りなので(笑) やっぱり音楽的にも一番好きだし。映画を見るには最悪の環境だけど、音楽を聴くには最高なので、爆音で聴けてうれしい! 映像があったか不明だけど、ジ・エッジがサラリと「THE KINKSと対バンした?」とかジミー・ペイジに聞いてる感じにニヤリ(笑) とにかく、キラキラしちゃってかわいらしい。"一夜限りのジャム・セッション"と書かれているけど、ずっと3人でギター・セッションしているわけではなくて、以外にセッション・シーンは少ない。でも、コードを教えたりして3人で弾くのはやっぱりいい。3人が楽しそうというかうれしそう。キラキラしちゃってる。そして、やっぱりギターの音大好き!

3人とは関係ないけど、映画の始めの方で、ジ・エッジのローディさん? サウンド・エンジニア? 忘れちゃったけど、その人がジ・エッジのエフェクターとかサウンド・システムを嬉々として説明する姿も微笑ましい。もう、キラキラしちゃってホントに少年のまま(笑) もちろん、普段は違うのでしょうが、好きな事を語る姿がホントかわいい。Charが言ってた13歳ですからっていうのすごく分かる。tweetでも書いたけど、ギター小僧は永遠にギター小僧なんだね。ギターでも何でも、"これしかない"と思えるものに出会って、打ち込めている人は、大変なことも多いと思うけれど、やっぱりうらやましい。

書きたいことはいろいろあるけど、たいした知識もないし、それぞれの見方があるかと思うので、チラシや公式サイトで紹介されている、彼らの印象的な台詞をご紹介して終わりにする。

Jimmy Page:
私が音楽を選んだのか、それとも音楽に選ばれたのか分からない。でも、どちらでもいい。すごく楽しいんだ。それだけだよ。

The Edge:
僕は頭の中で聞こえる音楽を実際にスピーカーから出そうと自分を追い込んでしまう。それが俺の声だからね。

Jack White:
俺はいつでも満足することを恐れているんだよ。満足してしまったら、それは死を意味するのさ。

やっぱりうらやましい(笑) そしてカッコイイ キャァ♪(*ノ∀ノ)

音楽に興味がない人は面白くないと思う。でも、音楽、特にROCK、ギターサウンド、ギター好きの人は楽しいと思う。3人、もしくはLED ZEPPELIN、U2、THE WHITE STRIPESのファンの方は是非! オススメ!


『ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター』Official site

コメント (2)
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