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明日の注目銘柄(2.13.07)

2007-02-11 21:23:09 | 明日のモニタリング銘柄
明日(13日)の新興市場のマザーズは、OSCが1月10日の32%を割り込むかどうかが焦点です。金曜日は35%と、後わずかなところまで迫っております。筆者がつけている指数値にしても、あと27ポイントほども下落すれば、その1月10日に並びます。このあたりで打ち止まるかどうかが見所ですね。

もし市場全体が下げ基調で始まった場合は、この危険水域を凌ぎ切れればそこからの反転は結構なエネルギーで行われるかも知れません。駄目ならOSCで20%台へと転落かと思われます。

日経平均のこのところのOSCの底は49%と先日述べたのは、データの見間違いでした。実際は1月11日につけた47%が最低値でした。それが2月8日には49%まで迫られ、金曜日は+5%と抜け出しております。この日経の動きが先導役となって、明日の新興市場が反転に転じるかどうかが注目ですが、肝心の日経がNYの調整に付和雷同して下げるようだと、当然新興市場も良くて足踏み、通常なら連れ安となるでしょうね。

シカゴの日経先物が金曜日の大証比で80円安(17430円)ですので、通例だと寄り付きの安いところで先物を買って、引けに売った方がデータとしては戦績がよいようです。これが150円以上もシカゴが下げていると、大証の先物市場全体が悲観論に覆われてしまいますので、寄り付き売りが正解のようです。あくまで過去のデータです。特に昨年はNYやシカゴの動きにかなり直接に振り回されておりましたので、逆張り戦法があまり効かなかったようです。今年は比較的連動性が昨年よりは弱いようなので、この局面では特に逆張り戦法が有効かと思われます。しかし17430円というのは、まさに微妙なボーダーラインです。これを引けに下回れば「相場博士の9日のお見立て」では、買いシグナルが消えるという値のようです。

そんな難しい相場環境ですが、明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説


【順張り銘柄】
 OSC、引け値ともプラ転し、乖離幅もゼロまたはマイナス近辺。

1.3789ソネットエンタテインメント ○
2.8703カブドットコム証券 ○
3.3783ナノ・メディア ○
4.3770ザッパラス △
5.2122インタースペース △
6.2491バリューコマース ○
7.4841ダブルクリック △
8.8894原弘産 △
9.1766東建コーポレーション ▲
10.6672レイテックス ◎
11.3749SBIベリトランス ○
12.6432竹内製作所 ○
13.6877OBARA ○
14.5727東邦チタニウム ◎
15.4973日本高純度化学 ◎
16.4849エンジャパン △
17.1808長谷工コーポレーション ○

【逆張り銘柄】
 OSC、引け値とも前日比マイナス、かつ直近OSCの最低値を下回っているか近づいている銘柄。押し目からの反発待ちが原則。

1.8701SBIイートレード証券 ○
2.4809パラカ ▲ 
3.2450一休 ○
4.3823アクロディア △
5.3230スターマイカ ○
6.3814アルファックス・フード・システム ▲
7.3043モジュレ △
8.3237イントランス △
9.6727ワコム ▲
10.7708フォトニクス ▲
11.4357ラ・パルレ ▲
12.4974タカラバイオ ○

【高値圏押し目買い】

★4080田中化学研究所
 このところ急伸。OSCは8日には81%にも達しております。この会社、ニッケルとリチウム電池の正極材料を作っております。これは携帯電池やハイブリッドカーの生命線を握る技術です。市場が急拡大しているため、この会社も来期は経常利益70%以上伸びる見込みとのことですが、それ以前にM&Aがかかるのではないかとの思惑買いもあるようです。25MAの870円近辺までもし落ちれば買いでしょうか。信用のみ。まだ出来高少ない状態。

【番外】

★2385総医研ホールディングス ▲
 総合医科学研究所と確か言っていた会社です。特保の抗疲労薬の官民一体の研究で、筆者がかねてから、日本人の慢性疲労症候群の「救世主」の役割を期待していた会社です。そうした期待から昨年年初は471Kも付けておりました。ところがその後赤字見込みで、株価は昨秋103Kまで落ちていたようです。そこに黒字転換のニュース。8日は出来高を伴いながら、たったの+4Kです。OSCがしかしながら23%→28%と低位水準での反発に留まっております。まだ市場参加者のこの株との過去の闘いでの「疲労感」が抜けきらないことの証左かと思います。しかし中間期黒字といってもたったの7千万円です。疲労感漂う働く国民一人あたり、たったの1円にしか過ぎません。少しくたびれている労働者諸氏から寄付をこの際募ってはいかがでしょうか?1口100円で十分です。これで70億円の利益押し上げ効果があります。疲労回復の特効薬の特保薬品の研究がこれでものになれば、この程度の寄付金はお安いものだと思うのですが、さて明日以降、この株はいかがなものかな?

以上です。明日は押し目がそれなりにきつければ、逆張り銘柄はトコトン落ちるのを見極めて、場が好転(先物で17430円回復)したのを確かめてから拾うという戦法。仮に場がプラスで始まっても、少しは様子見で寄り天かどうかを見極め、どうも30分くらいしてからの雰囲気で、今日は17430円は固そうだと思った時に、順張り銘柄中心に急伸する銘柄に乗る手かと思います。しかしそうは問屋が卸さないか?!

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