ふんぎり

　踏ん切りってなんだろうと考えてみた。人は生きて行く過程にあって、様々な分岐点に出っくわす。右、左、二択、三択、とどっちかの道を選ばなくてはならないことで悩む場合がある筈だ。

然しながら、そういう時の決断はなかなか難しい、人生経験を積めば判断力も養われると思うが、絶対はなく、なかなか厄介なことで、判断を間違えば未来が台無し、命取りに繋がることもあろう。

　こういう時の為に、踏ん切りと言う言葉があるように思える。ネットには"心が決まる"とあって、下記の解説があった。

意義素	類語
ためらいを捨てる覚悟ができること	踏ん切りがつく ・ 踏ん切りが付く ・ ためらいを消す ・ 決心がつく ・ 心が決まる ・ 腹が据わる ・ 心を決める ・ 諦めがつく ・ 迷いを振り払う ・ 思い切る

　新型コロナウイルスとの戦いで、多くの方々が岐路に立たされている。特にも日本の飲食店の多くは小資本が多いと聞く、感染元になるのでと休業を強いられている。支援制度はあるとは言え、その先が見えないのではたまったものではない。

　時間の経過と共に家賃や経費が嵩む、借金があれば尚更であり、休業期間の先延ばしは営業再開の意欲を殺ぐことに繋がって来る、正に経営者は決断の"踏ん切り"を求められている。

                                               =おわり=