スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

サルナシ酒

2017年09月28日 | Weblog
"やけのやん八、日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯が立たぬ"そんなナスビも秋の訪れと共に我が家の畑から消えてしまった。
然しこの畑には、オクラ、里芋、南蛮、長ネギが残っている、トマトもまだ色付く気配がある。盆に蒔いた秋大根も成長して来た、隣には山葡萄もあり、来年はジュースが絞れそうである。

庭には10年ほど前に植えた"サルナシ"もある、今年は例年になく豊作で2kgも獲れた。野鳥の餌にするのはもったいないと思い、焼酎にサルナシを入れ、氷砂糖を加えた一升果実酒を4本作った。

(サルナシの実)

サルナシは野生の果実で昔は山々には、溢れていたようだ、寒さが増して来る季節には熟して猿達は収穫して岩場に保存した、それが偶然発酵して酒になったのを人間が真似たそうだが、なんとも言えない香りと味があり果実酒の中では上位にランクされる。
余り美味いものだからついつい飲み過ぎるのがたまにキズの酒である。

(サルナシの樹木)

あと3ヶ月もすれば、焼酎の山葡萄(貰ったもの)割りやサルナシ酒のオンザロックで、一年の締めを祝う時節が巡って来る。
光陰矢の如しで日時は容赦なく刻まれて行く、人々はのんびり生きたいと願っているのだろうが、世の中はせわしなくて前に前にと押し出される、そんなに急がなくとも良いのにな〜(u_u)
=おわり=