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焦らしているのか、それとも力が萎えているのか?

2009-10-30 11:31:07 | 株に出会う
今日の日経ビジネスオンラインに「乗り移り人生相談~いつも男性から声をかけられて困っています」というコラムが載っております。

今日のお題は、「スケベ光線を使って人生を愉しみなさい」というものです。

今日の相場に退屈なさっているあなたが、もし96歳以下なら必読かも知れません。多分、ほとんど全員か?

この70歳にしか見えない96歳の老人の、スケベ光線の使い方が実に素晴らしい。

株の売買もこうあらねばならぬと、大いに反省しました。要するに、相手から添い寝したいと言い寄るまでは、下手に手を付けては下心がバレバレという点など、株の売買の神髄にそっくり。

スケベ光線というのも初めて聞きました。それに「楽しむ」ではなく、「愉しむ」という字がいかにも意味深長かと。享楽の「楽」ではなく、愉悦の「愉」がポイントですね。

人生、楽して乗り切ろうたって、そうは問屋が卸しません。株も全くそうです。

今日、持ち越した方々は、多分「楽」勝と思ったでしょう?

後場はどうなるか分かりませんが、結果はいわゆる寄り天。1昨日アメリカがあれだけ下げた時は、一応寄りつきから15分ほどで悲観論者が投げるのを待ってからの寄り底でした。

そうでない時も、もちろんありますが、今の下降局面の地合を考えると、今日の寄りつきの高いところで、待ち構えていたやれやれ売りをぶつけてくる力が優勢なことは、ある程度想像がつきます。

96歳のこの老練なお方なら、恐らくそうしたことでしょう。昨日は、もうこれ以上は我慢出来ないといいながら、懐に飛び込んでくる(投げ売り)までじっくりと焦らずに待って、ありがたく賞味(買い)していたことでしょう。そして、今日はいきなり相手の懐具合が良くなって、もうこんな生活から1日も早く逃げ出したいと、相手が思っていることを察知したが如く、寄りつきに一気の居合抜きを決め、何事もなく去っていったことでしょう。

何を言っているのか、意味不明と思った方は、冒頭の記事をまず読んでから、再度目を通してみてください。

しかし、人生、色々と奥が深いね。今更、この老人のような真似をしようたって、これは無理というもの。その道のキャリアの積み上げと年齢の熟成が必要だからです。

持ち越しの4080田中化学研究所は寄りつきで成り売り。これは正解。6961エンプラスは寄りつきからの下げで1482円で薄利撤退。これは修行不足。残りの9438エム・ティ・アイは、上昇力が途絶えた210000円で売り損ね、結局206000円で撤退。これは、これまでの悪女ぶりの幻影が消えない後遺症にやられました。

と言うわけで、株の修行のためには、様々なトレーニング手段があるものだと思い知った次第。駄目なのは、勢い込んで突っ込んでいくだけの売買ですね。

今日の前場は一体全体、どなたか老練な方が焦らしているのか、それとも95歳ですでに力が萎えているのか?

そういえば、日本は96歳どころか、明治百年をとっくに過ぎておりました。

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