まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

我が街『波子』の風景

2006年11月09日 | 廊下から
本日の第3弾は、“鉄”分とは全く縁のない、我が故郷『波子』の風景を。
わが町は、古い漁師町で狭い土地に入り組んだ路地が多い町です。高台から町を望むと、赤い石州瓦の家並みが美しく、山陰線に蒸機が走っていた時代には、“青い海と白い浜、緑の松と赤い屋根の家並み”をバックに蒸機を撮影すると良いと聞いた事があります。実際に雑誌等では作品を拝見した事はありませんが、地元のカメラマンが撮影した写真は何点か拝見した事があります。今やその風景も某水族館の巨大モニュメントのお陰で台無しに… 撮影できた場所も自然に還ってしまったようです。

そんな町並みの、古き良き時代を伝える建物を、散歩がてらに撮影してみました。



造り酒屋の作業場

ウチの親父が言うには、昔は数件の造り酒屋があったそうです。酒を仕込む時には、蔵人が桶を背負って、近所の井戸から水を運んでいたとか… 私が物心ついたときには、造りは辞めておられましたが、私が学生の頃までは蔵も残っていて、大きな仕込み桶もありました。



唯一の醤油醸造場。

ここの近くを通ると、いつも醤油の香りが漂っていました。ウチの実家では使っていないのですが、機会があれば私は使ってみたいなと思います。この日はいつもの香りがしなかったのですが、今も造っているのでしょうか…
ここの蔵の外壁は、焼き杉の板で新しくなっていましたが、今やその技術が廃れてしまった『鏝絵』は健在でした。


唯一の診療所。

ここは唯一の病院で、私も子供の頃にはお世話になりました。ここの先生は優しい口調の先生でしたが、注射の時はちと怖かったような…(笑)
その先生が亡くなったのも20数年前。それ以来は週に1~2回、都野津から先生が診察に来られます。


以前、のぶ太郎さまに『人通りの多い道路沿いには琺瑯看板がある』と聞いた覚えがあり、キョロキョロしながらママチャリを走らせていると、たった1枚だけありました。この道は現在の9号線が出来るまでは、国道ではないけど主要な道路だったそうです。昭和40年代までは国鉄バス路線でもあったんですけどね。
今では空き家も多くなり、そんな空き家も取り壊され、このような看板も一緒に消えてしまうようです。

ちょっと、自分だけの思い出に浸ってしまった書き込みでした。

浜田のC57

2006年11月09日 | 廊下から
浜田市の東公園には、山陰線で活躍したC57-165号機が保存されています。いつもは、浜田に向かう列車の中やバスの中から見ていただけですが、この日は時間もあったので、久しぶりに間近で眺めました。前に近くで眺めたのは中学生の終わり頃だった様な…


夕陽に輝く165号機

最近になって整備(と言ってもペンキを塗っただけ…)されたのか、妙に輝いて見えたのですが、やはり近付くと厚化粧が気になります。しかし、その厚化粧のお陰か腐食が少ないようにも思えます。



ものの本によると、この165号機は集煙装置を取り付けていたために、煙突が短くなっているとの事。実際によく見ると確かに短いですね。昔から、そのスタイルに違和感があったのですが、煙突が短いのには気が付きませんでした。古いファン誌に現役時代の同機の写真がありますが、集煙装置をつけた姿も中々似合っていた様にも思えます。
保存の時に外したのは、やはり現場のこだわりだったのでしょうか?



テンダーのナンバープレートの下にある小さな『12-17D』とは、一体どんな意味があるのでしょうか? 蒸機は全くの素人なので、ご存知の方に教えていただきたいものです。



説明板を読んで知ったのですが、この機関車は仮説線路を敷設し搬入したそうです。保存場所から道路を挟んで直ぐの場所に山陰線があります。その作業を、国鉄職員の奉仕作業で行ったとは…当時の国鉄の方々は本当に愛着があったのですね。

ここで蒸気を眺めていたら、以前買った模型を見たくなってしまい、広島に帰ってからじっくりとC57を眺めてしまいました。蒸気に合う客車をいつかは作らないと…

ボスからの指令…

2006年11月09日 | 泥沼より
ボスからの極秘指令により、浜田駅で石見交通バスの諜報活動を行った。素人である私にも判る範囲で、タイプの違う車両を捕らえたのだが、浜田駅前は本当に活動し難い場所だった。難関は、目の前を横切る“おばぁ”をどうやってかわすか…
お陰で、1時間半も篭城する結果となり、広島行も1本送った。やはり、バス撮りは難しい…


その1…瀬戸が島・二反田団地等道路が狭い地域で活躍


その2…周布江津線等の主要路線に多く見られる。“一山いくら”的車両?



その3…市内循環線・県立大学方面で活躍。上の車より窓1個分短い。


その4…波佐行で見た車両。前からいたんだっけ?


その5…これも江津線で見た車両。瑞穂線代替バスでも見かける。中ドアが引戸の車も居たが“おばぁ”攻撃にあえなく撃沈。お陰で1時間半待ち…



その6…ノンステップの“楽バス” 下の車両は新車かと思われ。


その7…高速広浜線のバス。これは広島でも見れます。

浜田では“バスの写真を撮る”人が珍しいのか、道行く人々の視線が気になります。