まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

トップガードで…2

2006年11月22日 | 工作室から
先週の塗装から約1週間、本塗装に備えてトップガードが垂れてだまになった部分の修正を行いました。
今回は手持ちのペーパーで、#1500で表面を均してみたのですが、やはり荷物ドア部分にペーパーヤスリが当たってしまい、余分な部分まで削ってしまい金属面が出てしまいました。ここまでなったらもうダメです。



上の写真を見てわかるように、だまになった部分の周辺は、ヤスリの当たらなかった部分から、かなり塗膜が厚く“ゆず肌”である事が判ります。



塗膜が薄いであろうと思われる部分にも、ヤスリを当てて見ましたが、ここも“ゆず肌”である事が判ります。このまま本塗装をしても状態は変らず、塗膜が綺麗にならないと思います。他の車両との状態を考慮して、今回は残念ながら車体は“シンナードボン”となります。

個人的には、トップガードは車体に使うのは難しいと思いました。ウィンドシルの無い平面ですらこのような状況です。旧型客車のようにウィンドシルがあった場合、その立体的な部分に噴射ガスが当たり、塗膜が波紋のような模様を出すと思われます。
しかし、床下機器にこれを使うと、妙にリアリティーな表現できると思います。実際の車両も新製車以外は、汚れを落とさず塗装をする場合が多いので、塗膜が意外に凸凹しています。
私は車体はシールプラーマー、床板及び床下機器にトップガードを用いようと思います。気動車のように機器が密集した場合は、スプレー方式のトップガードは有効なのかは、今後試してみる必要があると思いますが…

スプレー缶を使いこなせない私の意見でしたが、皆様のご感想はいかがでしょうか? 全てを賄えないと思いますが、これは便利で良い商品です。ウチは定番アイテムになりそうですね。

ナロー熱、再び…

2006年11月21日 | 工作室から
先週の公休日に、マニ50等と一緒に、十数年来ほったらかしとなっていた乗工社製ナローキット“井笠鉄道”の車両を整備しましたが、実は完成した車両も存在したりもします。


左が井笠ホジ100、右は尾小屋キハ3

乗工社製キットを組み立てた車両。ハンダ工作初期の作品です。
尾小屋キハ3は、1981年発売の古い製品です。完成させた当初からギクシャクした動きをしており、モーターが古い為だとばかり思っていましたが、先日車輪の極性を一部間違っている事が判明し、組立後十数年目にしてやっと、まともに動きました(笑)
車体塗装とスタイルが違うので、いつかは直してやりたいですね。
井笠ホジは屋根色が違います。これも修正しないと…


木曽森林の酒井DLと貨車でフリーランスの貨物列車。

木曽タイプのDLと、2軸貨車で貨物列車を再現してみました。貨車は頸城鉄道風にして『頸城シリーズ』に編入してやろうと思っています。頸城の客車もほぼ揃ったので、楽しい混合列車ができそうです。と、いう訳でナローシリーズも息抜きとして楽しんでいます。

U山『あんた、年中息抜きしとるぢゃろ!』
まろ『そうとも言う…』

今、セノハチさまと一緒に、ナローモデルを楽しむクラブを作ろうと計画しています。日本の軽便が好きでナローモデルを楽しんでいる方々が集まり楽しめたら… 何て思っています。実は、私とセノハチさまの出会いのきっかけが、こいつらなんです。

元岡臨キハ5001

2006年11月18日 | 廊下から
工作室のネタはお休みして、今日はふと思い出した写真から…

あれは忘れもしない、いつの事だったか…(また、忘れとるやん!)

Fおぢさんが初代ワゴンRを買った頃に、『何が嬉しくて、むさくるしい男を隣に乗せないといけんのか…』と言われつつ岡山にドライブへ行き、散々迷った挙句に辿り着いた『旭川荘』に保存されている元岡山臨港鉄道キハ5001でございます。



しかしこのお顔、1度見たら忘れませんね(笑) 岡臨の前の所有社『江若鉄道』時代に車体更新を行ったそうですが、よくもまぁこんなデザインが思いついたものだと、感心するやら呆れるやら… 当時流行の“バス窓”を取り入れたとのでしょうが、正面は笑えます。



柵越しで判り難いのですが、こんな台枠の気動車に一度乗ってみたかったです。現在は鹿島鉄道にしか残ってないのかな?

機会があれば、今度はデジカメを持って撮影したい車両です。となると前後ドアのバスに乗るのか…(あっ!)


トップガードで…1

2006年11月16日 | 工作室から
先日、久々に立ち寄った『工房ひろ』様のHPを覗いてみると、非常に興味をそそられる品物がありました。早速、商品を送って頂いたので使ってみました。
“一部加筆修正しました”



これが今回使ってみた黒染めスプレー塗料『トビカ トップガード』です。
このスプレー塗料は、下地塗装が不要でそのまま吹き付けられ、吹きつけ後、約24時間で完全乾燥し、また塗膜の喰い付きが強いのが特徴で、床下等に使用した場合、仕上げ塗装が不要になる利点があります。また下地塗装も兼ねるので、更に仕上げ塗装する事も出来ます。詳しい製品紹介は『工房ひろ』様のHPをご覧下さい。

さて、誰もが新しい商品を使ってみるのは、二の足を踏むと思います。そこで、当工場で塗装待ちであった車両を用いて、トップガードど従来の『マッハ製シールプライーマー』との塗装の比較を行ってみました。
比較を行う場合、同じ車両で同じ条件である事が好ましいので、2両が塗装待ちであった“マニ50”で比較をしてみる事にしました。



塗装前の状態で、車体洗浄を終え乾燥中の姿です。今回はついでという事で、オユ11も一緒に塗装します。これは従来通りの塗装方です。
まずは、トイレマジックリンで車体を磨き上げ、一旦すすいだ後に中性洗剤で完全脱脂を行います。これ以降、皮脂が付く事を避ける為に作業には使い捨てのゴム手袋を用います。
台車は、プラ製品を使いますので、仕上げ塗装前に洗浄し準備します。



まずは、通常の手順で車内から塗装し、乾燥後に車外を塗装します。夜になって撮影した為、判り辛いのですが、左側がトップガードを使用、右側がシールプライマーを吹き付けています。シールプライマーは厚塗りの必要がなく、車体の光沢が消える程度(一吹きか二吹き程度)で充分な効果を得られます。今回は少し厚塗りになってしまい、車体が黄色掛かってしまいました。



さて、今までと勝手が違い、荷物ドアの凹み部分に塗料が回らず厚塗りとなってしまい、車体の裾の部分に塗料の“だま”が出来てしまいました。また、全体的に塗膜が『ゆず肌』状になってしまいました。説明では、軽くペーパーヤスリをかけると、金属部分に喰いついた分以外は簡単に落とせるとのことです。
さて、写真を見ても判りますように、少々厚塗りとなっても、モールドが消える事が殆どありません。票差しもくっきりと見えます。



床下機器取付板の様子です。最近は手抜きをしていますので、機器の裏側を塞ぎません。まぁ、走ると見えない論理なんですが…横着しています(笑)
シールプラーマーの場合、使用するエアーブラシの圧力(4㎏)でも機器の裏側等に塗料が回り難く、どうしても厚塗りとなってしまいます。私はプラ塗料を主に使うので、ここで硬化速度の違いによるひび割れをよく起こします。ですから下地塗装から本塗装まで1週間あけるのです。下地の塗膜も1週間経つとサラッとした状態となり安心して塗装が出来ます。
トップガードを用いた方は、左右1回づつで塗装できたのですが、どうしても立体的な部分では塗料が溜まってしまうようです。噴射範囲が広く鉄道模型に使用する前提ではない為だと思います。HOより小さなスケールの塗装には不向きのようにも思います。

今回の作業はここまでという事で。

この“トップガード”についての詳しい説明は、『工房ひろ』様のHP内のブログをご参照ください。

http://koubouhiro.jp/

製品の取扱いは、『工房ひろ』様を始めとして『レイルマート』様、そして『藤原模型店』様でも取扱っております。価格は3150円とちょっとお高いのですが、使ってみる価値はあると思いますよ。


これは、おまけ。
今回はこんなものまで塗装してしまいました。さて何でしょう? もう10年以上放置していた車両もいます(爆) 本日、計12両の下塗り…きつかった…

日豊線の気動車

2006年11月14日 | 廊下から
てつまろさまのリクエストにより、日豊線の気動車列車です。行先は『吉松・○○行…失念しました』です。
この列車は、西鹿児島発吉松・国分行2526レの末裔だそうです。手元の資料によると、当時の編成は都城区の旧型5連(鹿31+鹿郵12)×2の10両編成で、北海道から転属してきたスハユ二62-10も使用されていたそうです。一度見てみたかったですねぇ…


西鹿児島駅で発車を待つキハ52-132他 


最後部は吉松行

この写真を、よ~く見ると先頭2両のキハ58系の塗装が… 後のキハ52しか形式写真がありません。やはりフイルムをケチったんだろうな…(息)