スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

生者必衰

2020年07月15日 | Weblog
 7月9日住職をしている実兄が亡くなった。新型コロナ感染症が治らない中、入院先の病院で家族に充分看取られることもままならず旅立って行った。
 生者必衰とは言え、こんな終わり方は誰もが望んでいないし残念に思う。


 自分と10歳違いの兄は、お袋の通夜席で兄弟達に本音を吐いたことがある。
「俺だけに寺を預け、お前達は好きな道をやっているが、それで良いと思っているのか」と積年の恨みを爆発させた。それ以前も以降も兄の💢や愚痴は聞いたことはない。

                        (兄が産湯をつかった人首川)
 きっと心の片隅では、寺の長兄に生まれたことを悔やんでいたのだろうか?
そして確かに次兄も自分も商いの道で、地元を離れ好き勝手に生きて来たことは否めない。

    (寺がある故郷の里山=江刺岩谷堂増沢)
 そんな兄が85年間暮らした故郷の景色を巡りながら、兄を偲んだ日となる。やっちゃん(いつもはこう呼ぶ)のお陰でこうして幸せに生きられています。
心から感謝しご冥福をお祈りいたします。本当にありがとうございました。さようなら🙏
                                           =おわり=