ちょっと早いのですが、ほぼ今年の活動の経過が分かってきましたので、今年1年の「互助送迎活動」の振り返りを行ってみました。
互助送迎を開始してから5年が経過しました。
以前のブログでも書いたとおり、公共機関からの「紹介」はすべて断っておりますが、利用者の送迎回数はあまり変動せず。継続利用者が22名です。死亡者は累計で8名。
この11月の利用者数は51回・人でした。(すべて往復送迎となります。)
朝は7時お迎えが最も早く、8時半を最短お迎え時間にして、9時までの医療機関送迎がメインです。
迎えに行く時間は、各利用者の医療機関の診察(&薬)終了時間が、特に大学病院の場合はほとんど読めず、5-6時間後になることも度々です。その間は、家又は大学病院の駐車場とか病院内とかで「終了電話待ち」です。
互助送迎を続ける上でもっとも困難なことが、この「待機時間」をどうするかです。自分の自由時間を縛られてしまうことは結構つらいものがあります。
この運転時間、待機時間については、道交法の定めにより一切使用者への請求はできませんので、もちろん、私自身の「時間の持ち出し」となります。それに車両購入費(昨年5月に新車購入し、利用者の気持ちを考えて、大きめの車両にパノラマ・ムーンルーフや後部座席用のシートヒーターも付けました。)も持ち出しです。
さて、今年の1月から11月までの合計送迎回数は450回となっております。年末までには500回程度の送迎を見込んでおります。昨年が通年で617回ですので、公共機関からの紹介を断った「効果」が出ているようです。
先月の末には、町の社会福祉協議会に年末募金をしました。例年通りに3万円です。任意団体としては結構大きな寄付金額のようです。
今年は、クルマの後部ガラスが突然破損したり、いつもは警察がいない場所での横断歩道一時停止違反を食らったりしたため、結構な追加出費がかかりましたが、利用者からの「任意の謝礼」(ガソリン代は一切頂いておりません。)で、何とか、他の維持費関連費用(税・任意保険・車検を含む整備費の年度割分+電気代など)は賄えております。
この互助移動支援については、この1年ほどでやっとストレスがない形に持ち込めております。年初には、各利用者宛に2022年の活動報告を収支とともにお出しすることにしております。公的な機関からの支援は一切ありません。それどころか、約束を守らずに反故にされている始末です。
公的機関から紹介されると大変な思いをすることが分かって、その打開策を思いつくまで4年ほどかかりました。やってみなければ社会の状況が分からないものですね。どうやら、公的な福祉部門を頼りにする方々は、福祉の「恩恵」を受けて当然という意識があるようで、とことん、この稀に見る「お得な送迎活動」を使い倒してやろうという方々が、実に多い。残念な状況ですが、何しろ日本人は、見知らぬ人を助けないことにおいてはほぼ世界一(*)です。そのため、お上からは遠慮なく助けて欲しいとの気持ちが強いのでしょうか?
貴重なノウハウがたまりましたので、もし、こうした活動をそれぞれの地元で行いたい方がいらっしゃいましたら遠慮なくコンタクト下さい。筆者がやっているのは、送迎だけに留まらない地域社会での互助活動です。
以前のブログでも書いたとおり、公共機関からの「紹介」はすべて断っておりますが、利用者の送迎回数はあまり変動せず。継続利用者が22名です。死亡者は累計で8名。
この11月の利用者数は51回・人でした。(すべて往復送迎となります。)
朝は7時お迎えが最も早く、8時半を最短お迎え時間にして、9時までの医療機関送迎がメインです。
迎えに行く時間は、各利用者の医療機関の診察(&薬)終了時間が、特に大学病院の場合はほとんど読めず、5-6時間後になることも度々です。その間は、家又は大学病院の駐車場とか病院内とかで「終了電話待ち」です。
互助送迎を続ける上でもっとも困難なことが、この「待機時間」をどうするかです。自分の自由時間を縛られてしまうことは結構つらいものがあります。
この運転時間、待機時間については、道交法の定めにより一切使用者への請求はできませんので、もちろん、私自身の「時間の持ち出し」となります。それに車両購入費(昨年5月に新車購入し、利用者の気持ちを考えて、大きめの車両にパノラマ・ムーンルーフや後部座席用のシートヒーターも付けました。)も持ち出しです。
さて、今年の1月から11月までの合計送迎回数は450回となっております。年末までには500回程度の送迎を見込んでおります。昨年が通年で617回ですので、公共機関からの紹介を断った「効果」が出ているようです。
先月の末には、町の社会福祉協議会に年末募金をしました。例年通りに3万円です。任意団体としては結構大きな寄付金額のようです。
今年は、クルマの後部ガラスが突然破損したり、いつもは警察がいない場所での横断歩道一時停止違反を食らったりしたため、結構な追加出費がかかりましたが、利用者からの「任意の謝礼」(ガソリン代は一切頂いておりません。)で、何とか、他の維持費関連費用(税・任意保険・車検を含む整備費の年度割分+電気代など)は賄えております。
この互助移動支援については、この1年ほどでやっとストレスがない形に持ち込めております。年初には、各利用者宛に2022年の活動報告を収支とともにお出しすることにしております。公的な機関からの支援は一切ありません。それどころか、約束を守らずに反故にされている始末です。
公的機関から紹介されると大変な思いをすることが分かって、その打開策を思いつくまで4年ほどかかりました。やってみなければ社会の状況が分からないものですね。どうやら、公的な福祉部門を頼りにする方々は、福祉の「恩恵」を受けて当然という意識があるようで、とことん、この稀に見る「お得な送迎活動」を使い倒してやろうという方々が、実に多い。残念な状況ですが、何しろ日本人は、見知らぬ人を助けないことにおいてはほぼ世界一(*)です。そのため、お上からは遠慮なく助けて欲しいとの気持ちが強いのでしょうか?
貴重なノウハウがたまりましたので、もし、こうした活動をそれぞれの地元で行いたい方がいらっしゃいましたら遠慮なくコンタクト下さい。筆者がやっているのは、送迎だけに留まらない地域社会での互助活動です。
(*)英国のチャリティーズ・エイド・ファンデーションという団体が毎年、行っている調査で、国ごとに「見知らぬ人を助けたか」「寄付をしたか」「ボランティアの時間を持ったか」という3項目でアンケートを実施し、その結果をまとめたもの。 この調査は2009年から行われており、19年に発表された10年間の総合ランキングでは日本は126カ国中107位ですが、21年のランキングでは何と114カ国中最下位となっています。最新の22年は119ヵ国中118位でたった1つ順位が上がっただけ。一位は5年連続でインドネシア、アメリカは3位。中国は49位。
日本人が他人を信用しない傾向が顕著であることは、すでに多くの調査結果が示しております。例えば、総務省が18年に行った調査によると、「ほとんどの人は信用できる」と回答した日本人はわずか33.7%しかおらず、その割合は各国の半分しかありません。基本的に日本人は他人を信用しないので、他人と関わろうとしない人が多く、それが今回のランキング結果にも反映されているようです。
=追加データ=
「病気の時に助け合う」と回答した割合は、アメリカ38.9%、ドイツ30.1%、スウェーデン8.9%、日本5.0%であったほか、家族以外の人で相談し合ったり、世話をし合ったりする親しい友人が「いずれもいない」と回答した割合は、日本31.3%、アメリカ14.2%、ドイツ13.5%、スウェーデン9.9%と、日本人の孤独すぎる実態もあります。
=追加データ=
「病気の時に助け合う」と回答した割合は、アメリカ38.9%、ドイツ30.1%、スウェーデン8.9%、日本5.0%であったほか、家族以外の人で相談し合ったり、世話をし合ったりする親しい友人が「いずれもいない」と回答した割合は、日本31.3%、アメリカ14.2%、ドイツ13.5%、スウェーデン9.9%と、日本人の孤独すぎる実態もあります。
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