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【cinema】『グリーン・ランタン』(試写会)

2011-09-04 03:37:13 | cinema
『グリーン・ランタン』(試写会)@一ツ橋ホール

yaplogで当選!いつもありがとうございます。詳しくはないけど、アメコミ映画好きだし、ちょっと見たい理由があったので応募。見事当選した。


*ネタバレありです!

「優秀だが自信過剰なテスト・パイロット ハル・ジョーダンは、その性格ゆえトラブルばかり起こしていた。ある日、突然緑色の光に包まれ、不時着した宇宙船へ導かれる。瀕死の宇宙人アビン・サーから、自分が宇宙の平和を守るために選ばれし者であると告げられて・・・」という話。まぁ、あらすじだけ読んだら何だそれという感じだけど、前半はほぼそんな感じ(笑) でも、アメコミだって分かって見ているわけだから、その辺りの荒唐無稽さは気にならない。来年公開の『アベンジャーズ』へ向けて、アメコミ作品が次々公開されているため、若干食傷気味なのと、少々地味というか小粒な印象ではあったけど、おもしろかった。

先日の記事でtweetしているとおり、実は来年公開の『アベンジャーズ』の一員なんだと勘違いしていた! ご存知の方も多いかと思いますが、毎度のWikipediaによりますと、『アベンジャーズ』とは、1963年にMARVELコミックが、"それぞれ違う能力を持ったヒーロー達が協力して戦う"というコンセプトのもと、すでに個別で活躍していたヒーロー達により結成したチームのシリーズもの。どうやら、この『グリーン・ランタン』の版元DCコミックが先に結成していたジャスティス・リーグに対抗するための結成だったらしい。はからずもライバルを見てしまったわけですね(笑) 両方ともアメコミにありがちな、それぞれの年代のシリーズごとに内容や性質などが違っているようだけど、『アベンジャーズ』がメンバーチェンジしているのに対し、基本創立メンバー達は今も現役とのこと。ちなみに創立メンバーは、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、二代目フラッシュ(後に戦死)、二代目グリーン・ランタン、アクアマン、マーシャル・マンハンターの7人とのこと。で、この二代目グリーン・ランタンが本作の主人公。で、長々何が言いたいのかというと、要するに見るきっかけとしては勘違いであったということ(笑) まぁ、これも見たいと思ったわけだから、別に間違いじゃないけど(笑)

グリーン・ランタンは初代から六代目までいるそうで、初代がオールアメリカン・コミックに登場したのは1940年。ほとんどが白人男性だけど、中には黒人男性もいるし、六代目は女性で初代の娘なのだそう。前述したけれど、DCシリーズのジャスティス・リーグのメンバーであり、本作の主人公でもあるのは二代目グリーン・ランタン。二代目は実は故郷を破壊されたことに対する怒りが抑えきれず、狂気に走り魔人パララックスになってしまうらしいけれど、映画ではそこは描かれない。Wikipediaの情報が膨大で、しかもマニアックなので全然理解できず(笑) ただまぁ、この二代目がヒーローとなり地球を救うまでを描いている作品であることは間違いない。で、長々書いているのは、一応調べたので書いておこうかと・・・(笑)

主人公ハル・ジョーダンは冒頭から寝坊。お持ち帰りしたっぽい女性を置いて、慌てて家を出る。幼なじみで社長令嬢、そして仕事のパートナーでもあるキャロルの苦言にも聞く耳持たない。どうやらこの会社、戦闘機を造っているようで、軍関係者にプレゼン中。キャロルとハルのコンビが、この無人戦闘機と対戦するらしい。もちろんテスト・パイロットとしての腕も必要だけど、ここは商品を売り込まなくてはならないところ。でも、ハルは相方のキャロルを囮にし、限界に挑戦してまで撃墜してしまう・・・。同僚は大喜びだけど、全員呆然。見ている側も呆然(笑) いわゆるアメコミものの特徴である自信過剰で鼻持ちならない主人公と、彼を見守る美女という王道設定。なるほどと思うけれど、やっぱり好きになれない。でも、彼のそういう一面はこの辺りだけで、実はトラウマを抱えていたり、瀕死のアビン・サーを必死で救おうとするいい人でもある。まぁ、瀕死の人物を救おうとするのは、普通のことではあると思うけれど、あからさまに人間ではないので(笑)

でも、この辺りのことや、実はアビン・サーが地球を含むセクター2814を守るグリーン・ランタンであり、彼が保持していた指輪が、自分を選んだのだということをアッサリ受け入れてしまう。突然、指輪パワーにより宇宙の彼方へ運ばれて、体が緑色になっても、ちょっとビックリしたぐらいでむしろ喜んでいるし(笑) 着脱可能なマスクをつけていても、キャロルにはアッサリ見破られるし、彼女も彼がグリーン・ランタンであることを普通に受け入れる。この辺りのことは、真面目に見ちゃうとツッコミどころ満載となってしまうのだけど、これは同時期にスーパーマンやバットマンが活躍する、アメコミ界というパラレルワールドの話なのだと考えれば、見ている側も受け入れやすいかも。そういう意味では人間的な部分での描き込みは足りないのかもしれないけれど、そこはアメコミなのでヒーローになってからの苦悩ならばともかく、ヒーローになるまでに、あんまり悩まれてもウザイのでOK。

正直、グリーン・ランタンの世界観というか・・・ 敵とか・・・ そういうのがイマヒトツ分かりずらかったのが残念ではあった。惑星オアの円形の広場に円柱のようなものがぐるりと取り囲むように立っていて、その上にヨーダのような賢者(?)達がいるのだけど、どうやらその一人がダーサイドに堕ちて、パララックスになったらしい(笑) その辺りの説明とか、ハルがグリーン・ランタンとなるための訓練シーンとかは、若干中だるみな感じで、ちょっと寝てしまった・・・ まぁ、こちらも悪いけど、寝かすもの悪い(笑) ただ、どうやら続編があるらしいく、本作はご紹介的な要素が大きいかなと思うので、重要な部分ではあるけれど、ザックリ急ぎ足な感じも仕方がないかなと思ったりもする。アメコミ・ヒーローものなのでやっぱり見せ場はヒーローが活躍するアクション・シーン。そこを見せるために時間を取っておかなきゃならないし、かといって尺が長くなると飽きてしまう。この感じはよかったんじゃないかな・・・。きちんと理解できなくても楽しめたし。ラスボスよりも分かりやすい悪役も出てくるし。どうやらハルとキャロルの幼なじみみたいけど、見た目からして10歳以上年上に見えるんですけど・・・(笑) ピーター・サースガードがこれでいいのか?という役を演じている。

で、グリーン・ランタンとなったハルの活躍となるわけだけど、指輪に選ばれたものの、グリーン・ランタンとなるためには"恐怖を克服できる者"でなくてはならない。ハルは幼い頃に目の前で父親を失いトラウマを抱えているという設定で、その辺りをどう克服するのかというのも見どころとなっている。アッサリ克服できちゃった気がしないでもないけど、地球のピンチにぼやぼやしている暇はないからね(笑) で、正直に言うと、ここまでの流れはCGとかいろんな要素を含めて、ちょっと地味で小粒だなと思っていた。途中寝たし(笑) でも、このグリーン・ランタンの技(?)がおもしろい! 実は彼らのパワーはランタンのような形をしたパワーバッテリーでチャージしなくてはならず、パワーが続くのは24時間。ただし、この間のパワーは無尽蔵。この光線状のパワーは、そのままでも攻撃できるけれど、主人公の思い描いたとおりのものに形を変える。ヘリの墜落を避けるために、汽車を出したりとか・・・ ハルの思い描くものがチビッコ発想でおもしろい! これは好き!

キャストは名前だけ聞くと豪華なんだけど、意外に見せ場が・・・なので、とっても小粒な印象。お目当てだったティム・ロビンスも別にティムじゃなくてもいい役だし、すごく残念な感じだし(笑) ピーター・サースガードは演技上手かったけど、ビジュアル的にとんでもないことになっちゃうし・・・。キャロルのブレイク・ライブリーはゴージャス美女。アメコミ映画のヒロインではかなり上位のゴージャス美女では? 旧『スパイダーマン』シリーズのMJは・・・だったしね。あ、でもキルスティン・ダンストは演技上手いから!(←フォロー) 重要な役でマーク・ストロングが出ているけど、顔赤いしM字型額の変な髪形で全然誰だか分からない。今回あまり生かしきれていない気がするけど、続編では重要な役どころっぽい。正直、ライアン・レイノルズ主演というのが地味な感じになってしまった理由かなと思ったり・・・。別に演技下手なわけじゃないんだけど、何となく決め手にかけるというか・・・。何だろう・・・。マスク似合わないし。まぁ、あんな"二○加煎餅"みたいなマスク似合う人少ないとは思うけど(笑)

と、なんだかけなしているみたいだけど、おもしろかったんだよ! それなりに(笑) ちょっと世界観を好きになるまでには至っていないけど、技のおもしろさとスピード感がいい! それだけでも見る価値あり。

エンドロールの字がグリーンなのが好き。エンドロール中にもおまけ映像ありなので、本編終了後すぐに席を立たないように!

そんなに難しい事考えずに見られるので、ちょっと楽しみたいと思った時にオススメ。アメコミ好きな方は是非!



二○加煎餅

『グリーン・ランタン』Official site


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【cinema / DVD】『刑事』

2011-09-04 00:00:00 | cinema / DVD
前に録画してたピエトロ・ジェルミ監督の『刑事』見た。今となってはオチは弱いけど、面白かった。女優達の色っぽさときたら… #eiga Posted at 04:26 AM



ずいぶん前にNHK BSで放送したのを録画してた。見ようと思いつつ、ずーっとHDDで眠ってた ちょっと寝られなかったので発掘して見てみることに。ピエトロ・ジェルミ監督の名前はもちろん知ってた。ピエトロ・ジェルミ監督といえば『鉄道員』だけど、実は未見。この『刑事』もその音楽とともに国際的に評価されたのだそう。実はこの主人公の刑事もピエトロ・ジェルミ監督自身が演じている。監督としてしか知らなかったので、見ている間は全く気づいていなかった。エンドロールで知ってビックリ!

冒頭、高級アパートの男性宅に泥棒が入ったところから始まる。その調査を進めるうち、同じアパートに住む女性が殺害される事件が起こる。容疑者は彼女のいとこで医師、そして彼女の夫・・・ 冒頭から伏線が張ってあって、意外な犯人が明らかになる。tweetしているとおり今見ると、そんなにビックリなオチではないけど、当時としては画期的だったのかも。殺害された夫人宅の女中役でクラウディア・カルディーナーレが! 彼女や夫の愛人役の女優の色っぽさといったら! クラウディア・カルディナーレは、ブリジット・バルドー(BB)に対し、CCと呼ばれたそうだけど、ここではちょっとコケティッシュ。でも、やっぱりイタリア女性の迫力はスゴイ(笑)

というわけで、なんだか変な感想だけど、なかなかおもしろかった。昔の映画は今見るとちょっと、まだるっこしかったりもするけど、その分品がある。


http://twitter.com/maru_a_gogo


コメント (2)
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